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【実物は結構デカいな】PANTAPAS 570を実際に手元に届いて思ったこと|登山用クッカーのお供

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こんにちは、マツです。

今回はEVERNEWから販売されているPANTAPAS 570が実際に手元に届いたので、実際に思ったことをまとめてみたいと思う。

ちなみにPANTAPASを使ったレビューではなくて、手元に来て実物を見てのファーストレビューということを理解して読み進めてもらいたい。

では早速本題に入っていこう。

開封一番思ったことは結構デカいなである

たまたまPANTAPASをネット検索したら、まさかの定価のほぼ半額で売っているではないか!

私が見つけたのはヨドバシカメラで売っているPANTAPAS 570が、まさかの半額で販売されている表示だった。私は基本的にAmazon、楽天市場、メルカリを主戦場として買い物しているが、まさかのヨドバシカメラが半額で販売しているとは思わなかった。(今回たまたま商品名で検索かけたことで見つかった)

即座にPANTAPASの定価の価格とAmazonや楽天市場、メルカリなどの出品価格を調べた。「この価格はそもそも安いのか?」「中古で買うならどこまで価格は落ちるものなのか」

この一連の考察を重ねた結果、PANTAPASが半額で買えることなんてねーわ!ってことだった。

正直まだEVERNEWのTi 570FDも手元にないし、PANTAPASが有効活用できるかもわかっていない。でも今ヨドバシカメラで売っているPANTAPASが安いことだけは事実だった。ということですぐポチる癖がある私は、善は急げでヨドバシカメラのPANTAPASもポチってしまった。

そして、つい先ほど実際にPANTAPASが家に到着した。

ちょっと暇になったタイミングで開封してみることにした。まさにファーストレビューというわけである。

結果、「デカくね?」と思ってしまった。

まぁTi 570FDを持っていないんだから、そもそもPANTAPAS 570がどのサイズか想像できていないのも無理はない。

重さに関しては63gということになっているが、実際に持っても包装紙など含めた状態でも重いと思うことはなかった。まぁチタン製品を買った時の「軽いな!」という印象はなかったが「まぁこんなもんだろ」というくらいの着地点だったという感じ。

やはり気になるのはデザインとか重さではなくサイズ感だろうか。

私の手のひらは結構大きめな方なんだけど、手のひらに乗せてみると指の第1関節で余るくらいのサイズ感だったな。頭に残った印象からすると、手のひらを隠すくらいのサイズ感の雰囲気だったがそれはやりすぎのイメージ操作だったというわけだ。

ここだけ書くとただのダメ出しになるので、PANTAPAS 400でレビューされている動画を見た状態での比較になると、個人的には実際にフライパン扱いして焼き物するのであればこれくらいのサイズ感は必要なのでは?というのが私の考えだったりする。

ここまで至って思ったことは「もしやTi 570FDも結構デカい!と感じるサイズなのでは?」ということである。まぁPANTAPASから考えるとデカいんだろうさ。

そもそも570mlの水を扱えるサイズと考えると、ペットボトル以上の水を扱えるわけだし、そこそこのサイズ感になるのは当たり前なんだけどね。

そもそも横型の幅広クッカーが気に入った話をしておこうではないか

私が横幅が広いクッカーを気に入りだしたのは、EVERNEWの220を手に入れてからだ。その前はスノーピークのチタンマグ300と450を同時に買って、450って結構デカいな。と思っていたくらいだ。

まぁ私が元々欲しかったのはキャンプで使いたい用途と、コーヒーを飲みたかったということくらいだったので、正直普段使いとしてコーヒーを飲んでいた身としては450のサイズはオーバースペックだなと感じたくらいだ。ちなみにスノーピークのサイズ表記も300とか450はmlの水を扱えるという認識で問題ない。

普段コーヒー飲むのはチタンマグの300を使っていたが、正直300のサイズ感もオーバースペックだなと感じていた。まぁスープものとか飲むのであればこれくらいでいいんだろうが、コーヒーを300サイズに入れて飲もうと思うと、どうにも少し余るなと感じるわけだ。

結果的にスノーピークでラインナップがある220サイズが、一番コーヒーを飲むなら最適なんだろうなというが私の結論だった。

ここで少し疑問に思ったことがある。220サイズがコーヒー飲むのは最適だとして、形状はこれでいいんだろうか?という疑問である。

結果的に試してみようと思ったので、そのあとすぐ買ったのがEVERNEWのDemitasse 220である。縦型形状のカップから横型形状へのシフトということである。正直この考え方の変化をきっかけに、クッカーも結局横型がいいのでは?という方向に徐々にシフトしていくことになる。

話の結論を先に書くと、正直クッカーは縦型よりも横型で選んだ方が調子が良いってことになる。

横型クッカーが正解だと気づいたきっかけは、ジェットボイル マイクロモを買って失敗したと思ったから

私はジェットボイルも持っている。ぶっちゃけ使ったのは1度きりで丘サーファーならぬ丘登山者である私としては使用頻度が少なくて仕方がないのだが。

そんな私だがジェットボイルを選ぶ時もいろいろ悩んで購入したものだ。

ジェットボイルは最軽量タイプだったり、必要十分な最低限タイプとか、逆に至れり尽くせりタイプなどさまざまで「結局どれ選べばいいわけ?!」という問題に行き着いた。

まぁ私が買ったのはジェットボイルのマイクロモというやつだった。これが失敗だった。正直価格が大差ないのでミニモを買うべきだった。これが横型クッカーが正解だわ!と気づいたタイミングだったんだけども。

マイクロモじゃないわ!と思った理由は2つ。そもそも縦型クッカーは縦に伸びる形状のため、正直収納場所が大きく取られる印象がある。ちなみにマイクロモは扱える水の量は0.8Lとなっており、私がミニモだったわ!と思っているこちらの扱える水の量は0.2L多い1Lになっている。(実際に扱いたい数量にだけ集中した結果今回の結果にたどり着いた)

私が0.8Lのマイクロモを選んだ理由は、モンベルで販売しているアルパインサーモボトル0.75Lに、お湯を満タンで入れるための水が扱えるクッカーが欲しかったからだ。ジェットボイルのマイクロモは0.8Lを入れることができるし、これはジャストサイズだと思ったからだ。

実際に横に幅広なクッカーとしてEVERNEWのDemitasse 220を買って思ったことは、横幅広い方が扱いやすいってことだ。これ以外にも理由があって、私は200mlサイズの保温ボトルを2種類持っている。

タイガーの水筒200mlとサーモスのスープジャー200mlだ。これも縦型と横型どちらがいいか問題で結果両方買って確認してやる!ってことで勢いで両方買ったものだ。こちらも正直横型タイプのスープジャーに軍配が上がっている。

理由としては横型に間口が広いタイプは入れやすく、洗いやすいという利点がある。これはジェットボイルのマイクロモでも同じこと。たとえば登山やキャンプで煮炊きするという場合にも、結局混ぜるなら縦型よりも横型の方が確実に混ぜやすくなる。

考えてみて欲しい。間口が狭いところに水などを注ぎ入れると、どうにも入れにくい感じがしないだろうか?逆にガバガバに広い間口に注ぎ入れるとしたらどうだろう?確実に幅広の方が扱いやすいというのはすぐ理解できるのではないだろうか。

縦型形状が結構多い理由について

実際使ってみるとクッカーだろうが水筒だろうが、結局幅広タイプが扱いやすいことがすぐわかる。

もちろんタイガーの水筒200mlくらいの小さいタイプであれば、ポケットにスポット入れられるデザインで持ち運びしやすいという利点もあったりする。また200mlサイズまでであれば手に持った時も手にすっぽり収まりが良く持ち運びやすいと感じるくらいだ。

正直そこからサイズアップして考えてみよう。たとえば先ほどモンベルのアルパインサーモボトル750mlを例に挙げたのでこちらで例え話をしてみる。750mlサイズの水筒ともなると縦にずいぶん長くなる。イメージしやすいものとしては500mlのペットボトルをさらに縦に伸ばすイメージだ。

ここまでくるとだいぶ奥が深いのが想像できるだろう。逆に横に幅広いものの例としては鍋とかだろうか。

鍋って中に入れたり煮炊きしてもかき混ぜやすく、洗う時も幅広の間口のおかげで豪快に洗えるというのはわかるだろうか。縦型が多いものとしてはやはり水筒が例に上がるだろう。スープジャーは若干横型になっているが基本的に水筒といえば縦型だよな。

縦型が多い理由は、開口部の狭さに原因がある。原因というか理由だな。縦型にすることで開口部が狭くすることができる。開口部を狭くするのは飲みやすくするとか、洗いにくくするとかそういう意味ではない。

水筒といえばなんだかんだと保温性能が気になるところではないだろうか。

水筒に縦型が多い理由は、保温性能を高めるためだ。基本的に水筒の保温性能を下げる原因は開口部からの放熱がほとんどだということだった。というのもそれ以外の側面や底に関しては断熱構造になっているので、極力放熱しないように作られているからだ。その点開口部に関しては、断熱構造が取りにくく、頻繁に開けたり閉めたりするとそこから放熱していくというのが理屈になる。

なので水筒の開口部は極力小さく作られており、その結果として保温性能を高める工夫をされているというわけである。

クッカーに縦型が必要なんだろうか?

ここまでの話を理解してもらえると少し見えてくる世界がないだろうか。

横型のクッカーに関しては

  • 開口部が広く水などを入れやすい形状になっている
  • 開口部が広いおかげで洗い物もしやすく使いやすい
  • 縦型と比較して開口部が広いおかげで、中のものが冷えやすい傾向にある

逆に縦型のクッカーの特徴は

  • 開口部が狭く中のものが冷めにくい・ぬるくなりにくい傾向にある
  • 開口部が狭いせいで、中に水などが入れにくいと感じることがある
  • 洗い物を考えると縦型クッカーは手が入れにくく洗いにくい

こんな感じだろう。扱いやすさを考えると横型クッカー。保温性能を考えると縦型クッカーという軍配になるんだろうか。

さて、登山やキャンプで使うクッカーに縦型が必要なんだろうか?

私は正直クッカーに縦型の必要性を感じない。もちろん水筒のような持ち運ぶことを考えたりする場合には、保温性能も高めるために縦型が必要な感じはするが、クッカーとなると実際に火元もあり調理も可能になる。こうなると、再加熱も可能な状況でわざわざ保温性能を高めることにどれほどの意味があるのかと疑問に感じてしまう。

正直クッカーという視点で言えば、「形状は横型一択なのでは?」というのが私の結論だったりする。

ここで終わっては縦型クッカーの形見が狭い思いをしてしまうので、少しだけ救ってあげることにしよう。

縦型クッカーのメリットは収納性能の高さ

ここからは保温性能以外の縦型クッカー擁護の話になる。

登山のパッキングの話から縦型クッカーを擁護する話をしていこう。登山用のバックパックとなると、大半のバックパックは上からどんどん底の方に突っ込む突っ込むという感じで収納していくことになる。

この結果としてコンプレッション(圧縮)が効いて、収納サイズがコンパクトに収まるということなんだろう。

ここまでが登山のパッキングの簡単な説明。縦型クッカーを救う話はここから。

上からどんどん荷物を突っ込むことを考えると、横型と縦型どっちが扱いやすいだろうか?正直どっちでも入ったら一緒じゃね?と言われそうだが、もう少し話を聞いて欲しい。例えば物を収納していくとき、大物なんかドンドン突っ込んでいくと、後に残るのは小さな隙間ってことにならないだろうか?

そう、小さい隙間を活かすのが縦型の形状というわけ。縦に細長いものであれば、隙間を縫ってスイスイと入れ込むことができる。縦型クッカーを擁護するポイントはここだろう。

隙間に入れ込むという登山のパッキングの特徴を考えると、縦に細長くなる形状は、パッキングしやすいというポイントにおいては、横型と比較して抜きに出ていると思う。

まぁ私が縦型クッカーを救えるポイントはこれくらいだろうか。正直不甲斐ない弁護力で申し訳ないくらいでもある。

脱線しすぎた。これはPANTAPASの話だった

ずっとクッカーの話で脱線しまくったが、私がこの記事を書いたのはPANTAPASの話だった。要はふたの話をしたかったのに、ふたするための元のクッカーの話ばかりをしてしまっていた。

でもやっぱりクッカーの扱いやすさを考えてみると横型クッカーに軍配があがるので、どうにも横型クッカーを主力に調理は進めていきたいという風に考えにいたる。

もう順番が逆になったがPANTAPAS 570を手に入れたのをきっかけに、Ti 570FDも手に入れなければいけないなと覚悟が決まる思いである。

まぁTi 570FD以外にもハンドルなしのTi 570NHもと思ったが、570サイズにはノーハンドルタイプがまだ出ていないんだな。なるほど記事を書き進めることで、また1つ勉強になった。

でも逆に400サイズに関してはノーハンドルがあるんだな。スタッキングを考えると400をノーハンドルにするという遊びもあるという感じになるんだな。ちょっとこの辺も実際に使って試してみないと答えは見えてこないけども。

初見の印象としてはPANTAPASはサイズ的に「大きくね?!」と感じたものの、実際に焼き物するならこれくらいの余裕は必要ではないかと思う。大は小を兼ねるっていうし何かと狭いよりは便利でしょう。

まぁ所詮はふただし、重さも高重量ってわけでもないし正直誤差の範囲だしね。

最後に

今回は気になってたうえに、まさかのセールタイミングと噛み合ったということで、毎度お馴染み勢いでポチったPANTAPASではあるが、実際に手元に商品が来たのでファーストインプレッションとして感想をまとめてみた。

中盤完全にクッカー話で脱線しまくっているが、私の文章はだいたいこんな感じなので許して欲しい。

少しでもPANTAPASの話やらクッカーの話で参考になる話がまとめられていれば嬉しいと思う。

ここまで読んでいただきありがとうございました。