アウトドア

【暫定の解決策】登山用のクッカーのふた問題はこれ選べばいいんじゃない?|軽量・快適

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

こんにちは、マツです。私まだまだ登山始めてない人間です。

こんな私ですが元システムエンジニアという経歴がある私だからかどうかは知りませんが、登山に関して情報を調べまくっています。そして、無駄じゃね?!ってくらい道具を買いまくっております。

そんな私が今回切り込む話が登山で使うクッカーのふた問題です。

クッカーのふたって結局どれいいんだろう?って思ったことありませんか?もちろん登山中だから大した調理するわけでもないし、ひとまずアルミホイルをふたにして乗せておけばOK!って人もいるのかと。

私もアルミホイルをふたに代用するのもいいのかなと思ったんですけどね。ですが、私は使えるふたを探し続けたわけです。まぁ同時並行で最適なクッカー探しもしていたんですけどね。

前置きが長くなりすぎるので、そろそろ本題のクッカーのふた問題について切り込んでいきましょう。

そもそもふたに求める機能ってなんだろうか?

先ほどクッカーのふたはアルミホイルでいいんじゃね?って話をしてみました。ただ、アルミホイルをふたに代用しようというパターンで考えられるのは、とりあえずお湯を沸かしたい人向けってことです。

そもそもよく考えてなかったけど、ふた自体にどこまでの機能を求めるのかを探求する必要があると思うんです。私が考えたふたに求める機能を洗い出してみました。

  • 湯沸かしするためのクッカー用ふた
  • 焼き物をするときの簡易フライパン代わり
  • 軽量コンパクトで簡易な皿代わり

こんなところでしょうか。ここまでいらねーよ!って人もいるかもしれませんが、機能を追求していき、なおかつどこまで市販のもので対応できるかと考えると、たかがふたでも実は3役くらいはこなしてくれるのでは?と思ったわけです。

一番使用頻度と役割が多いのが、湯沸かしするためのクッカー用ふただと思います。きっと登山者の8割から9割がこの機能を求めてふたを使うと考えます。

先ほども話した通り、私はまだ登山していない頭でっかち丘登山者なわけです(丘サーファーにかけまして)。高山で湯沸かしをするという経験がないので話に信憑性がないかもしれませんが、高山では沸点が下がってしまう問題と、そもそも気温が低くて沸騰しにくい問題があることから、できればふたを使って早くお湯を作ってしまおうというわけですよね。

まぁお湯を早く作れるということは、イコール燃料の節約にもつながるので、究極な時の死活問題に直結する話だったりしますからね。

なのでここまでの話だけをまとめると、「アルミホイルのふたで十分じゃんか!」って結論に辿り着く人もいるというわけです。まぁそこに私も異論はありませんけどね。

ただもう少し噛み付くとすると、実際に料理した経験がある人ならわかってくれると思いますが、調理パターンが増えると調理の楽しみと食の楽しみが倍増するということもあるんです。

なのでふた=ふたではなくて、ふた=フライパンも兼用という可能性を模索することで、登山の中に1つ楽しみを増やそうではないかというわけです。登山では1つ2役くらいの機能を求める方もいるみたいです。

ちなみにですが、ふたをフライパンにも代用できるという結論に辿り着くと、結果的に3番目に書いたコンパクトな皿にも代用できる点は覚えておいて損はないです。まぁもちろん皿という話だけでいえば、アルミホイルでもその代用は可能です。ですが私が調べまくった結果としては、アルミホイルをクッカーのふたにしている登山者はアルミホイルをヘビーユースしています。

なにが言いたいかというと、アルミホイルをふたにする人はボロボロなアルミホイルを使い続けている傾向にあり、さらに使うには漏れ問題なども誘発するので、正直アルミホイル=皿の代用にするにはいささか問題があるのではないかと考えました。

まぁだいぶ話が長くなりましたが、たかがふたといえども求める機能を追求すれば、少なくとも1台3役こなしてくれる優秀アイテムマンではないかというわけです。

念の為なにが3役だったか復習しておきましょう。

  • 湯沸かしするためのクッカー用ふた
  • 焼き物をするときの簡易フライパン代わり
  • 軽量コンパクトで簡易な皿代わり

これでしたね。では次の話に入っていきましょう。

ふたを選ぶにはクッカー選びも重要になる

当たり前の話ですが、ふたはクッカーありきで話がスタートします。

たとえば落としぶたとして使うというパターンであれば、ふたのサイズがクッカーよりも小さくてOK!という話になりますが、普通に湯沸かし用のふたとか考えると、少なくともクッカーのジャストサイズよりもある程度の大きさが必要になるわけです。

登山で使う最適なクッカー探しも沼の1つだったりします。そもそも私は登山をやろうと志す前に、元はキャンプをやろうと行動を始めた人間です。キャンプ用品も登山に代用できるという可能性はあるんですが、登山用品ってキャンプ用品で代用しようとすると少し欠陥が多かったりするんです。

そだそだ!キャンプ用品の最適なクッカー探しは結局沼の1つなので、キャンプも登山もとなると、マジでクッカー沼にズブズブ埋まっていくというわけです。

言いたいことと話の流れがずれてしまいました。登山用品をキャンプ用品で代用するとトラブルが発生する話を進めましょう。何が問題になるかというと、登山で使う時には装備重量が問題のタネになります。

登山というと自分の体1つで山頂を目指すスタイルなので、どうしても自分1人で持ち運べるサイズ感とか重量ということが大切になります。逆にキャンプとなると、キャンプ場まで車やバイクなどで持ち運んだりできるので、道具を持ち運ぶ負担は人間ではなくて車やバイクなどの移動手段が代行してくれます。

なのでキャンプ用品って揃えるとわかりますが、結構装備重量を無視したヘビーアイテムのオンパレードだったりします。登山からキャンプに流れる人はきっと逆の流れになるので、そもそもキャンプアイテムの中でも重いものは選ばないとかになる気がしますがね。

話の本題はクッカーは何を選ぶかでした!笑

何を選ぶかは正直その人の過ごしたいパターンによって変わってくるので、私がこれおすすめです!って言っても「全然ささらなーい!」って人も多いと思います。

なので私が何を言えるか考えると、どこのクッカーを選べばいいかではないかと思うんです。

話の結論を先に言いましょう。私はEVERNEW(エバニュー)のものを選べば、あとはなんでも良くね?と思っています。EVERNEWは日本ブランドの会社です。商品ラインナップに関してはマジで至れり尽くせりで選びたい放題です。

同一ブランドで揃えるメリットは登山でよく見るスタッキング(重ねてコンパクトに収納)する時に活躍してくれます。日本ブランドということもあり、正直そこまで徹底する?というくらいにいろんなところに手や考えが行き届いています。

EVERNEWの回し者かよ!って思われそうですが、そうではなくて。クッカー自体はいろんなブランドで展開していますし、ブランドごとに「これいいじゃん!」ってアイテムもあります。なんですが、トータルで見た時にEVERNEWで揃えたときの統一感の良さと、まとまりの良さは正直EVERNEWを抜きに出るメーカーが残念ながらないのでこういった状況になっています。

私が選ぶ軽量・コンパクトクッカー(暫定版)の話

ひとまず私のブログということで、私の話を少しさせてください。

私がまだ丘登山者でありながら丘で選んだ軽量・コンパクトクッカーはTi 570FDです。ひとまずクッカーのサイズと形状の話は脇に置いておいて、そもそもの素材・材質の話をしたいと思います。

私は選べるのであれば、材質はチタンを選びたいと考えています。考えているというか大体買っているものはチタンにしています。

真っ先にチタンの欠点の話をしておきましょう。

チタンはそもそも価格が他の材質と比べて、はるかに価格が割高になります。他の材質というのはアルミとかステンレスです。アルミとステンレスはそれぞれに良さがあります。対するチタンはどうなの?という話をすると、チタンはアルミとステンレスのいいとこどりした材質だといえます。

なので価格は高くなるけども、チタンはアルミにある軽量性を持ち合わせつつ、ステンレスの強度の高さを実現するハイブリッド材質だと言うことができます。何度も言いますが、価格は比較にならないほど高くなりますけどね。(個人的にはチタンはロマン枠だと思ってます)

まぁチタンの価格が高いといっても、そもそも強度が高いのがチタンの特徴でもあるのでそもそも1度買ってしまえば扱い方を間違えなければほぼ一生物といえる買い物なので、高くても良いもの1度買っておけばいいじゃん!って思いますけどね。

もう1点チタンの欠点を話しておくと、チタンは熱伝導率が悪いです。なにそれ?って思われると思いますが、金属って熱の伝達が良くて、すぐに熱すると全体が熱くなる印象がありませんか?それが他の材質と比べると、チタンは熱くなりにくい傾向にあります。

補足しておきますが、チタンが熱くならないというわけではないのでマジで注意です。このチタンは熱くなりにくいを過信した結果、熱々コーヒーを注いだマグカップで多くの人が火傷もどきになって、非常に多くのクレームを私自身がもらったのでそこは実体験で実証済みです。チタンは普通に持てないくらいに熱くなります!笑

ただ他の材質と比較すると、という注釈があるというだけです。

クッカーの形状の話に踏み込んでいこう

ここからはクッカーの形状の話に踏み込んでいきたいと思います。

まぁ材質に関してはチタン選んでおけ!ってことで、次は形状とサイズを選考しようというわけですが、私はEVERNEWでいうとTi 570FDが暫定ですが最良の選択では?と考えています。

ちなみに570というのは中に入れれる水の総量を表す数字です。570は570mlということですね。ちなみにFDと書きましたが別にNHという型番もあり、NHはノーハンドルの略だと思いますが、ハンドルなしです。私はハンドルが欲しいので570FDというわけです。

シンプルでかっこいい!ってことでいえばNHですが、ハンドルなしだと熱々クッカーをどう持ち運ぶのか検討する必要が出てきます。ハンドルなしになるとスタッキングはかなりスマートになるんですけどね。私はスマートさよりも使い勝手の良さを重視します。

登山で使うカリカリに絞った装備で考えると、Ti 400FDも選択肢に入ると考えます。ただ私はあまりにカリカリにするは必要ないのでは?と考えました。Ti 400FDとかを選んでいる人は、食事が尾西のアルファ米とかで主食1食に1杯のスープとかの食事が多いです。

私ジェットボイルでやらかしたんですが、湯沸かしすると当たり前ですが沸騰するんですよね。もちろん沸騰目指して湯沸かしするのでそれ自体はいいんですが、クッカー自体がカリッカリだと湯沸かしすると沸騰したときに吹きこぼれが発生する可能性が格段に高くなります。なので私はジェットボイルで初めて湯沸かしした時に、ボコボコ吹きこぼれる熱湯を避けながらガスを止めるというヒヤヒヤトラブルを経験しました。

なので湯沸かしをするクッカーには、多少なりとも容量的な余裕を持って選択したいと考えています。なのでカリカリに絞り込むならTi 400FDが最有力なんですが、私は1サイズ上げたTi 570FDを選ぶ(暫定)ということになるんですよね。サイズの余裕が心の余裕に繋がるはず!笑

ちなみにTi 400FDとTi 570FDって数字だけ見ると、170も違うので結構大きな差があるように感じますが、ぶっちゃけ現物を比べてみると正直見た目の数字よりはるかに小さい誤差しかないんですよ。重量の違いでいうと、メーカー公表値で6g違うだけで一円玉6枚分の違いしかありません。

スタッキングを考えると同じメーカーの商品なだけあって、Ti 400FDはTi 570FDにスポッと入れることができますしね。

クッカー2つ目欲しいと考えるとTi 400FDにしてスタッキングで持ち運びやすさを選択しつつ、使い勝手も両立という選択肢になるのかなと考えていますが、この辺はやっぱり実践して不便を感じてから揃えたいかなと思ってます。まだ登山用品集めてる最中で金銭的な余裕もないですしね。

クッカーが決まれば、やっと待ちに待ったふた選び

クッカーがEVERNEWのTi 570FDに決まれば、次はどのふたを選ぶのかですね。

結論を先に書くと、同じくEVERNEWのPANTAPAS(パンタパス)570です。こちらもさすがEVERNEWさん。Ti 570FDにバッチリ合うモデルが準備されています。ちなみに先ほど話に出たTi 400FDにあうサイズのPANTAPAS 400もあるんですよね。

ちなみにPANTAPASに関しては両方揃える必要は私はないと考えていて、ふたに関しては大は小を兼ねるで、PANTAPASに関しては570サイズ1択ではないかと思います。

なんかスタッキングに凝っている人はガチガチビタビタのサイズ感を求める傾向にありますが、私は多少ルーズでも問題ないのでは?と考えています。

もちろんガチガチビタビタのスタッキングは見ていて気分はいいものですが、実際に疲れている登山中に、そんなガチガチのスタッキングする精神的余裕がちゃんとあるのか?という方に私は疑問を感じてしまいます。

またクッカーって普通に調理に使うので、行くときは綺麗な状態で持ち運べますが後々汚れたクッカーにいろんなものをビチビチに突っ込んでる方が精神的に私はキツいです。

Ti 400FDを選ぶ人ならPANTAPAS以外にも選択肢が

若干脱線する話になりますが、Ti 400FDをクッカーに選ぶ人にはPANTAPAS以外にもふたの選択が出てきます。まぁもちろんTi 570FDでも選択肢はいくつかあるんですが私はPANTAPASを選んでるんですけどね。

Ti 400FDのふたの選択肢ですが、こちらも同じくEVERNEWで販売されているマルチディッシュというものが選択肢にあがります。こちらはTi 400FDにビタビタに合うように設計されたふたです。スタッキングすると完全にバチッとハマる気持ちいいやつです。

マルチディッシュがPANTAPASと違うポイントは、ひとまず材質でしょう。PANTAPASはアルミ製です。それに比べてマルチディッシュはチタンということで、ここだけでも違いますね。

重量に関してはTi 400FDに使うことを前提に考えると、PANTAPASとマルチディッシュで36g違います。PANTAPASが36g重くなると言うわけです。登山の装備重量はチリも積もればで変わってくるのでこの辺も気にするポイントになるのかもしれないですけどね。

最後に

今回は私が登山用に選ぶクッカーに使うふたの話をさせてもらいました。もちろんタイトルに書いた通り暫定と設定したのは、私が実際に登山で使うと考え方が確実に変わると考えているからです。

百聞は一見にしかずといいますが、クッカーのふた選びも同じことが言えると思います。経験に勝るものなしだと考えます。

それでも丘登山者である私ですが、実際に登山している他の発信者の方の情報や実際に登山している様子などを観察した結果、自分ならこうする!これならこれが最良の選択では!ということで辿り着いた1つの仮説の最終地点になります。

多少私が調べた結果ということもあるので参考になる話が書かれているのではないかなと思います。

少し長かったですが、ここまで読んでいただきありがとうございました。