キャンプ用品を買い揃えるタイミングで材質選びに迷いませんか？材質として「アルミ」や「ステンレス」、「チタン」といったあたりがメインですよね。それ以外にも真鍮とかもありますが、今回は真鍮については触れていません。
ではそんなキャンプ用品を選ぶのに迷う材質選びについて、少し私なりの選び方を紹介していきたいと思います。
キャンプ用品選びで一番無難な選択はアルミ
キャンプ用品の材質選びの中で一番無難な選択がアルミです。アルミが無難な理由を紹介します。
- 軽量
- サビが出ない
- 加熱調理に一番向いている
- 商品の取り扱い数が多い
こんなところがアルミが材質選びで無難な理由です。まず1番重要なポイントになる商品重量については、アルミはチタンについで2番目に軽量な材質です。2番かよ！とツッコミをもらいそうですが、チタンの軽さが別格なので実質1番でも良い軽さです。
次にサビが出ないのも扱いやすさでのメリットです。と言っても、アルミ・ステンレス・チタンどれを選んでもサビが出ないので、そこに関してはわざわざ書かなくてもと思うかもしれませんが、鉄製品と比較するとメンテナンスの簡単さという意味でメリットが大きいのであえて書かせていただきました。
アルミ1番の強みになるのが、加熱調理が一番しやすい点です。というのもアルミの熱伝導率が高いおかげで調理には1番最適な材質です。熱伝導率について軽く触れておくと、熱伝導率が高いものは熱の熱さの伝わり方が早く素材にまんべんなく暑さが伝わります。逆に熱伝導率が悪いものは熱が伝わりにくいので1点集中ように局所的に熱が集中する違いがあります。アルミの材質が調理に向いているもう1つの理由が、一番初めに話した材質そもそもの軽さもあって、調理器具の取り回しの良さもアルミの長所です。
最後に材質がアルミのキャンプ用品は、商品の取り扱い数もずば抜けて多いのもメリットです。というのも、キャンプ用品は欲しい商品があってもメーカーが合わなかったり、形状があわなかったりと案外お気に入りのものを見つけるのが大変だったりします。それがアルミという材質にするだけで、選択肢が無数に増えるので他の材質を選ぶより格段に選びやすくなるのもアルミの特権です。
次はアルミと比較対象にあがるであろうチタンについて話していきます。
最高の素材だけども案外欠点が多いのがチタン
見出しにも書きましたが、欠点を除くと最高の材質なのがチタンです。チタンはアルミやステンレスと違って、素材そのものが黒光りしているのが特徴です。アルミやステンレスはシルバーのテカテカしているのが一般的で、それと比較するとチタンは黒光りしていて1つだけ違う！という存在感を放っています。
見栄えが良いのがチタンの特徴でもあるんですが、他にもチタンの良い点が2つほどあります。チタンの重さは群を抜いてダントツに軽い。これがまず1番の特徴でしょう。金属でありながら、金属を感じさせない異常なまでの軽さ。まるでスポンジでも持っているような重さなのに、金属でしっかりとした耐久性がある。こんなに頼もしい材質あるんでしょうか。
チタンの良い点2つ目が、強度が抜群に高いです。やはり金属の材質を選ぶということからすると、強度がかなり重要なポイントだと思います。その点、チタンは紹介した3つの材質の中で1番抜きに出た強度を持つ材質です。強度が1番高いうえに、軽さも1番となるとまさにキャンプ用品の最強金属！といってもいい気がします。そんな最高素材のチタンですが、しっかりとオチが準備されており、欠点も存在します。
チタンの欠点はアルミやステンレスと比較して、格段に熱伝導率が悪いです。熱伝導率が悪いってなんなの？という感じだと思いますが、加熱調理が向かない材質です。熱の伝わりが悪いということでイメージ的には1点集中加熱みたいな調理になりやすく焦げやすい特徴があります。例えば焦げやすく長時間の加熱調理が必要なカレーとかには向かない材質だと思います。あとは炊飯とかもまんべんなくおこげができているなら美味しいですが、1点のみ真っ黒こげで苦ーいごはんっていうのも嫌ですよね。
チタンのもう1つの欠点が、価格自体が高価である点です。というのもチタンは他の材質と比較して、金属の加工が難しいという理由があります。加工の難しさを反映してなのか、チタンは他の材質から比較して何割か割高な価格設定になっているものがほとんどです。
1個言い忘れていました。個人的には1番言いたかったことだったんですけど、チタン特有の特徴で、加熱すると材質そのものが青みがかった色合いに変化します。これはチタンの他にも真鍮にも同じような感じがありますが、青みがかるのはチタンだけです。なんとなーく男心をくすぐるカッコよさがあるんですよね。
チタンの特徴をまとめ忘れたので、最後にまとめて紹介します。
- 材質そのものが黒光りしている（チタンのみの特徴）
- 重さが軽い（キャンプ用品で断トツ1番）
- 熱伝導率が悪い（調理器具には向かないかも）
- 他の材質に比べて割高
- 加熱した時に青光りする
次は一番後回しにしましたステンレスについて触れていきたいと思います。
良い材質なんだけど他と比較するとどうしても弱いステンレス
ステンレスというと鉄と比較して、サビが出ないという特徴があります。この記事を書いている私マツは塗装業者が本業なこともあって、この鉄のサビと日夜戦っているといっても過言ではありません。そんな難敵の鉄と比較するとステンレスはサビがでないので非常に長期間使うという点で見るととても良い材質になります。
そんな良いところがあるステンレスなんですが、まさかのライバルがアルミとチタンということでどうしても比較されると弱くなってしまうんですね。その1番の理由が重さになると思います。まずアルミとチタンをステンレスの比較対象にすると、完全にステンレスがフルボッコになるくらいステンレスが重いです。
アルミとステンレスを比較すると、素材の強度という面ではステンレスの方に分がある感じです。でもアルミはだいぶ加工技術が上がっていて強度が高くなっているので、ステンレスと遜色ないとまではいかないけども、アルミもだいぶ強いです。
ステンレスの抜きに出ているポイントとしては、逆に重量があるので品物自体がしっかりしているのがあると思います。たとえば据え置きタイプとか移動がない場所で使用するのであれば、ステンレスでも十分負担にならずに使いこなせると思います。
個人的なおすすめ材質
私マツの個人的おすすめの材質はチタンです。とはいえ調理器具で使用すると料理がミスってしまう可能性があるので、クッカーとかはチタンを避けて軽いアルミが良いと思います。
クッカー以外のキャンプ用品はできるだけチタンが個人的に好きですね。というのも先に書いた通り、チタンの黒光りした色合いもグッとくるものあるし、火にかけた時のチタンの青く光る色合いも良いんですよね。
とはいえやはりチタンということで、価格が高価なものがあるのでコレは！というものにはお金をかけて買った方がいいんですけど、それ以外には少しセーブしてアルミになるのかなと思います。
最後に
今回の記事ではキャンプ初心者あたりが苦戦するキャンプ用品の材質選びについてまとめてみました。
私がキャンプ始める前に誰か！教えてくれ！！というような内容をまとめたので少しは参考になる情報が書かれてると思います。
今後もキャンプ関連の記事を増やしていくつもりなので、よければブックマークなどして以降の記事更新をお待ちいただければと思います。
最後に宣伝になりますが、私マツはYouTubeチャンネルを運営しています。今後はキャンプ動画なども徐々にアップしていく予定なので、興味がある方はご覧になっていただけると嬉しいです。ついでにチャンネル登録もしてくれていいんですよ？笑
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