投資の注意事項

【あなたのポートフォリオ大丈夫?!】投資信託のアメリカ依存度高すぎじゃね?リスク管理ズタボロかって!

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こんにちは、マツです。

今回は最近何かと気になっている自分のポートフォリオを、お盆休みという時間を持て余した私がボケーっと眺めて、思い至った内容を話していきたいと思います。

投資はなにかとリスク管理やらリスク分散って言われることが多く、私自身も投資歴10年以上も軽くすぎて、リスクへの扱いには結構慎重になっているところがあります。リターンを求めるなら投資対象は絞った方が効率がいいという話題もあったりするんですが、それはリスクを取れる年齢だったり目的によって変わるだろうよぃ!と思うんですよね。

この辺りが前置きになりますが、いろいろ銘柄分散してみているものの、よくよく把握してみると投資信託ってほぼほぼアメリカ経済依存が強すぎて、リスク分散って単語忘れたの?!って感じです。

では本題に入っていきましょうか。

投資信託のリターンはアメリカ経済をベースに担保されている

投資信託は各証券会社が準備した組み合わせのポートフォリオに乗っかって、個人は利益を享受しましょう。というのが一般的な流れです。

なので投資信託に投資すると当たり前ですが、証券会社の人たちが準備した分と、実際に運用する手数料が乗っかってくるというわけです。

投資信託も分類すると大枠で「インデックスタイプ」と「アクディブタイプ」に分かれており、インデックスは平均的なリターンを求める代わりに、手数料が結構安めに設定されているのが良心的。逆にアクティブタイプになると市場平均を上抜こう・出し抜こう!という思惑から準備されているもので、そのもがいた分が手数料にも高く反映されているという状況です。

インデックス・アクティブ論争に関しては既にデータが出揃っていて、投資信託ではインデックスタイプを選択するのが安心です。なぜ市場平均を上抜こうとしているアクティブが敬遠されるのかというと、ひとまず運用手数料が高いんです。なので同じ資金で投資しているとしても、基本的にはアクティブタイプの方が経費が高くて、結果的にランニングコストが高くつくというわけです。

インデックス・アクティブ論争が手数料だけの話であればまだ話は可愛いんですが、問題なのがもう1つ。市場平均を上抜いていこう!という意気込み・心意気は素晴らしいんですが、蓋を開けてみるとインデックスに遠く及ばない結果しか出せず、正直証券会社一押しのアクティブタイプの運用商品は、正直インデックスにフルボッコで選ぶ価値なしというのがすでにデータとして準備されています。こんなことも知らずに各種金融機関の窓口ではいはい!とこんなゴミくそ商品に投資している情弱投資家もいるんですよね。

投資信託の商品の区別の話はこれくらいにして、投資信託の各商品がやたらに構成割合にアメリカ比率が突っ込まれていて、正直一国依存で破滅的では?と思うんです。

目論見書って見たことがあるだろうか?

投資信託を利用するのであれば、基本的に目論見書に目を通すことになっているけども見たことがあるだろうか?

もしかしたらみんながこの銘柄がいい!っていう銘柄に投資しようとしている人は、目論見書に目を通したことがない人もいるかもしれないと想像する。

もしかしたら初めて認識するかもしれない目論見書だが、これマジで読めるようになった方がいい。これはある意味、契約書の詳細が書かれていると言っても過言ではない。

保険に入るのに自分がどんな保険で守られているのかよくわからず、勧められるがままに入っているという人も世の中非常に多い。そして実際に自分に被害が及んだ時に「私は保険の契約内容を知らない」という人が結構な数いるものなのだ。

保険の話は例え話だが、投資信託の目論見書は保険の契約内容とほとんど同じだ。「私たち証券会社はこの銘柄に投資します。」とか「私たちの商品はこれくらいのリターンを出すデータが揃っています。」他にも「私たちはこの商品を運用するのに、あなたから毎年これくらいの費用をもらうように契約します」なーんてことまで書かれているわけだ。

保険の営業マンであれば質問したら契約内容を説明してくれるが、投資信託をネット注文したとしたらこれは自分で読めるようになって確認する必要がある。もちろん各金融機関に足を運んで担当のセールスマンに話を聞けば教えてくれるだろうが、名前の通りセールスマン。商品を売りつけるのが仕事の担当者だ。自分に親身になって話を聞いてくれると勘違いしている輩が多いとは思うが、何事も担当者というのは自分のことや会社のために活動しており、契約者は基本的にカモだと思っている。

能ある鷹は爪を隠すというが、セールスマンは能ある鷹だと思っておこう。自分は常にカモだと考える。そしたら、むやみやたらに騙される阿呆野郎にはならないんだから少しは安心だろう。

目論見書に関しては、先ほど例え話で書いた内容が私が普段から意識している内容だ。いちを親切にまとめておいてあげよう。

  • 投資対象の確認(ポートフォリオの構成比率も重要)
  • 投資に対する平均リターンの確認(これがこの投資信託で得られる理論的リターン値)
  • 投資のボラティリティの確認(どれくらいこの商品が振り幅がある商品か把握する)
  • 投資に対する手数料の把握(これが1番くらいに重要。なんと言っても経費の部分だからね)

結構な暴論を言ってみるが、基本的に相場というのは長期で放置しておけば右肩上がりに成長する。もちろん破綻するケースも数の中にはあるけども、インデックスのような平均的な話で言えば市場が成長することはほぼ確実だ。(めっちゃ当たりくじが多いくじ引きみたいなものだ)

こんな状態で何が重要かというと「投資をするかどうか?」という話よりも「リターンはいくらか?」よりも「ボラティリティーの振れ幅がどれくらいか?」よりも、一番重要なのは「この商品はどれくらい定期的に自分からお金を搾取するのか?」ということだ。ここをいの一番に確認してもいいくらいだ。

どんなに優れた投資商品だったとしても、運用手数料が莫大に取られているのであれば自分のところに残る利益はスズメの涙ほどってことにもなりかねないからね。

詐欺に引っかかる奴はリターンしか見てないんだよ

最近やたらに詐欺に引っかかったニュースを見かけるようになった。もちろん日本のインフレも加速して、銀行預金ではお金は増えないし、会社の給料も大して昇給しないしで、一発逆転感覚で投資で一山当てたい!と考える人間の気持ちは理解できる。

ただ投資は、そもそも一山当てるとかそういった目的でやるものではないのである。投資はある意味、節約に近いカテゴリーだと私は理解する。

例えばひと月1万円を節約すると、1年後には12万円が普段より手元に残りやすい状況になっているのが節約だ。投資も似たようなものだ。例えば100万円を投資したとする。平均リターンで年12%で運用したと仮定すると、1年後に総額112万円になっているような感覚だ。

もちろんボラティリティや相場次第なところもあるので、一概に毎年12%のリターンが出せるとは言い難い。ただ平均リターンを考えると、振れ幅があるが大体これくらいのリターンが出るだろうということで、淡々と投資を継続する。この結果としてリターンが自分に返ってくるそんなイメージだ。

少しアプローチの仕方が違うが、節約と投資は近いものがあると思う。投資=ギャンブルって空気感が蔓延するのは、そもそも投資がなんたるかを理解しないで「投資風」なことをやった人の末路の話だろうというのが大方の予想だ。

そもそもギャンブル、ギャンブルと人はいうけども、ギャンブルで勝ってる奴なんていないのだ。基本的に人々がギャンブルと呼ばれるものに関しては、そこに参加して勝っている人は運営元の胴元のみになる。

まぁ〇〇プロって人も数の中には存在するので、一概にギャンブルに参加する人=全員カモと呼べないのは理解している。だが基本的に一部例外の除くと、胴元を儲けさせるために一時的に儲けたような気分になれるものを基本的に人はギャンブルと呼ぶのである。

投資の詐欺に引っかかる話をしていたんだった。

投資詐欺に引っかかる人も同じだ。一時的な儲けをぶら下げられると、自分がそのあと奈落の底に突き落とされるというのもよくわからず、目先の儲けで目の前が見えなくなってそのまま突き進んで落ちていく。

投資だろうが詐欺だろうが、ギャンブルだろうが、自分がどんなものに参加していて、どれくらいの費用を支払って、コストはどれくらいでさらにはリスクがどれほどのものなのかを正しく把握していれば、何に参加しようがそれほど怖いものではない。

だが一般的に、投資とか詐欺・ギャンブルにのめり込む人というのは、目先の一時の華やかなリターンばかりに目を向けて、地面に足をついている自分の足元が実際にどういう状況なのか全然理解していない。

クソみたいな例は自分の身内にもいるのだが、どうにも個人名を晒したり対象の企業名をあげるのはトラブルのもとになるので控えさせてもらう。

世の中は反面教師だ。ダメな例を見習って、自分はそれとは違う道を選ぶようにすれば、結構世の中は安全に進めるようになっている。なんといっても人の数は自分の経験の何倍も存在するからね。自分の経験値より他人の経験談を勝手に盗み見ている方が、効率は爆発的によくなる。

投資信託のほとんどがアメリカ依存な件に話を戻そう

投資信託の目論見書をちゃんと読み込めば、やたらにアメリカ関連への投資が多いのが読み取れる。

先ほども言った通りアクティブ系の投資信託は、基本的にリターンが市場平均より下回るのが普通だ。一部例外的に一時的に上回るケースもあったりするが、長期的に追いかけるとほぼ平均に勝てないというのがよくわかる。

正直投資信託の運用手数料は、0.1%でも多いと感じるが私の感覚だ。(取られるものなんてないに越したことはない)もちろんアクティブ系の投資信託は0.1%なんてものがあれば良心的な方で、、もっと壊滅的な手数料をふんだくっていくのが当たり前の世界だ。

ちょっと冷静になって考えてみようか。

投資信託のアクティブ系の手数料が高くなるのは今まで話してきた通りだ。では少し具体的に考えてみようではないか。

投資信託のアクティブ系は、インデックスのリターンに勝つのは到底不可能に近いという話を散々してきた。これは今後もほぼ変わらずゴールデンルールとでも呼べるのではないだろうか。そんなリターンが叩き出せないアクティブ系の投資信託だが、手数料に関してはインデックスよりも高いのもまた当たり前の話だ。

さて、察しのいい人なら理解したかもしれない。リターンも出せない、手数料が高い。そんな投資信託は誰が喜んで買うんだろうか?先ほども話したが目先の数字だけを追い求めるカモさんということになるだろう。正しく情報を認識せず、自分が何に足を踏み入れようとしているかも理解していない人が参加するんだと思う。

そんなうまい話が全然ないアクティブ系の投資信託だが、どうやって見せかけのリターンを手に入れるのだろうか?

そう、この投稿の本題であるアメリカ依存がここで効いてくる。

アメリカ経済は過去100年を眺めてみると、基本的に右肩上がりに成長してきたというデータがある。これは投資する人にとっては非常に安心できるデータだろう。100年間と考えると平均寿命以上ということだろう?

投資したらほぼ一生安泰ですよ?って言われたら多くの人が心救われる。

私はあまのじゃくな性格なので、みんなの王道が嫌いである。私の正解を追い求めたいタイプである。まぁ私の話は傍に置いておくとしても、そのアメリカ100年の成長の歴史が、未来の次の100年も有効なんて誰がわかるんだろうか?(過去のデータが証明しているという人間は詐欺師だと思って近寄らない方が無難だ。物事の常識を理解していない)

まぁひとまずアクティブ系の投資信託は、とりあえずS&P500などのデータをもとに平均リターンの底上げを図るべく、兎にも角にもポートフォリオにアメリカをぶち込む傾向がある。(神様信仰に厚い人は話に乗っかるのも自由だとは思うけど)

神話が崩壊した時は全滅だぞ?

今の投資の大原則は、アメリカ経済が100年間株式相場は右肩上がりに成長してきたというデータを教典に、多くの人に投資を勧めているというそんな状況だと理解している。

古すぎる話だが、チューリップバブルやらITバブルやらなにやらと、歴史を振り返るとバブルは至る所であったのが理解できる。

まぁ人間が参加するところにバブルはつきものとみるのがいいだろう。では、1つバブルの例をもとに今の状況を考えてみよう。

今の株式相場の大原則はなんだろうか?

1つの例ではあるがアメリカ株は100年間成長を続けてきた。これが今でいうバブルの種ではないだろうか。確証がどこにあるのかよくわからないがなんとなくそう思う!っていうのがバブルの源泉だ。

なんとなく大丈夫!そんな気がする!!そんな状況を目の当たりにしたのであれば、それはバブルのサインであり、足を突っ込んでいるのなら一刻も早く抜け出すのが鉄則だ。

まぁバブルでないかもよ?って話もあるかもしれないので、一概にどれが正解とは言えないのが投資の世界ではあるが、どんな状況でも狼狽えないようなポートフォリオ構成にしておく方が安心だ。(構成割合が多いというのはリスクの取り方のバランスが悪いのは事実だ)

少なくとも今の投資信託のポートフォリオを過信して勧めていくと、ほぼほぼアメリカ依存全開のポートフォリオになっていると言わざるを得ない。(今ではアメリカ一択!みたいな人もいるみたいなのでその辺は個人の判断にゆだねられると考えるが)

正直リスク分散の名の下に、実力もない企業や国に分散するのも正直どうなんだろう?とは思う。またある程度一定の水準に成長してきている国も多く、あまり目覚ましい発展というのが起こるかどうかは正直謎だ。

だがある程度リスクを下げる行動は、長期で相場に生き残ろうと考える人にとっては真っ当な選択になると考える。(行き過ぎた状態を冷静に一歩俯瞰して眺めるのは相場で生き残る秘訣だったりする)

最後に

今回は各投資信託のポートフォリオの構成比率が、アメリカ依存すぎる件を少し掘り下げて話をしてみた。

話が少し脱線するが、私のポートフォリオから可能な限りインドを減らすようにシフトしている。いきなりインドの話かよ!って思うかもしれないが、私自身インドバブルの情報に後乗りで参加した口だ。今となっては新NISAが始まって約2年だが、結局インド関連は成長できずに停滞および後退しているのが相場の状況である。(私のポートフォリオでしっかりマイナス域にいるのがインドである)

正直沈む船に乗って過ごすことほど愚かなことはない。

もちろん沈むことがない豪華客船であれば、そのまま優雅なクルーズ旅行を楽しめばいいが、乗っててもいいことがなく、そもそもインド株が跳ねた理由が、今現在は情報に踊らされてみんなが飛びついた以外の情報がない状況で、さらにしがみつくという選択肢は愚かだろうというのが私の考えだ。(そして愚か者だったのが私自身だ)

インドの次はアメリカでは?と私は考えている。あまりに証券会社やら金融機関などなどアメリカ神格化説が強すぎる。

前のバイデンおじいちゃんの時も胡散臭さが全開だったが、トランプおじいちゃんになっても同じこと。自国の保身と他国をいかに使ってやるかだけを考えている国のトップならびにその国に、私も便乗させてください!と相乗りするようないかれた神経を私はしていない。

私の感覚の話をさせていただくと、あぁ発言が狂言じみている人間は正直そばにいたくない。そんな人がトップをやっている国に、安心して自分の老後資金を放り投げる人間は気が触れているのではないかと思う。まぁ今までリターンを叩き出していることも事実だが、それは国ではなくて、単純に企業努力で各企業が頑張った成果が株式市場の発展に起因していると考える。

あとがきの割に話が長いのが申し訳ないが、いつものことなのでご了承いただきたい。

今回も少しでも参考になる話ができれていれば嬉しい。ここまで読んでいただきありがとうございました。

私が好きな本を2冊、下の方にピックアップさせていただきました。お金の価値観が変わったり、投資への考え方を変えてくれるそんな本たちです。

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