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【やっと手に入れた】待ちに待った探し求めた寝袋をついにこの手に|イスカ アルファライト 300X

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あなたは探し求めているものってありますか?私は最近、やっと手に入れることができました。

私が探し求めていたものは寝袋です。シュラフと言われたりしますが、まぁ寝袋ですね。「おいおい、たかが寝袋を探し求めていたって?」という感じもあるかもしれませんが、私としてはお宝に辿り着いた気分です。

私が探していたのは車中泊、もしくはキャンプで使いたい夏用寝袋です。

冬用寝袋は妥協せず、初めから寝袋で有名なナンガの寝袋をゲットしました。いちをナンガのモデルの「オーロラライト 600DX 別注モデル」を手に入れました。安いモデルも数多くありますし、高額でも軽量タイプもあったりと、寝袋も探し出すとキリがありません。

まぁ今回は夏用寝袋の話をメインでしたいので、ナンガの寝袋の話はこの辺でやめておきましょう。

ではひとまず、私がやっと手に入れた「イスカ アルファライト 300DX」の話をしていきましょう。

夏用寝袋に求める私の要求

その道具が使いたいタイミングによって、必要な条件がある程度決まってくると私は思います。私の場合には、夏用寝袋に次のような条件を求めていました。

  • メーカーがイスカであること
  • 保温素材が化繊であること
  • 軽量・コンパクトであること
  • ある程度の保温性能が確保できること
  • 寝ているときに、ある程度寝袋内部で動ける余裕があること

結構条件多いですよね。メーカーがイスカを求めたところから話を進めていきましょう。

私がイスカを探した理由

私が2代目に購入する寝袋はイスカにしようと考えたのには理由があります。

まず寝袋で有名なナンガを使用して、実際に体感した不満点を可能な限り改善することを最優先事項としました。

やはり実体験で感じた不都合は、可能な限り快適な方向に改善するべきだというのが私の持論です。それゆえまずは第1候補になってたナンガの実力検証と、改善点の洗い出しが必要でした。

ナンガの寝袋で感じた不満点は次の内容です。

  • マミー型寝袋が寝ていて窮屈(若干の拘束感を感じる)
  • 中綿に羽毛を選ぶデメリット

こんなところでしょう。結構少なかったですね。もっと不満点があるように感じていました。

まず第1に寝袋の形では一般的なマミー型が、普段の生活環境と違って寝ていて結構窮屈だと感じました。(体感では若干の拘束感があるイメージです)

私の中で動きやすい寝袋の代表格としては、モンベルの「スーパースパイラルストレッチ システム」があります。これは寝袋自体が縦・横・斜め方向に伸縮することで、マミー型で感じる窮屈感を可能な限り軽減してくれる構造です。

ここだけ見ると「じゃあ、モンベル選べばいいだけじゃん!」ってことになるんですが、そこはひねくれ者の私の選択肢とはずれているポイントです。

アウトドアといえば、どこを見てもモンベルじゃん!ってくらいモンベルの利用者が多い。そんなモンベルをわざわざ自分が試して人柱になる必要はないと思いませんか?

人柱になるのなら、探しても見つからないようなものをわれ先に扱うのが先駆者というものじゃないですか。みんなと同じものが嫌いな私にピッタリのひねくれ具合です。

イスカにたどり着いたのは、とあるYouTuberの影響です。まぁそのYouTuberの方自体は有名な方なので、そんな人の情報にあてられたのなって感じだと思いますが、ちょっと違います。もちろんイスカを知ったきっかけはそのYouTuberの方のおかげですが、イスカが気になっったポイントは、他社のメーカーと目の付け所が違うと感じたからです。

イスカがこだわったポイントを紹介するとこんな感じです。

  • 寝袋の保温性に必要がない部分は極力軽量化を
  • 保温性が欲しい部分には必要十分以上の保温性を
  • 冷えやすい部分には特に快適な保温性能を
  • 動かしたい部分には可能な限りの快適なスペースを

もっと他にもイスカのこだわりはあるようですが、私が共感した部分はこのポイントです。なんといっても「無駄なところは極力削ろう!」ってところ。これ私にすごい通じる部分があるんです。

世の中無駄なことって本当に多い!そんなことを見極めて、不要なところはとことん削ろう!そんなことを寝袋に考えてくれるのは非常に嬉しい。

また欲しい部分もしくは冷えやすい・暖まりにくい部分には、極力温まる保温性能を!という部分もありがたい。人間って結構弱いもので「助けて!」って思うときに、リアルに手を差し伸べてくれる存在って本当に貴重です。そんな貴重な部分に寝袋として手を差し伸べようというのがイスカの思いであり、こだわりです。

また先ほど私が書いたマミー型の寝袋が窮屈と感じた部分が、脚周りの可動範囲の狭さです。もちろん寝返りをうつことで負担箇所が変わって負担軽減できる部分もありますが、私はたとえば仰向けで寝たいときに、わざわざ足の負担を減らすために横向きに寝たいとは思いません。

寝るときくらい自由に寝たい。なんといっても寝る時が唯一、世界と自分を隔絶できる貴重な自由時間ではないですか。

中綿に羽毛を選ぶデメリット

だいぶ長くなったので、見出しを区切らせてもらいました。

中綿に羽毛を選ぶデメリットも、私の中で大きなポイントになりました。逆に羽毛のメリットも多いので、先にメリットを共有しておきましょう。

  • 保温性抜群(保温力自体はFP値によって変化)
  • 軽量・コンパクト

なんだかんだと一番影響を受けるが、商品自体のコンパクト性です。「軽量・コンパクト」これって結構見落としがちだけど、のちのちここに辿り着く唯一の終着地点だと私は考えています。

ちまたではUL(ウルトラ・ライト)なんて言われるんですが、もの選びの終着地点はULだと私は思います。またそういう意味で言えば、羽毛の「軽量・コンパクト性」は、化繊中綿と違い格別なコンパクト性と軽量化に貢献してくれます。

そのうえ羽毛といえば、抜群の保温性能も中綿として選ばれる理由の1つです。

羽毛はFP値なんて言われますが、選ぶ羽毛の種類によって保温性能がかなり違います。羽毛の素晴らしいところは、保温力が高くなるにつれて重量とサイズが軽量・コンパクトになることです。

相反するような保温性能と、軽量・コンパクト性が両取りできるのが羽毛の一番の特徴でしょう。

だいぶ前置きが長くなりましたが、お待ちかねの羽毛のデメリットを確認しましょう。

羽毛のデメリットは次の内容です。

  • 水分・湿気に非常に弱い(最近は対策品もある)
  • 乾燥性能が低い

まぁ結論を先に言うと、羽毛は濡れに弱い。ここが最大で唯一の弱点と言ってもいいと思います。要は濡れたら羽毛は終わりってことです。

最近の羽毛は羽毛自体に撥水性能を加えたり、羽毛自体が撥水性能があるものを選んだり、もしくは羽毛を囲っている生地自体を撥水機能がある生地を使用して羽毛を保護するような対策をしている商品やメーカーも存在します。

ここまで見ると「じゃあ羽毛の弱点を対策している羽毛商品選べばOKじゃん!」ってことになるんですが、ここも私のひねくれ魂に火がつきます。

羽毛なんて誰でも選ぶんじゃ!羽毛以外に選択肢はないのか?

結局羽毛の代わりに選択肢に上がったのが化繊ということになります。説明が途中なので話を戻しましょう。

羽毛は濡れに弱いと説明しましたので、多少なりとも羽毛の弱点を知ってもらえたかと思います。私が羽毛を嫌うもう1つの理由が、羽毛の乾燥性能が低いことが挙げられます。

アウトドア環境って結構過酷で、自然環境に身を晒す以上は、可能な限り性能を保持したり劣悪な環境からの復帰が必要な条件になると考えています。その点羽毛の弱点は、羽毛自体が解決できないデメリットでもあるんです。

濡れていなければ最強の羽毛。抜群の保温性能で軽量・コンパクト。一転、一度濡れてしまえば保温性能は著しく低下、水気を吸い込んで重量化。ちょっと頼りなく感じてきますよね?

その点選ぶ化繊によっては、抜群に頼りになる存在です。

化繊は基本的に同じ保温性能を発揮しようと思うと、羽毛より確実に重量が増えることになります。また収納サイズ自体も、多少なりとも大きくなる傾向があります。

私が化繊の実力に気づいたのはアルバイトしている時でした。私はアルバイトしているときがあるんですが、結構屋外作業も多く、結果的に天候不良の中で作業することも多いです。

そんなアルバイト中に、私は安い作業着を着用して作業していたんです。それが化繊中綿のものでした。表と中の生地はペラペラで、これ大丈夫?みたいなものを着ていたんですよね。

もちろん汚れる作業が多いこともあって、汚れても破れてももったいなくないものを選んだ末に辿り着きました。そんな安物でしたが、なぜか悪天候や小雨の中の作業で、寒いと感じたことがなかったんです。結果的にこれが化繊の実力であり、底力だったんです。

あとから寒いの嫌だからという理由で、羽毛のダウンやダウンベストを着てアルバイトに行ったことがあるんです。

私は日頃から汗かきということもあって、仕事するとすぐ汗をかいてしまいます。また悪天候にもなると、外からは雨で濡れるは中からは汗で蒸れるし濡れるしと、羽毛にとっては劣悪環境です。

保温性能でトップクラスの羽毛だったんですが、まさかの保温性能の低下が著しく「羽毛着てるのになんだか寒い」ということを何日も体感したんですよね。

よくよく考えてみると安物でも化繊のものって、濡れても寒くないしたとえ濡れても、すぐ乾いていつの間にか普段通りの状態をキープしてくれているんです。

そんな羽毛と化繊の比較機会があって、私の中では屋外環境では化繊が抜群に快適だと思うようになりました。

化繊の信頼度をさらに上げたポイントが、モンベルの化繊代表格「エクセロフト」です。

モンベルの化繊といえば「エクセロフト」と言ってもいいと思うんですが、これが軽量・保温性抜群という扱いやすく、寒くないという特徴を兼ね備えています。

私が購入・使用したのが「U.L. サーマラップパーカー」というアイテムですが、先ほどの通り軽量で、保温性が非常に高く。また濡れに強いという私が求める化繊の要件を満たしたアイテムでした。

ここでまた「なら結局、モンベルの化繊寝袋探したらいいじゃん!」って言われそうですね。もちろんモンベルにも先ほどのエクセロフトを使用した寝袋も存在します。

話の本題であるイスカが提供するポイントがモンベルにはないと私は感じました。もちろん中綿がエクセロフトが使用されているので、保温性能は私が自信を持って実体験済みです。また私が使用していた「U.L. サーマラップパーカー」は軽量モデルで、モンベルの中ではそこまで保温性能が高くない部類に入ります。私はそれで青森県の真冬を一冬過ごしきりました。(サーマラップパーカーを着ている部分で寒いと思って過ごしたことはありません)

イスカにはあって、モンベルにはない部分は「不要な部分は極力削る」というところ。「必要なところは可能な限り至れり尽くせり」また、さらには「快適性は損なわない」。この3点、モンベルも日本アウトドア界のマンモス的メーカーなのでいろいろ考えられているとは思いますが、私の体感ではイスカの方がメリハリがあるという点について頭1つ抜きに出ていると思います。

私が探し求めたアルファライト 300X

いろいろと話してきましたが、紆余曲折あった結果たどり着いた「中綿が化繊」「メーカーがイスカ」という条件で、春から秋まで使える3シーズン用シュラフ。若干選ぶものによっては温度帯が違うので、最適解が若干変わると思っているんですが、私が主に使う使用用途が車中泊が多いので車中泊環境をベースに検討しました。

車内は屋外環境とは違い、多少なりとも外気温の影響を受けにくい環境です。もちろん夏場になれば屋外よりも車内の方が暑くなりやすい傾向があるので、その限りではありませんが、少なくとも寝るメインである夜ということを考えると、屋外も車内も大して変わらないでしょう。というのが私の結論です。

イスカの化繊シリーズが「アルファライト」になるんですが、その中でほぼ最軽量クラスのマミー型。マミー型以外であればもう1つ軽量モデルがありますが、間違って寒い時期に使用することを考えると、マミー型は頭部の保温性能も期待できる分マミー型である「アルファライト 300X」を選ぶことにしました。

まぁぶっちゃけ寝袋あるあるではあるんですが、正直ナンガ以外の寝袋って温度帯でカラーバリエーションが固定されていて、お気に入りのカラーの寝袋を購入するのって至難の業だったりします。それはイスカでも同じことが言えて、正直「アルファライト 300X」のカラーリングは好みではありません。カラーとしては黄緑みたいな色合いですが、私は緑のものってほぼ持っていないと記憶しています。

まぁ寝袋は色で選ぶんじゃなくて機能で選ぶべきアイテムだと思うので、色の部分に関しては多少なりとも妥協するようにしています。寝袋に限らず、アウトドア用品って結構根が張るものが多くて、購入するときにはセール品やアウトレット品を選ぶように努力しています。(値引きされる分、色の選択肢は狭まりますが)

話が脱線しましたが、私が選んだイスカの「アルファライト 300X」ですが、調べたら分かることですがこのモデルだけマジで売り切れていて購入できないんです。

もしかしたら時期によっては大量にあるときもあるのかもしれませんが、私は何ヶ月も調べてても、販売中の状態を見つけることができませんでした。

それがたまたま販売中を見つけることができたんです!

基本的にネット通販などで見かけるものも、販売扱いしているもの在庫がない状態で販売していて、入荷次第発送というふざけた販売形態がほとんどです。いわゆる無在庫販売というやつ。商品がないのに売るってどういう神経してるんですかね。

私が見つけた時はたまたま2つ在庫がある状態で、このタイミングを逃せばまた手に入れられない時期になると思いました。

正直注文時点では財布やカラカラと音がする金欠状態だったので、本来注文するべきタイミングではないですが、手に入るときに買わないと買えないアイテムだったので無理してでも購入しました。

最後に

ちょうどこの記事を書いている最中にイスカの「アルファライト 300X」が宅配で届きました。待ちに待った寝袋ちゃんとのご対面になるわけですが、ひとまず途中になっている記事を書き上げるのを優先したいと思います。

荷物を受け取ったのは私自身だったんですが「アルファライト 300X」受け取った瞬間。「軽い!マジでこれに寝袋入ってるの?!」って感覚を覚えました。

この記事を書き上げたら、満を持して開封の儀に入ろうと思いますが楽しみです!

だいぶいつにも増して長めな記事になりましたが、少しでも気になる情報がまとめられていたら嬉しいです。ここまで読んでいただきありがとうございました。

イスカ(ISUKA) アルファライト300X フレッシュグリーン 105630