最近だとプライバシーガラスみたいな反射式で室内が見えにくい加工がされたガラスが販売されています。とはいえ、昔の家だとそんなプライバシーガラスなんてものはなく、室内が丸見えなんてこともザラですよね。
私の自宅も室内丸見えの普通のガラス窓なので、市販のフイルムを張り付けてプライバシーを確保したいと考えました。今まで2回目のガラスフィルムの貼り付けを行ったので、ガラスフィルムの効果と張り方を記事にまとめてみようと思います。
窓ガラス用のガラスフィルムはプライバシーが守れるのか?
一番重要なガラスフィルムを張るだけで、室内のプライバシーが守れるのか?について教えますね。
一言でいうなら「ガラスフィルムを張った窓は外から室内が見えないので、しっかりプライバシーが守られます」
ガラスフィルムの難点はガラスサイズにあったものを貼り付けないと、フィルムの張った部分と今までのガラスの部分と分かれてしまうので、フィルムが張られていない部分は室内が丸見えです。道路に面した1階の窓などはしっかり全面にフィルムを張るようにしなければいけません。
逆に1戸建てなどの2階だったりは、ガラス全面にフィルムを張り付けなくてもプライバシーを確保できるうえに、外の様子が見えたりと使い分けできたりします。もちろん周りが高層ビル群や住宅街などだと、状況に合わせてフィルムの量を調整する必要があります。
ガラスフィルムを張るのは難しいのか?
ガラスフィルムでプライバシーを守ることができることが分かったと思うので、次はフィルム自体は張るのが難しいか確認しましょう。
ガラスフィルム自体は神経質な方はちょっと手間取ると思いますが、基本的にはそこまで難しいことはありません。多少フィルムの隅が綺麗にカットできなかったとしても、普段の生活の中でそのフィルムの隅を確認することもないので大した問題はありません。
ガラスフィルムを張るのに必要なものは
ガラスフィルムを張るうえでいくつか必要なものがあるので紹介します。
ガラスフィルム
まずガラスフィルムを張るために、好みにあるガラスフィルムを準備する必要があります。ガラスフィルムを選ぶうえで気を付けるところは
- ガラスサイズよりも大き目なガラスフィルム
- 貼り付けるガラス枚数分のフィルム数
ガラスフィルムの模様はお気に入りのものを選ぶとして、それ以外には貼り付けるガラス枚数分のガラスフィルムとガラスの寸法よりも大き目なガラスフィルムを準備する必要があります。
ガラスフィルムの種類によっては、長さが長いものやサイズが大きいものもあります。場合によっては1枚のフィルムでガラス2枚~3枚分取れるものもあるので、ガラスの寸法とフィルムのサイズはしっかり確認しましょう。
ガラスの寸法よりも大き目なガラスフィルムは、作業をやりやすくするために必要です。大きいサイズを準備できると多少おおざっぱにフィルムを張ったとしても、後で余ったフィルムをカットするだけで綺麗に張り付けることができます。
霧吹き
霧吹きはガラスフィルムについている貼り付け用ののりの効き目が増すために使用します。その他にも、霧吹きは基本的に水をガラスに吹きかけますが、十分水を吹き付けたあとにフィルムを張るとフィルムの位置調整がしやすくなるメリットもあります。
霧吹きは特に高いものなどは準備する必要はないので、ダイソーやセリアなんかの100円均一のものでも十分です。
水や空気抜き用のヘラ
ガラスフィルムを貼り付ける際に霧吹きでガラスに大量の水を吹きかけます。そして上手くフィルムを張れればいいんですが、ファイルを張った直後はだいたい大量の気泡がガラスとフィルムの間に入り込みます。
その大量の気泡と余った水を押し出すために使用するのがヘラです。フィルムの種類によっては薄手のものなどもあって、ヘラで気泡を押し出すときにフィルムに傷がつくと、破れたり穴が開いたりするものもあると思います。なので、ヘラを準備できるのであればプラスチックタイプのヘラが使いやすくて良いです。
私が初めてガラスフィルムを張った時はヘラを準備しておらず、定規を代用してフィルムの貼り付けを行ったんですが、やはりヘラと違って上手く気泡が抜くことができませんでした。
カッター
カッターはガラスに張ったガラスフィルムの余った隅の部分をカットするために使用します。基本的に切れるカッターであればどんなものでも十分です。
大き目のカッターでもいいのですが、窓によっては細かい作業がある部分もあるので、可能であれば細目なカッターが使いやすいです。
ガラスフィルムの張り方
では実際にガラスフィルムの張り方を紹介します。大半のガラスフィルムがこのやり方でできると思いますが、もしかしたら特殊なタイプもあるかもしれないので購入の際に取り扱い方法は確認するようにしましょう。
- ガラスのクリーニング
- ガラスの寸法に合わせてフィルムをカット
- ガラスに霧吹きで水を吹きかける
- フィルムを貼り付ける
- フィルムの気泡と余った水をヘラで押し出す
- フィルムの余った隅をカッターでカットする
ガラスフィルムの張り方は6つの工程でできます。慣れるとそれほど難しい内容ではないので、あまり面倒くさがらずにやってみるのをお勧めします。
ガラスのクリーニング
まずフィルムを張る前にガラスの掃除を行いましょう。マメにガラス掃除をしている方なら必要ないかもしれませんが、私みたいに年1でもガラス掃除するだろうか?みたいな人は、このタイミングで掃除するようにしましょう。
ガラス掃除のあとはフィルムを張っていくので、水拭きして多少ガラスに水が残っていても気にせずにそのまま次の工程に移って大丈夫ですよ。
ガラスの寸法に合わせてフィルムをカット
事前にガラスの寸法に合わせてフィルムをおおざっぱにカットしておきましょう。目安としては、下面をフィルムの端と合わせるようにして、左右を3センチ程度大きめに準備しておくのが扱いやすいです。
フィルムをガラスに張り付けるときに、上下左右の位置調整してフィルムが曲がって張らないように気を付ける必要があります。そんな時に左右に持ち手としてフィルムの余りがあると、掴んでフィルムを動かすことができます。
ガラスに霧吹きで水を吹きかける
ガラスフィルムを準備できたら、ガラスに霧吹きで水を吹きかけましょう。
吹きかける量は水が流れ落ちるくらいビチャビチャにかけてOKです。というのも少なすぎると張った後のフィルムの調整がしにくいうえに、フィルムののりが上手くくっつかずにフィルムが浮く原因になります。なので水は十分吹き付けておきましょう。
フィルムを貼り付ける
ガラスに霧吹きで水を吹きかけた後は、実際にフィルムを張り付けていきます。この時に私の場合はガラスの下部分とフィルムの下側がずれないように貼り付けます。左右はあとでカットするので、多少フィルムの余りが多くても気にせず作業しています。
フィルムの気泡と余った水をヘラで押し出す
この工程が仕上がりに1番影響する工程です。フィルムを仮で張り付けた後は、ヘラを使ってフィルムとガラスの間にある気泡や水を押し出していきましょう。
押し出す順番としてはどこかのフィルムの面を基準にして、例えば左側を基準に先に左側半分の気泡と水を押し出してしまいます。そのあと上面や下面、右側などに気泡や水分を逃がして気泡や水分の残りがないようにします。ちょっと分かりにくかったらすみません。
この段階で気泡や水分の残りが多いと、気泡の部分はそのままフィルムが浮いてくる原因になります。水分の残りが多いところはフィルムとガラスが密着していないので、こちらもフィルムの浮きの原因になります。
フィルムの余った隅をカッターでカットする
フィルムの気泡と水分を十分押し出した後は、フィルムの余った部分をカッターでカットしていきましょう。
この部分は多少カットするラインが曲がったとしても、気になるような部分ではないのであまり気にせず作業して大丈夫です。ただ几帳面な方には定規などでカッターが曲がらないように当て板をしてカットすると真っすぐカットすることもできます。
最後に
今回は昔ながらのガラス窓のプライバシー対策でガラスフィルムを張るとどうなるのか?について紹介してきました。実際にガラスフィルムの張る方法も紹介しました。
私と同じく隣近所からの室内の様子が見られていないか気になる方の参考になれば嬉しいです。
あまり難しい作業ではないので工作感覚でやると楽しいですよ。
最後にガラスフィルムの貼り付けに必要な道具をおさらいがてら紹介しておきます。