こんにちは、マツと申します。
今回は投資歴17年以上経過した私マツが、今現在日常的に投資に関して考えていることについてまとめていきたいと思います。
大きく分けて2つのタイミングについて話していきたいと思うので、ひとまずそのタイミングについて紹介します。
- 余裕資金が潤沢に余っているとき
- 余裕資金に余りがないとき
これと同時に次の状況もあるのでそちらについても紹介します。
- 投資の資産ポートフォリオがすでにある時
- 投資の資産ポートフォリオがない時
結局のところお金(現金)がある時とない時、投資の資産がある時とない時というパターン分けになると思いますが、私流ではありますがそれぞれ紹介していきます。
状況別に日常的に投資に関して考えること
この項目では先ほど紹介した余裕資金として、現金が多くある時とない時の投資に関する考え方を紹介します。その後にすでに投資で資産ポートフォリオが存在するときと、存在しない時のそれぞれの考え方をまとめて紹介します。
順番が前後しますが、ひとまず余裕資金(現金)がない時から紹介しますね。
余裕資金(現金)がほとんどない時の投資の考え方
投資の余裕資金(現金)がほとんどない時の投資の考え方も重要です。ここはある意味で投資の準備段階とも言えるタイミングです。
ちなみに私マツの現状はというと「投資の余裕資金はない。ただし投資の資産ポートフォリオは形成済」という状況です。私自身も余裕資金(現金)がない時期も経験してきましたし、今現在も余裕資金がないので、この項目にピッタリなので自分事のリアルタイムとして紹介します。
ひとまず余裕資金が存在しない人は、投資のための種銭になる現金を準備する必要があります。投資の第一段階はこの「投資資金を準備する」が第1ハードルです。
稼ぎたくて投資しようとしてるのに、投資の前に稼ぐ必要があるのかよ。と萎える気持ちも分かりますが、結局投資は農作物を自分で作るのと同じ考え方が必要です。
農作物を作るときは、始めに種を植えたり、畑を耕したりと準備が必要ですよね。その他にもタイミングに応じていろんな対策が必要ですが、農作物を作ろう!と考えたのに、種も植えずにどうして収穫物が取れないのか?と頭を悩ませているくらい残念な状況です。
なのでひとまず投資をしてみたいと思うのであれば、金額の大小は気にせずに、ひとまず何百円でも何千円でもいいのでお金を寄せて貯めるということが大切です。
今現在はめっちゃ少額からでも投資ができるように投資環境が改善されています。一昔前の株式投資なんかは何十万~何百万スタートでやっと1口(100株)が持てるといった感じでした。もちろん今も同じような部分がありますが、ミニ株みたいなものや投資信託を利用することで、1万円もあればいろんな選択肢を増やすことができます。
余裕資金が貯まるまでは市場調査や企業調査に集中する
投資するためにまずお金を貯めるという話を紹介しましたが、そこは前提としてお金が貯まるまでには何もしなくていいのか?どうせお金がないと投資はできないし、何もしなくていいでしょう?という考えの人もいるかもしれません。
ただし今のこのなんとなーくボケーっと過ごせているこの時間にもやれることがたくさんあります。ここではそのお金を準備している間にできることを紹介します。
- 市場調査
- 企業調査
ざっとこの2つがお金がなくてもできることです。なんとも面倒くさそうな中身だなと思いますよね。もちろん専門的な分析をしようとすると、いろんな知識や経験が必要になりますが、私も含め本業がありつつ兼業で投資しようと思うとそこまでの十分な時間が取れませんよね。
また投資というのは生涯をかけてじっくりやるのが本質になるので、今すぐできないといけないということもありません。また投資の判断を間違ってミスすることも経験として重要です。こんな話をすると投資で儲けたくて始めるのに、始めから投資でミスするなんてしたくなんだけどという声が聞こえてきそうです。
私の個人的な感覚になりますが、投資において何が良くて何が悪いのか肌感覚で本能的に理解できるまでは、徹底的に小さく大量にミスした方がいいと私は思います。生まれたての子供が親に見守られ、時に叱られながらたくさんのミスと失敗を経験して、徐々に成長していきますよね?
投資においての失敗もこの子供の成長段階と同じ状態にあると思います。投資しようとしている俺は、社会人になって何年にもなり、名実ともに大人だ!という人が多いと思いますが、あなたの人生で生まれながらに投資環境に身を置いてきたでしょうか?
答えがNO!という人は、今ある考え方を捨ててひとまず自分は投資において赤子同様だと認識しましょう。先ほど私は投資歴17年以上と書きましたが、私の感覚的に投資の私の経験値は良く見積もっても高校生くらい(しかも出来の悪い高校生)だと認識するようにしています。
だいぶ話が脱線したので、話の本筋を戻して余裕資金が貯まるまでに行う2つの調査について話していきます。
投資前の事前準備|市場調査
実際に投資をする前に、事前準備として市場調査をするようにしましょう。
市場調査?と頭にはてなマークが出た人は確実に勉強不足なので、この項目は最低限眺めておきましょう。
投資において重要なのは自分が興味や関心がある分野やジャンルに投資すること。その条件において、その分野やジャンルに関連する市場調査を行いましょう。
なんだか面倒臭くなってきたなと感じましたか?ひとまず私と同じく無知な状態でも、市場調査が簡単にできるような情報を紹介します。
私のおすすめなのが、毎年9月に最新情報が発売される「業界地図」という雑誌を購入することをおすすめします。「業界地図」について簡単に触れると、投資分野や市場について全く知らない人でも、これを見れば分野やジャンル別に例えば日本の市場状況が読み取れるようにまとめられた雑誌になります。
投資するなら「四季報」を読め!みたいな話もありますが、私的には投資に精通していない自覚があるなら、ひとまず「業界地図」の中で自分の興味・関心がある分野だけでも目を通せ!と言いたいです。
「業界地図」を眺めてみることで、企業の業界順位や会社の力関係、企業に協力する関連企業などいろんな情報がパッと見で見て取れるようにまとめてくれています。
投資前の事前準備|企業調査
先ほど紹介した「業界地図」でざっとでも興味がある分野やジャンルについて頭に入ってきたら、次はさらに細かく企業情報をチェックする必要があります。
私がやっている調査は一般的にファンダメンタル分析と言われる部類の調査だと認識しています。チャート分析や板読みなんかに分類されるテクニカルな投資は、時間が取れる投資家が娯楽感覚でやればいいと考えています。会社勤めされている方や何かしら活動していて兼業で投資をやる人は、テクニカルを追求するよりもファンダメンタル分析に精通した方が良いと思います。
またしても脱線しましたが、「業界地図」で業界を俯瞰できるようになったら、次は個別企業の情報を順番にチェックしましょう。ここで使うのが私の場合には「四季報」です。
「四季報」ってご存じですか?あぁ~あの辞典みたいな分厚い本?と思われる方は「四季報」の存在を知っていますね。市場に上場している全企業の情報が1冊にまとめられているのが「四季報」です。
「業界地図」と同様に「四季報」でも自分が注目する企業や競合企業の情報だけを抜粋して情報収集しましょう。もちろん可能であれば全企業のチェックができればいいですが、ひとまずできる範囲で始めましょう。
市場調査と企業調査
ざっと市場調査と企業調査の足掛かりになる情報を提供しました。とはいえどんな情報を基準に分析するかは個人個人で基準を立てて行うべきものなので、ここを見てください!という紹介の仕方はしませんでした。
何度も「業界地図」と「四季報」を行ったり来たりしながら、徐々に市場や企業に精通していけばいいので、焦らずゆっくり準備しましょう。なんといっても投資の軍資金を貯める時間がかかるのは、ここを読んでいるあなたがすでにご存じだと思うので、時間を味方につけてゆっくり分析してみてください。
余裕資金が潤沢に余っているとき
余裕資金が潤沢に余っているときは、余裕資金を貯めるまでに準備した「市場調査」と「企業調査」の情報を持ちつつ、かなり本格的に投資する意気込みが沸いていると思います。
では投資するにあたって重要なポイントを紹介します。
- 投資を始めるときは必ずスモールスタートする
- 可能な限り複数銘柄に分散してスタート
- 投資でやってはいけないのは1銘柄フルベット
またしても順番が前後しますが、投資で1番やってはいけないのは1銘柄フルベットです。投資の格言で「卵は1つのカゴに盛るな」というのがあります。卵があなたの投資の余裕資金で、カゴが投資銘柄です。1つの銘柄にフルベットすると「卵を1つのカゴに全載せしている状況と同じ」です。
卵を1つのカゴに載せてはいけない理由は、カゴをもって転んでしまうと、カゴの中に入れている卵が全損するリスクがあるからです。なので投資資金が少ない時でも関係なく、基本的には投資するときは複数のカゴに少しずつ卵を載せて運ぶのが大切です。
投資を始めるときはスモールスタート
まず投資するときの大前提として、投資するときには必ずスモールスタートを心がけましょう。
投資を始めた直後の私もやっていた失敗話ですが、手元にある余裕資金を全額使ってどうやって投資しようか考えました。そしてさらに追い打ちになりますが、余裕資金全額を1社に全プッシュするという愚行をやりました。この結果的には最終的に当時価格で中古車1台を買えるくらいの損失で決着しました。
この時の振り返りをすると、視野の狭さから投資先の振り分けが少なすぎて1社集中というパターンになってしまいました。そのうえ投資金額を全プッシュという選択したことで最終的に投資の格言にもある「卵を1つのカゴに載せるな」をしっかり実体験して、なおかつ失敗したという格言通りの結末に行きつきました。
私はそんな失敗はしない!と思う方もいるかもしれませんが、ひとまず格言も心にとめながら余裕資金が潤沢にあっても、投資や相場にある程度慣れるまではスモールスタートをするようにしましょう。
可能な限り複数銘柄に分散してスタート
投資を始めるときに2つ目に重要なのが、余裕資金を分散投資することを覚えるです。世の中の成功者の情報やSNSなどの情報を調べると、1銘柄に集中投資してお金持ちになったみたいな正直イレギュラーに分類される成功例が目につきます。
そもそもその情報の主が本当に成功している人かも判断できません。また数少ない成功例にたまたま目についた自分が同じように成功できる確率にどうしてあたると思うんでしょうか。
感覚的には宝くじを買っている人の心理と同じです。確率的にはほぼ負け戦になる宝くじを私だけは1等が取れるはずだと信じ込んで、結果的に期待値理論的にマイナス期待値に収束される宝くじを喜んで買うお馬鹿さんと同じ行動です。
言葉が悪かったですが、この記事を読んでいるあなたにはそんな失敗をしてほしくなくてこんな記事を準備しています。少しでも失敗する経験を減らすことが、少しでもマイナスを0(ゼロ)に、可能であればプラスに近づく行動なので意識して行動しましょう。
話が脱線しましたが、投資で大半の人が失敗しているのが「1銘柄全プッシュの集中投資」です。この失敗例を参考に反対の行動を取ることで、リスクを最小限にして投資することができます。
どれくらい分散したらいいのかもこれは個人で判断する部分なので、どれくらいが正解です。みたいな話はしません。まぁ投資における正解みたいなのはないので、正解が明言できないというのが正解な気がしますが。
投資の資産ポートフォリオがない時
まず始めに投資をまだ行っていない人向けの話をします。ということで投資による資産ポートフォリオが存在しない時の考え方について紹介します。
投資の資産ポートフォリオがない時には、最終的に構成する資産ポートフォリオを意識しながら投資していくことになります。
資産ポートフォリオなんていきなり言われても「何をやったらいいのか」「何を選べばいいのか」全くわからないという状況になると思います。全然資産ポートフォリオがイメージできない人は、ひとまずインデックス型の投資信託を始めてみるのが良いと思います。
まず投資信託はプロの投資家が準備している投資パッケージみたいなものです。ひとまず投資信託は資産ポートフォリオが勝手に構成されているので、自分で1から考えて準備する必要がないという忙しい人向けの銘柄と考えることもできます。
また投資信託の中には「アクティブ型」と「インデックス型」というのがあります。私が話題に上げた「インデックス型」は、「アクティブ型」と比較して証券会社に差っ引かれる手数料がかなり少なめに設定されています。投資における最終リターンに大きな影響を与えるといわれるのがこの手数料なので、手数料をかなり抑えれるインデックス型は利点が多いです。
インデックス型は手数料がかなり少ないという利点に加えて、たとえば日経平均株価やアメリカのナスダックと呼ばれる指数に連動する銘柄に分散されます。このメリットは先ほど紹介した分散投資しろ!という話を忠実に守った投資になるということです。
ここで逆に「アクティブ型」について気になると思うので、少し話すとインデックス型以外がアクティブ型になります。ひとまずかなり手数料が高いのが特徴的です。投資の大目的は利益の追求だと思います。その利益の追求が証券会社に差っ引かれる手数料で遠のくという点でも、アクティブ型は選ばない方がよいと考えられると思います。
またアクティブ型は証券会社の証券マンが必死に時間と知識・経験をかけて銘柄選びをしたものになります。ここだけ聞くとさぞかしいい投資ではないかと思いますよね?
投資においては、プロの証券マンはサルがダーツで銘柄選びした結果に勝てないという研究結果が出ています。なのでプロの証券マンはすごい!と思うのは素人の感覚という話で、私的にはプロの証券マンを名乗る人は詐欺師かお金をむしり取るだけの営業マンだと考えています。
だいぶ脱線しましたが「アクティブ型」は「インデックス型」と比べて、投資成績も悪く手数料が破格に高いものということで、投資先としては嫌煙した方がいい銘柄選びというわけです。
投資の資産ポートフォリオがすでにある時
この項目は投資を継続している人が該当する部分になります。投資の資産ポートフォリオがすでに形成されている時に何をすればいいのか?という話です。今の私もここに分類されます。
ひとまず資産ポートフォリオがある方は、何かしらの投資経験をしている方だと思います。なので私がここでどうのこうの言うのも必要ないかもしれませんが、私流の考え方を紹介します。
- 現在構成されている銘柄は自分の投資目的に合っているか
- 今の資産ポートフォリオに構成されている銘柄よりもよりよい銘柄がないか
- 資産ポートフォリオの構成比率は最適か
私が常々意識しているのはこの3点です。
ざっとまとめると「今投資している銘柄は今後も投資しつづけていいのか?」「今投資している銘柄よりもよりよい投資先がないか?」「資産ポートフォリオの構成比率のバランスが崩れていないか?」ということを常にチェックします。
チェック頻度に関しては個人個人で考えればよいですが、投資のスタイル的には中長期投資に分類されるスイングトレードできるくらいの投資判断ができればいいと思います。また投資家向けに企業から情報提供される情報は、年4回の3カ月ごとに発表されています。3カ月ごとに銘柄変更するというわけではないですが、その辺の情報をもとに先ほどの3点の判断にあっているか考えていく必要があります。
よりよい投資を続けるために
私自身も現在投資におけるゴールデンルートを探索の真っ最中ではありますが、よりよい投資を継続していくために必要なことを紹介します。
- 常に市場動向に意識を向けておく
- 市場変化を見つけたら逐一チェックする
- 資産ポートフォリオを最大化するように意識する
- 資産ポートフォリオの肥大が加速する方法を追求する
昔の投資理論がすごい結果を出したというのもあるかもしれません。ですが市場の状況は常々変化しています。逆に占い師のように未来を予言・予見することもできません。なので投資家としてできることは、常に市場の動向と市場の変化にはアンテナを張って、変化を読み取れるように準備しておく必要があります。
また資産ポートフォリオが小さく縮小しないように、常に肥大させれるように考え続ける必要がありますし、最大化するためにポートフォリオの見直しも大切です。
最低限の投資成績の考え方
必要最低限の投資成績ってなんだろうか?という点についても触れておきたいと思います。
資産が最大に膨れ上がった資産家の人は、自分に今ある資産を減らさないことを第1に考えているそうです。今ある資産を減らさないということかと考えると、最終結果が0(ゼロ)でもいいという風に聞こえるかもしれません。そこは正解ではないです。
目指すべき最低限の成績は「物価上昇に耐えつつ、それでも資産が減らない資産ポートフォリオ」です。例えば物価上昇が2%となった時には、昨年から比較して資産総額+2%が翌年の最低限の最終目標というわけです。こう考えると0(ゼロ)でもオッケーなんだね!という感覚はぬるいというわけです。
最後に
今回は私自身が常日頃から投資に関して、日常的に考えている投資における考え方について紹介させていただきました。
どういった方がこの記事を読んでいただけているかわかりませんが、ひとまず投資未経験の方に対してお話すると「業界地図」を手に入れて、市場動向や業界に関する情報をチェックしましょう。次に「業界地図」で大まかな情報を把握した後は、「四季報」の最新版を手に入れて、現在の企業情報と競合企業の情報をチェックして、投資対象の振るい分けをしておきましょう。
投資は基本的にロングランのフルマラソンみたいなものです。私自体は長距離走が苦手なタイプでしたが、投資の長距離マラソンは楽しいです。
もちろん結果においては一喜一憂することもあるかもしれませんが、チャートの上下に振り回されない投資ができるようになるのが理想的です。
またこのように投資に関する情報をまとめていきますので、気になる方はこのサイトを利用していただければと思います。だいぶ長くなりましたがここまで読んでいただきありがとうございました。