仕事やDIYなどでマスキングテープ使っていますか?
私マツは塗装屋です。マスキングテープは外壁や内部の養生作業でよく使います。そんなマスキングテープですが、うちの親方がこの新作マスキングテープは良さそうだぞ!ということで、「カモ井の千鳥」というマスキングテープを1箱買ってきたので、現場で使って見た結果を紹介します。
マスキングテープ千鳥を現場で使った結果
回りくどい話も面倒だと思うので、マスキングテープ千鳥の使った結果を早速紹介します。
- ぶっちゃけこの千鳥のマスキングテープは使わない
という結論です。何が?と気になるところだと思うので、そちらも合わせて紹介します。
千鳥のマスキングテープを使わない理由
千鳥のマスキングテープを使わない理由は、次の3点の結果からです。
- 凹凸面への密着性が悪い
- 天井に張り付けた時の付着性が悪い
- 塗料が付着した後の切れが気になる
現場で気になった順番に紹介しました。ただし現場で一番ストレスがかかったのは、天井に張り付けた際の付着性が悪く頻繁に剥がれて養生の張り直し作業が頻発したのが一番の使いたくない原因です。
順番に説明します。今回千鳥のマスキングテープは天井の軒天と外壁面の取り合いの養生に使用しました。マスキングテープの上にマスカーを使用して天井の養生を行ったんですが、天井のボードは凹凸があるので、凹凸に密着しないと塗料の漏れの原因になるので、可能であれば凹凸面に密着するマスキングテープが最適です。ですが、千鳥のマスキングテープはいくら指でしっかり押さえてもカパカパと浮いてくる感覚があります。これだと養生している段階から塗料が漏れる確率が高いことがわかります。大半は外壁と天井の取り合いは仕上げ完了後に手直しすることが多いですが、千鳥を使用した場合も他の養生と比較しても大差なく手直しが必要でした。
次に一番気になった天井に張り付けた際の付着性が悪いという点です。天井に貼り付けて剥がれやすい状態は、吹きつけ作業を行って、ベースの吹き付け終了+模様の吹き付け作業を行った状態が一番養生が重くなって剥がれやすい状態です。ただ今回の現場では色上げのみの作業で、養生には千鳥のマスキングテープとマスカーのみでした。この条件で塗装する前に養生が剥がれてるところが何か所もありました。これだと天井の手直しを前提にマスカー1発で養生した方が作業的に効率的でした。
最後に塗料が付着した後のテープの切れについては、マスキングテープにここまでの強度を求めるのも個人的にはどうかと思いますが、この千鳥のマスキングテープは他のマスキングテープとの類に漏れず、ところどころ切れるところがありました。私個人はマスキングテープを塗料と付着する面に養生する作業はしないので、気になる点ではないんですが、他の職人さんがマスキングテープを塗料と付着する面に養生していて、養生バラシ作業でテープが途中で切れるのが気になったという感じです。
普段使っているマスキングテープは?
私マツの会社で普段使用しているマスキングテープはこれです。
- カモ井 SB-246S 粗面シーリング用
普段天井などの凹凸面を養生するときにはこちらのマスキングテープを使用しています。このテープは凹凸面の付着性が非常に強いです。この上にマスカーを張り付けても剥がれたことはありません。ただし、テープ自体が柔らかく切れやすいところが欠点ではあります。なので塗料との付着はこのマスキングテープでは行わず、必ずマスカーやガムテープで上からかぶせるように養生します。
もう1点補足すると、付着性と密着性が非常に強いので下地の塗料も養生バラシ作業で一緒にはがれることが何度もあります。塗料の剥がれや塗料の漏れなどを前提に作業しているので私が所属する会社では問題になりませんが、気になる方がそこそこいる点かと思います。参考になれば幸いです。
最後に
今回は最近?販売されたカモ井のマスキングテープ 千鳥が会社に大量に来たので使ってみた結果を記事にまとめてシェアさせていただきました。
少しでも参考になる情報が提供できていたら嬉しいです。ここまで読んでいただきありがとうございました。