株式投資を初めて何年経ったか忘れたんですが、かれこれ10年以上株式投資をやって人生最大損失を体験中のマツです。
最大の損失をたたき出しながら、何とか地獄の底からの復活を待ち望んで、自分のトレードを相場が終わるたびに反省していました。株式投資は単純な売りか、買いかの2択。ということは、損が出るトレードの真逆をしていたら利益が出ていたという単純な話です。とはいうものの損失は膨らみ利益を出すことが難しいのが相場という世界。
なんだか偉そうに語っていますが、だいぶ株式投資をしていたわりに大それた利益をたたき出したわけでもなく、資産総額がとんでもなく多いわけでもない普通の会社勤めで兼業投資家をしています。
そんなおそらくこの記事を読んでいるあなたと同じ普通の生活をしている人が再起をかけて投資をやっています。株式投資で一番単純で一番重要な今は買いなのか?売りなのか?という決断がなんだか判断できないケースが多いとトレードしていて気づきました。
私はチャート上に移動平均線を3本使って、売り・買いの判断をしています。今年2023年に入ってから信用取引を始めて売りのトレードにも新規参入という状況でした。
下手くそなトレーダーあるあるで、チャートに表示させている情報が多い!というのがあります。だいぶシンプルに考えてトレードしていたつもりでしたが、移動平均線3本というのもなんだか多いよな。と損失を膨らませながら考えていました。
それもそうで、移動平均線1本で判断するのであればかなり単純だと思います。ですが、それが2本。ましてや3本ともなると、移動平均線3本+現在の株価で判断するという判断材料が4つに増えることになります。そしてそれぞれの状況を判断して買い・売りの判断をする。正直これだと複雑すぎて買い・売りの判断に迷うのも仕方のないことだと思います。
それから数週間実際のトレードと移動平均線の問題について、あぁーでもない。こーでもない。と考えを巡らせて1つの結論にたどり着いたので、情報のシェアを含めて記事にまとめたいと思います。
前置きが長くてすいませんでした。では私がたどり着いた移動平均線の考え方について紹介します。前提として私が使用している移動平均線は、基本的な5日、25日、75日の移動平均線です。おそらく大半の株式相場に表示される移動平均線と同じものだと思います。私自体も変更してないので一般的だと思います。
また脱線しましたが、移動平均線1本で売り・買いの考え方を説明できるので紹介します。基準になるのが1本の移動平均線です。それに売り・買いの判断に使うのが、現在の株価です。例えば25日移動平均線を基準に現在の株価が下回っていたとします。(現在の株価<移動平均線の価格)そうすると25日の平均価格が現在の株価よりも高いという状況になります。その場合は「売り」を基準に考えます。逆に25日移動平均線を株価が上回っていた時には「買い」を基準に考えます。
なぜこう考えられるのか説明します。単純な話になるんですが、現在の株価よりも移動平均線の価格(相場に参加している大半の投資家の取得単価)が「高い」とします(現在の株価>移動平均線の価格)。そうすると今株式を持っている投資家が売ると、利益が出る人が多いのが現在の株価>移動平均線の価格ということ状況です。逆にそのタイミングで買った投資家もまだ移動平均線の価格よりも現在の株価が高いので、買いたい人が多くなります。これが繰り返されて株価が上昇していきます。そして、後追いで移動平均線の価格がついてきます。逆の場合も同じ理屈です。
最終的に株価が上昇しすぎて、買う人がいなくなる状態(移動平均線が現在の株価を上回る状況(移動平均線の価格>現在の株価)まで上昇を続けます。
なので現在の株価と移動平均線の2つだけで売り・買いの方向性の判断に使えるということです。では移動平均線が5日、25日、75日などあるけども、さらにどう使い分けるのか?ここも補足しておきたいと思います。
トレードの方法というかトレードにかける時間を基準に「スキャルピング」「デイトレード」「スイングトレード」と大きく3つの方法があります。他にもありますがざっとこれで理解するのに十分です。
スキャルピングが1日の間に何度もトレードを繰り返す方法です。デイトレードは文字通り1日でトレードする方法。デイトレードとスキャルピングがいまいち区別がつかなそうなので補足すると、スキャルピングが極端に言うと数分単位で売買が終了するトレード。デイトレードは1トレードが1日がかりという感じですね。そして最後にスイングトレードは2日以上の中長期間のトレードをいいます。そのトレード方法の時間軸に合わせて使用するのが、移動平均線の単位ということでいいと思います。
例えば5日平均線を基準にトレードするなら基準はデイトレード。25日平均線や75日平均線を使用するならスイングトレード。こんな使い分けになると思います。なので自分が行うトレード方法に合わせた移動平均線を使用するのが最適だと考えています。
億トレーダーのテスタさんなんかは複数のトレード手法を使い分けるといいます。そんな方だったら1つのチャート上に複数の移動平均線を使うのもありだと思いますが、スイングトレーダーなのに5日平均線でトレードするというのも違和感がありますし、逆にスキャルピングなのに75日平均線というのも的外れなデータだと思います。
結局のところ自分のトレードにあったものを最適に使うのが必要だと思います。もちろんいろんなインジケーターなんかを表示させたり、移動平均線やらボリンジャーバンド、一目均衡表も表示させるなんていうまるで判断に迷うために複数の情報を表示させる人もいると思います。
結局のところ自分が適切に判断するために指標を使うので、使いすぎが良いわけではない。シンプルイズベスト!ということにたどり着くんじゃないかな?と思います。
最後に
話の脱線も多くてわかりにくいことが多かったと思うので、最後に少しまとめて記事を締めたいと思います。
- 移動平均線と現在の株価で売り・買いの方向性を判断ができる
- 移動平均線の時間軸はトレード手法に合わせて選択する
- チャートに表示させるものはシンプルイズベスト!
まとめが漏れているところがあったら申し訳ないです。迷路のようなこの記事の中から見つけ出してあげてください。
株式投資で勝つのは大変ですが、この記事を読んでいるあなたにも良い結果が出ることを願っています。負けまくりな私マツと一緒に頑張りましょう!