投資の考え方

【みんなわかってると思うけど】今の物価高は価格上昇の序章にすぎない|価格上昇を甘く見るな

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こんにちは、マツと申します。

今回はこれを読んでいるあなたもすでに知っている物価上昇の話をしていきたいと思います。とはいえ、実際に価格を上げている張本人でもある私がリアルな現場の話を交えつつ、価格上昇の今と今後の話をすすめていきたいと思います。

私が価格を上げているとはどういうことかを事前に話しておきますね。私は実家が塗装屋をやっています。それのおかげでというか、その影響で仕事の見積もり作成に立ち会ったり、実際に値段決めに割り込む機会が非常に多い立ち位置にいます。

そんなお客さんと最前線で価格と価値を決めてく立ち位置の、私のリアルな話を進めていきます。

もうすでに価格上昇についていけない現実

あなたは今の物価上昇についていけていますか?

田舎というと車移動が必須で、1人1台車を持っているのが普通だったりします。そんな車の話を例に出すと、車の燃料のガソリンの価格上昇もすごいものがあります。私の一昔前のガソリン価格のイメージというと130円台をすごい値段が高い!と思っていた記憶があります。

私より高齢の方からすると、ガソリン価格ってもっと安いものだったんではないかと思います。それが今2024年7月現在で最寄りのガソリン価格が160円台と、電卓をポチポチすると、価格上昇率として私が知っているだけで約20%弱という価格が上がったことになります。

正直130円でも車移動の頻度減らさなきゃ!と思っていたところに今現在160円ということで、極端に車移動の頻度を減らして、今はほぼ外出しない生活をしていたりします。

これは一例としての話ではありますが、世の中他にも価格が上昇しているものって多いですよね。多いというより、ほぼすべての物の値段が上がりましたよね。

まぁぶっちゃけた話をすると、モノの値段が上がったんではなくて、お金自体の価値が目減りしているので、その分モノの値段が高いように見えるという話が実際のところです。

今の値段についていけないお客さん達

先ほど話した通り、私が塗装屋さんをやっているということで、実際にエンドユーザーにあたるお客さんと価格交渉する状況になることが日常的にあります。

今の塗装の価格というのは会社によって違いが多くあると思いますが、私の実家の会社の話をすると、価格の上昇分というのは以前の価格+原料費高騰分を加味した価格という調整具合になっています。

この状態で見積もりを出すんですが、今の価格に対応できずに仕事の受注に至らないというケースがここ数年多くなってきたように思います。もちろん塗装工事自体がお客さんからすると、できればしたくない費用と考えると、価格が高いように感じると思います。

とはいえ一般住宅を保護するための塗装と考えると、正直耐用年数を月割りだったり、日割りで計算すると正直小中学生くらいでも払える金額に収まっているのが現状です。そんな今の価格の実際を考えると、塗装の美観付与と対象物の保護という観点からすると、今の価格でも非常にリーズナブルな費用対効果だと私個人は思います。

とはいえ今一時という感覚で見積もりを見てしまうと、工事費用の総額がサラリーマンの月収を超えていたり、ボーナスが吹き飛ぶくらいの価格というのを見ると非常に高い!と感じるお客さんの感覚は普通だとも思います。

正直今の価格はまだまだ安い

おいおい!今のモノの値段ですらも高いと感じているのに、今の価格が安いとか頭おかしいのか?と思われるかもしれません。ですが、実際まだまだ安いというのが実情です。

先ほども少し話しましたが、おそらく大半の企業の現在価格のほとんどが、従来価格+原料費高騰分を加味した価格ということをお話しました。

これからの商品価格はというと、今の高騰した価格に加えて、人件費の高騰分を上乗せした価格になるのがマストです。

おい!今の価格の利益の中から人件費の高騰分を加味するもんだろ!という意見もあるかもしれません。そういう会社もあるかもしれません。そんな中にも今現在自転車操業中で、いつ転倒してもおかしくない会社も数多くあると思います。

そんな綱渡りな企業経営をしている会社が、人件費の価格高騰分を上乗せしようとすると、どうしても現在価格(今までの価格+原料費高騰分)+人件費高騰分の上乗せという要素が必須になる現実が少なからずあります。

貯金生活や年金暮らしだけでは今後はかなり厳しい戦いになる

いろんな方がこの記事を見られる前提を書くことにすると、正直老後の貯金生活や年金暮らしの方の話もしていかなきゃと思います。

実際のところ私の塗装屋のお客さんの大半は、貯金暮らしや年金暮らししている方が大半です。他社や数の中には年齢が若い方でも塗装工事される方もいるかと思いますが、そういった方は今現在稼ぐ手段があったり、将来的に収入を確保する方法があったりとやりくりが可能です。

そんな若年層と比べて今現在高齢な方だったり、年金生活間近や今現在貯金生活という方にとっては、お金を生み出すという方法がない方も多いです。私の親世代がまさに今ここに差し掛かっている状態で、今後の老後生活は貯金を食い潰すか、少ない年金に頼って生活するという現状がほとんどです。

そんな世代がやっていることと言えばこんな感じ。

  • お祈り(これ以上物の価値が上がらないことを願う)
  • 楽観(なんとかなるさ、誰かがなんとかするさ)
  • 投資詐欺に引っかかる(今の手元のお金を増やそうとした結果、目についた情報に飛びつく)

ちょっと良くない方の例えを出しましたが、実際こんなパターンの人も多いと体感レベルで思います。

インフレ(急激な価格上昇)についていくためには

正直私のような若輩者がなんだかんだというのはおこがましい話だと思うんですが、インフレに対抗するために大事な話をしようと思います。

ここで投資をしろ!と書くと胡散臭いと思うので、マジでやったことが良いことだけお話しします。

  • お金を別の価値あるものにせっせと変えていこう!

結局投資しろ!って話じゃんと感じるかもしれませんが、今のままでは確実に財布やタンス、貯金に入れている現金の価値が目減りします。目減りというか減りすぎてなんでこんなもの必死に貯めてたんだろっていう流れになります。

なのでおそらく大半の日本に住む日本人が、何かしらで現金を得て過ごしていると思います。その手にした現金をそのまま寝かせておいても、せいぜい雀の涙ほどの利息が付くくらいが関の山で、インフレ時代真っただ中では紙切れを必死に握りしめているのと同じ状況になります。

なので今やれることはというと、今手に握りしめている現金を別の価値があるものに変えていくことが、今すぐやれることです。

その別の価値があるものの中に投資があったりもするかもしれませんが、そこはやはり人の意見に流されるのではなく、世の中のものの中から価値があるものを自分で見つけて、現金からその価値あるものに変換する作業を日常的に行うことが重要です。

現金から何に価値を変えたらいいのか

いやー投資って怖い!って人もいまだにかなりの数いると思うので、今私が投資をせずに余った現金を金に変えるのが手っ取り早いです。

所有欲を満たすという意味では現物購入がおすすめです。金貨だったり、純金ネックレスや指輪という選択肢もあるでしょう。現金の余力が多いという人は、金塊に買えるというパターンもありかもしれません。

現物購入と考えると、盗難リスクや火災リスクなどもあると思います。とはいえ燃えてもなくならないのが金。盗難リスクは少なからず消えないので、そういう方は金へ投資する投資信託やETFなんて呼ばれるものもあるので、こういう選択肢もありかもしれないですね。

やたらに金を推してるけどなんで?

無国籍通貨ともいわれるのが金です。どこの国に行っても変わらぬ価値がある金。それゆえに価値の増減や取り扱いの有無を考えると、金を持つということの価値は非常に有効だと思います。

貴金属の話をすると他の貴金属は選択肢に入れてもいい?

金だけの話をしてきましたが、貴金属には金以外にもプラチナや銀なんかも投資商品として存在します。ではそんな金以外の貴金属に投資するのもありなのか?

ありかなしかという2択だとしたら、それは間違いなくありでしょう。とはいえ私は金以外にはおすすめしません。

貴金属では金以外をお勧めしない理由

貴金属で私が金以外をお勧めしない理由は、金以外は邪道だから。

なんてわかりにくい理由なんでしょうか。正直いろんな投資資産を大量に持っていて、さらに投資対象として金以外に投資するという人には、その他の貴金属もありでしょう。とはいえ今から投資を進めるという人、投資対象を全然持ってないという人が、わざわざ王道を外して買い集める必要はありません。

困ったら金!何がなくとも金!という感じで、人が最終的にすがるのが王道の投資対象になります。そんな困ったというときに、邪道な投資対象を持っていて本当に換金する力があるでしょうか?

ここは私の今の持論になりますが、投資でよくわからないなら王道1択!というのがあります。投資というとやはり奥が深いし、投資のプロでも勝てないような世界です。そんな一般素人である人が投資で利益を出したり、価値を保ち続けるためには王道から外れる投資はするべきではありません。

現金は価値があるという幻想を捨てましょう

なんとなく今までの流れから現金の価値は不滅!という印象が多い人も少なくないと思います。

正直日増しに現金の価値は目減りしています。そんな私みたいな労働者も結果的に労働の対価として毎月給料として現金が支給されます。そんな大切なお給料という現金も持てば持つほど価値が減り続けるという、まるで仕事してなかった方がよかったの?というような状況に追い込まれます。

なのでそんな現金価値が目減りする今の世の中においては、可能な限り価値のあるものに現金から定期的に価値転換していく流れが必要です。

最後に

今回はインフレの影響で価格上昇が止まらない今現在と、これからさらに加速する価格上昇に伴うインフレ率上昇。そんな一般人からすると傷口に塩を塗られるような過激な状況を紹介しながら、どうやってインフレに対抗するかという話の序章を紹介させていただきました。

少しでも参考になる情報が発信できていれば幸いです。

長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。