こんにちは、マツです。
今回は今の私にとっては10数年以上前の20代前半頃の話になりますが、お金がなく選択肢も少なかった投資初期。もしかしたらこれを読んでいるあなたが、今まさに投資を始めようか迷っている人なのであれば、そんな人にも参考になるような少額での投資初期の選択について今一度考えてみようと思います。
私の過去の体験談も振り返りつつ、これが2025年の投稿になるので今現状私が考えうる少額で投資を始めつつリスクも考慮に入れつつで、しっかりリターンも狙うというそんな選択肢を話していきたいと思います。
少額投資は手札が少ない。ひとまずここを認識しよう!
投資初期とか、これから投資を始めよう!って人っておそらくですが、投資するための種銭が少なくて「こんな金額で投資して大丈夫?」って気になるタイミングではないかと思います。
まぁ私の経験談込みでの推察になるので、もしかしたら貯金たっぷり人間とか稼ぎは人類トップクラスみたいなとんでも超人人間さんもいるかもしれませんので、あくまでも私の頭の範疇で話を進めますね。
結論からいうと、金額の大小は気にしなくてもいい。できるだけ早く始めるのが得策です。
今ではミニ株やらS株と言われる少額株も購入することができるようになりました。そうはいっても株式投資をベースに考えると、投資の基本は1単位100株が最小単位であることが標準です。
では株式投資の最低単位100株とはどれくらいの金額になるのか。まずは新聞でもネットでも良いですが、気になる銘柄をピックアップしてチェックしてみてください。そうすると、その銘柄の本日の現時点の株価が見ることができるでしょう。
たとえば株価が1000円と書かれていれば、これは1株あたり1000円ということになります。そして、株式の基本は100株から。ということは総額で10万円という金額が必要ですよ。と書かれているということが読み取れるわけです。
投資したことがない人からすると、ここすらも正直はてなマークなんだと思いますが。
ここでひとまず覚えることは、購入できる株価を記憶するなら、表示されている株価×100(株数)で計算するということですね。慣れてくると大体あぁ10万だなとか、これは100万かみたいに見れるようになるので、これは習うより慣れよの部類ですかね。
さてさて、投資初期の話でしたよね。さぁ今見た株価の話どう思いますか?
「えっ?!10万とか100万とか?高すぎて厳しくね?」
こんなところかなと思います。私も実際そうでした。
私の投資初期の話を少しだけ
ここで私の実例を少しだけ紹介しましょう。私が株式投資を始めたのは、ひょんなきっかけでした。株式投資は興味があったし、個別銘柄の優待も少しだけ調べていた時でした。
私が当時お付き合いしていた人とは遠距離恋愛だったこともありまして、移動は新幹線もしくは飛行機というのが早く会いに行くための移動手段だったわけです。今は車も持っているので車の選択肢もありましたが、当時はベースの移動手段は高速バスでしたからね。(当時は安さのために我慢を対価にしていましたね)
そんな移動時間の短縮に犠牲になるのが交通費です。ここで少し察しがいい人なら気づくでしょうか。
私は航空会社の株主優待に目をつけていました。私が使う路線のメインがANAでした。JALは使う路線でなかったのでスルーでしたね。少し脱線しますが、このANAとかJALとか考えている時はまだ良かったのですが、株式を保有し出したときには、JALは経営再建になって上場廃止になっていたそんなタイミングでもありますからね。こういうのって今の若い人とかって知らないですよね?(当時から2台巨頭だった大企業でも傾くときはあっという間です)
話を戻してANAの株主優待ですが、たしか100株保有すると株主優待で数枚優待券がもらえるという条件だったと思います。この優待券どう効果があるのかというと、航空料金が40%offだったか半額くらいまで割引してくれるというものなんです。
「へぇー、そりゃお得じゃん!!」
そう。昔の私もそう考えてANAの株が欲しかったんです。これは今で言う優待銘柄投資にあたるんでしょうね。(今の私から言わせてもらうと優待だけ頭に入れて銘柄選定するのは完全に悪手の1つなんですけどね)
そうは言ってもANAの株価はたしか2500円とか3000円くらいで、総額で25万から30万円くらい投資にお金が必要になる計算でした。
私もサラリーマンで元ITエンジニアですが、稼ぎも多くなく貯金も正直心許ないくらいだったので、ANAの株を買うのはその当時夢のまた夢でしたね。今なら欲しいなら秒で買うことができますが、航空関連の銘柄はもう持つことはないと思います。(苦い経験した銘柄は持ちたくないものです)
こんな私の状況でもANAの株を保有できるきっかけを作ってくれたのが父の友人でした。たまたま時期がお花見時期で、この時はまだコロナも知らずでみんなお花見でどんちゃん騒ぎしているそんな時期でした。
そんな時の父の友人にその時お付き合いしている人の話やら会いに行くのの交通手段の話やら、ついでにANAの株主優待の話で交通費を圧縮したいなんて話もしていたんですよね。そしたら急にその友人の方が、ふいに私の父親に息子がANAの株買ってみたいらしいよ!って話を切り出しまして。
「その欲しい株っていくらすんの?」って話題が出て、株価自体は日々変動しますが手持ちのお金を合わせても30万円もあればお釣りが出るので、「30万円くらいあれば」って話がその時出たんです。
その翌日、ふいに父が自分に封筒をよこしてきて「これ、なに?!」って聞いたら、ANAの株欲しいって言ってたから30万って渡されたんですよね。
そんな一連の出来事があり、急遽私の株式投資家デビューが始まったんですよね。その借りたお金については長期間借りていたこともあり、少しだけ色を付けて全額お返ししたんですけどね。
少額で投資をするなら1点投資は遠慮しよう!
ひとまず私が言えることは、投資初期は投資の種銭も少なくベットできる対象も多くありません。私が初めて購入した株式もANAの100株でしたしね。
これは私も非常に苦い経験をしたのでいまだに記憶に鮮明に残っています。
投資あるあるで「株を自分が買った瞬間すぐ価格が下がる」です。これ株でもなんでも投資したことがある人なら納得の1つだと思います。
今の私から言わせてもらうと、購入時点で証券会社への手数料と購入時のスプレット(売買注文の価格差)のおかげで、購入時点でそもそもほぼ確実にマイナススタートになるんですけどね。それだけでなく、短期の値動きに一喜一憂しているうちはまだ投資家としては半人前以下で、投資初心者と言ってしかるべきかと私自身は思います。
私が人生で初めて買った株ANAの100株も購入直後に価格が下がり、それだけでなくANA自体がそこまで地合いも良くなく、基本的にモミモミ銘柄なので正直精神衛生が良くなかったのを今でも思い出します。
今の私が言えることは、お金が少ない投資初期は取る選択肢はほぼこれ!って感じですが、「インデックスとりあえず買って寝ておけ!」ですね。
そもそもの話1点突破みたいなギャンブル投資は、基本的に投資人生に不向きです。長い時間をかけて投資を味方につけるのであれば、銘柄1点集中ではなくてインデックスのようなものが選択肢としては無難です。
そもそもの話インデックス自体が分散のお手本でもある銘柄になりますし、リスクもしっかり分散されるし利益もしっかり享受できるというわけで、これほど理にかなった選択もありません。
また投資初期ではいまいち理解が追いつかない状況になるので、投資で重要な複利の考え方も理解しなくても活用できるのがインデックスという選択です。
インデックス自体はその仕組み自体に複利効果が含まれている仕様になっているので、買った人が複利になっているかどうか意識しなくても、自動で複利の効果を得ることができるというわけです。
投資で重要になるのがいかに楽ができるか
これは賛否ある考え方かもしれませんが、投資は労働とは違います。労働は自分自身もしくは他人が働いた結果として対価が発生しますよね?
投資は労働がなくても対価が発生する仕組みです。
もちろん投資した先の先では、実際に手足を動かし頭を使っている労働者の方の存在がありますが、投資している投資家自身がせっせと労働することはないわけです。投資家がせっせと働ていたらそれは投資家じゃなくて、ただの労働者ですからね。
では投資家は、手足は動かさないが頭をすごい使うのではないか?と投資始めた当初の頃は考えている人もいるのではないでしょうか。投資を意識すると耳に入ってくるのが「トレーダー」って単語です。
トレーダー。身近にそんな人も見たこともないし、テレビやネットの世界でしか見たり聞いたりしたことがない存在ですよね。さてそんなトレーダーですが、これは私のイメージですが、これは私は証券会社や金融業界の方のためのパフォーマー的な象徴だと思うんです。
何が言いたいのか。トレーダーっていうのは、基本的に証券会社や金融業界のカモです。
「何を言っているのか?」
投資家の敵は相場でも他の投資家でもありません。私に言わせれば証券会社や金融業界自体が真の敵です。
「こいつ、バカなのか?!」
いやっ投資をしているとそのうち気づいてくるのが、投資にかかるコストの話です。いわゆる手数料ってやつです。身近な例でも銀行でも取引手数料やら事務手数料やらと、ことあるごとに料金徴収されますよね?投資でもこの取引手数料ってやつが投資家の首を絞める大きな罠です。
「取引手数料ってやばいのか?!」
なんとなく取引手数料って少額だし大丈夫じゃね?!とか、0.何%だから少ないじゃん!って思う人もいるかもしれない。そんな少ないから大丈夫じゃね?!って金額の取引手数料で、投資家の利益が日々少しずつ減額されている現実を直視してください。(少しでも増やそうと行動し続けた結果、証券会社が少しずつ儲けてるんですよ?あなたのやりたいことを証券会社がやってるんです)
投資で重要なのが、いかに楽をできるかの話だったのに取引手数料の話になってましたね!まぁ取引回数が増える=手間が増えるって話ですかね。取引回数が増えるのであれば楽な投資とはそもそも無縁になりますよね?
それだけでなく取引回数が増える=取引手数料が地味に効いてくるという構図になります。
「あれ?!かっこいいと思っていたトレーダーを目指すと手数料が毎回かかるのか?」
そうです。投資かっこいいですよ!自宅でパソコンやスマホ1台あれば簡単に稼げます!あなたもぜひトレーダーに!!これが向かう先は、証券会社がニコニコして迎えてくれる取引手数料地獄です。これのいい例がFXです。
FXは取引手数料無料です!とか、レバレッジ(倍率)をかけて簡単に儲けましょう!って感じになっていますが、売買する時のスプレット(価格差)自体に手数料が含まれている仕組みだったり、そもそも先ほど同様トレード数が増える=手数料がチリツモで積み上がるという構図に足を踏み入れます。
どこの世の中もそうですが、他人が手招きしているところに足を踏み入れると、基本的に自分をネギを背負ったカモになると覚えておくが無難です。
話を戻すと投資も可能な限り頭を使わず、日々トレードする必要もない、買って果報は寝て待てが正しい投資行動になります。一時的な暴落を狙った短期トレードもありますが、これは初心者がやる投資行動とは違いますね。ひとまず投資初心者は基礎や土台を固めるのが重要です。
こういったことからもインデックスを買って黙って寝てろ!って選択も理にかなっているわけですね。
話ついでに言っておくと、インデックスはその他の投資信託と比較しても限りなく手数料が少ない銘柄の1つになります。
簡単にまとめると、インデックスは手数料が極端に少なく投資家に優しい。そして分散効果が高くリスク管理を意識しなくても勝手にリスク分散になる。また値上がりの利益が出る時は手広く守っているインデックスのおかげでしっかり利益享受ができる。それだけに限らず、投資に重要な複利効果も自動でインデックスは仕組み化されており、投資家は複利を意識しなくても勝手に複利が発動して雪だるま式に資金が増えていく。
なんてインデックスが投資家に優しいか理解してもらえましたか?(投資家に対して至れり尽くせりなのがインデックスってやつなんです)
インデックスの真逆が投資家に厳しいと理解してもいいかもしれませんね。
インデックスの逆ってどんなものか書いておきましょう。
- 銘柄数は極端に絞る(リスク取りすぎ)
- 取引手数料や各種手数料がインデックスより確実に高い(手数料高すぎ)
- 複利が発動せずに利益の分配や配当なんかでいちいち資金が目減りする仕組みがある(複利効果なし)
こんな感じです。もし現時点で投資しているのであれば、今自分自身がどちらの投資行動になっているか考えるだけでも効果があるかもしれませんね。
最後に
今回は投資始めたての投資初期、投資金額も非常に少なく投資する手段もかなり乏しいそんな状況での取れる選択肢の話をしてみました。
今時はいろんな情報が転がっていて、正直情報を取りにいくと情報の下敷きになるのが目に浮かびます。どんな情報を信じるかも人の自由ですが、リアルに投資している人の体験談や経験談が正直一番聞く価値あるとは私は思いますけどね。
今回はインデックスという選択肢の話をしましたが、リスク分散で債券は必要か?とかコモディティとかの現物の金とかは持った方がいい?とか現金比率はどう?とか、その他考えたくなるところがいろいろあると思いますが、私に言わせれば投資初期にいろいろ考えても時間の無駄!と言いたいです。
というのも、投資初期はお金が少なく選択肢が非常に少ないです。これはトランプの手札がすっからかんの状態で、最高の手を狙おうとしているくらい時間の無駄です。手を狙う条件が揃っていないのに考える必要もないことを考えるのは時間がもったいないです。体力温存でお風呂に入って寝ている方が健康的です。
投資資金が少ない時に始めてほしいのはこれです。
- とりあえず投資を始めてみる(何事も経験。習うより慣れよ)
- 投資資金は少額で十分(大金突っ込んでも使い方わからないでしょ?)
- 銘柄集中はするな!分散が命!!(リスク分散こそ投資初心者の安全地帯)
- 複利効果って何か勉強しよう(投資をやるなら複利を理解するのが大事)
そだそだ!結構重要なことを言い忘れてました。
投資するならリターン欲しいですよね?!当たり前だと言われそうですが、インデックスはそもそもリターンを狙うために選択してます。
毎回ホームランは狙えなくても、確実に毎回ヒットくらいは狙っていこうってスタイルがインデックスです。大谷さんになれなくても、チームに必要な人間にはなりましょう!って感じですかね。(一発屋を目指すんではなくてレギュラーを目指すイメージです)
投資初心者はまずリターンを狙う前に、そもそも相場で生き残る方法を考えましょう!
相場に生き残ることが出来させすれば、次はいつでもリターンを狙う方法を考える時間は生きている間できますからね。
だいぶ長くなりましたがここまで読んでいただきありがとうございました。
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