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コピックの黒インクがヤベーぞ!!|アルコールインクアート

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アルコールインクアートをやったことはありますか?

アルコールインクは色の使い方が難しかったり、思った通りに描けないところもアルコールインクアートの魅力だったりします。そんなアルコールインクアートのインクメーカーといったら「コピック」が有名どころなんですが、そんなコピックの「黒インク」これが凄いくせものでした!

今回はそんなコピックの黒インクのヤバさについて少しお話できたらと思います。

コピック黒インクのヤバさ

コピックの黒インクのヤバさは簡単に言うと、一瞬ですべてを塗りつぶすパワーがある!これです。というのも、私が初作品を作って真っ先に失敗した理由もまさにこれ。

アルコールインクアートをやったこともなければ、習ったこともなく、YouTubeやらTikTokやらで見様見真似で始めたアルコールインクアート。なんとなく淡いグラデーションが綺麗だし、イラストなんかの絵心がない自分にも絵がかけるんじゃないかということで始めました。ということでまず初めに意識したのは淡いグラデーションの作成です。いろんな気になる色をインクとアルコールとドライヤーの風で描くアルコールインクアート。なんだか最初はとっつきにくいし、うまくも描けないしダメだなっと少し挫折しかけていました。

それも何とか2日続けて描いてみると、なんだか綺麗な色合いが紙の上に広がっていくのが楽しかったです。そんな中突然に訪れた悲劇が「コピック黒インク」でした。

最初は淡い色だけで使っていたので、絵に少しだけ陰影をつける目的で使ったコピックの黒インク。破壊力はドライヤーで風を送った直後から始まります。黒インクが広がったその先には、今まであった淡いグラデーションをすべて黒1色に染め上がる破壊力がありました。インクを徐々に広げていくと色味が薄くなって淡くなるインクの特徴を黒インクにも望みましたが、そんな期待は秒で裏切られました。ドライヤーで風を送るたびに黒い草原が広がっていき、結局作品の1/3ほどが黒1色に染め上げられてしまいました。

作品ぶっ壊しにもなるコピック黒インクの存在が今も頭を悩ませる種です。そんな悩みの種にもなる黒インクにも、いくつか対策があるので紹介します。

黒インクをなんとか抑える方法

破壊力抜群な黒インクを抑える方法が2つあるので紹介します。

黒だけに着目するとこの2つの方法があるかと思います。まず1つ目が黒インクをアルコールで薄めて使用する方法。これは黒インクの破壊力を弱める方法です。これだと黒インクの破壊力だけを弱めながらも、黒インクの特徴は活かせると思います。私の場合はドロッパーボトルという容器にあらかじめ黒インクと、IPAというアルコールを両方混ぜて薄め液を準備して使用します。

ちなみにいきなりIPAと書きましたが、アルコールインクを薄めるのに使用するのがIPAというアルコールです。アルコールインクを薄めるのに使用するアルコールは「IPA」「無水エタノール」のほぼ2択です。こちらはインクの広がり方に違いがあるので、好みによって使い分けます。IPAのほうがアルコールインクの特徴でもあるグラデーションのラインが出やすいので私はIPAを好んで使用しています。

話が少し脱線しましたが、黒インクを抑える2つ目の対策が黒インクの反対色である白インクを使用する方法。と言っても、アルコールインクはアルコールで溶かすと混ざる習性があるので、黒インクと白インクを混ぜると、黒・白とはっきり分かれるのではなく、色が混ざり合ってグレーができると思います。なので、白インクを使用するときには、始めからグレーを扱うつもりで使用した方がいいです。また黒インクと白インクの分量の比率によって、グレーの濃さが変わるのでこれも経験しないと狙った色合いが難しいかもしれないです。

白インクについて1つ補足しておくと、白インクはコピックには存在しません。コピックで準備しているインクはもっとも薄いもので、ほぼ白色に近い薄いグレーから始まります。なので本当の真っ白インクを求めている方は、別のメーカーを使用する必要があります。今回のトラブルを元に私マツも白インクを追加購入しました。

白インクを購入したメーカーは「ピニャータ」の白インクです。ピニャータはメタリックカラーが人気のメーカーで、こちらもメタリックはコピックにないので、ピニャータのメーカーのものを利用することになります。そんなピニャータには白インクが準備されているので、そちらを購入して黒インクの破壊力に対抗したいと思います。

ピニャータの人気メタリックカラーについて

先ほど少し話に出たメタリックカラーが強いピニャータですが、どのメタリックカラーが人気かもついでに紹介しておきます。ピニャータの人気メタリックカラーはこの3つです。

この3色です。リッチゴールドは文字通り金色です。それも想像通りの金色の発色があります。

いまいち聞いたことがないBRASS(ブラス)は、真鍮(しんちゅう)という意味だそうです。色としては濁った金色で若干茶色系の金色を想像してもらえるといいかなと思います。ピニャータの1番人気カラーがこのBRASS(ブラス)だったりします。

最後がパールです。パールは文字通り真珠のような白系のメタリックカラーです。この3色の中ではパールが発色が一番弱い気がします。ただ淡いメタリック感を演出するにはパールが一番相性がいいと思います。

最後に

今回はコピックの黒インクのヤバさを伝えるためにこの記事を準備しました。黒インクの破壊力だけを伝えてもこの記事の価値がないので、合わせていくつか対策やコピックとは違うピニャータのメーカーについても少し触れさせていただきました。

少しでもアルコールインクアートに興味がある方の参考になれば幸いです。