こんにちは、マツです。
今回は年末の個別株式などの売却について話していきたいと思います。人によって長期投資なら売却なんかしないで、塩漬けが一番いいだろう!みたいな人もいるだろうか?と考えたりしますが、今回は年末の資産の棚卸し的な売却について検討しよう!という話をしていきます。
株式の売却に関しては、特定口座もしくは一般口座で取引としている人を対象にした話をしていきますね。というのもNISA口座を活用していると、結局非課税枠をなんとか確保したのに、そのせっかく確保した枠を売却によって非課税の権利が消失することになるのでもったいないよね!ってことになるからです。
では早速本題に入っていきましょう。
年末に向けた損失が出ている株式の売却は税金対策になる
今回の話の本題になるのがこの話になると思います。今まで取引してきた個別株ですが、年末に近づいてもちっとも上向かずにこれはおそらく損失のまま年を越すだろう!って銘柄もちらほらあるのではないでしょうか?
そんなある意味塩漬け株ともいうべき損失を抱えた株ですが、いっそのこと年末に売り抜けて綺麗さっぱり現金保有で年初を迎えてはどうでしょうか。
損失を抱えた株式を年末に売却するとどうなるのか?という、未来の話をした方が話がわかりやすいでしょう。
ひとまず損失を抱えた株式を売却して精算することは、その年の税金対策につながります。例えばその他の取引や銘柄に関してはしっかり利益を積み上げており、正直塩漬け銘柄は大したことがない。今年は儲けて終わったぞ!という人もいるのではないかと思うんです。
そんな利益モリモリって人は、損失を抱えた個別株を精算することで税金対策につながります。簡単にいうと今まで利益出ていた銘柄と塩漬けている損失銘柄を相殺して、利益の圧縮をすることができます。
結局利益に対して税金がかかるので、利益がないことにしてしまえば不要な税金を支払う必要がないからです。ある意味「損失の先出し」とも言えるかと思います。年を越してそれでもまだ保有する銘柄であれば、年初に再取得するのもいいでしょうし、改めてNISA口座で投資しなおすのもありですし。
そんな感じで損失をその年のうちに精算することで、税金対策になることは投資する人のノウハウとして覚えておくと損はないでしょう。
いちを補足しておくと、特定口座や一般口座で取引している人であれば、万が一に1年間の損益がマイナス収支だった時には損失分を、翌年以降に繰り越すことができます。たとえば今年はマイナス全開だった。でも翌年以降は爆益だったと仮定します。そんな時に前年の損失をしっかりと確定申告しておけば、翌年以降の利益と相殺して、これまた税金を支払う必要がなくなります。この繰り越し可能な期間は3年間となっているはずです。
実は私はこの損益通算を適応している最中で、来年でというか今年分の確定申告で精算が終了します。(逆に3年繰越すだけの損失ってどんだけなんだし!)
この損益通算のノウハウに関しては、NISA口座では通用しないので、特定口座と一般口座だけが使えるノウハウだと覚えておいてもらえるといいです。
投資だけでなく税金対策を覚えることは、資産の最大化への一歩になる
今まで話してきたことも含め、案外知らない事や細かな細い抜け道が日本には存在します。まぁ知らない人は損したまま。知っている人は制度を活用して有利にというふうに立ち回れるというわけです。
投資して利益を抱えてニヤニヤというのもいいですが、本当はその利益をもっと手元に残せていたのかもしれませんよ?
資格のFP(ファイナンシャルプランナー)がどこまでの情報を網羅したものか私はわかりませんが、FPの資格に関係なくとも自分の資産を守るために、制度を細かく把握する癖はつけて損はないですよ。
最後に
今回はだいぶ短い投稿になりましたが、年末という時期に自分が保有している個別株の損失の精算についてのノウハウを少しだけ紹介してみました。
まぁ私自身が投資が上手いというふうには考えていないので、どうにも損失を抱えやすい投資家だと考えてます。なので損失抱えた分をしっかり把握してもらって、少しでも利益を圧縮できるように制度を正しく活用しておきたいと思って勉強しました。
きっと私が知らないノウハウも世の中腐るほどあると思うので、この話で興味を持った人はたくさん調べて1つくらい自分に情報をフィードバックしてくれると嬉しいです。
少しでも参考になる情報がまとめられていると嬉しいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。