私の家では、毎朝家族全員がコーヒーなり、お茶なりスープなりと、お湯を使う生活をして過ごしています。その必須とも言えるお湯の準備で毎日わずらわしく感じていたのが湯沸かしです。
あなたのお家ではどうやって湯沸かししているでしょうか?
私の家では昔ヤカンでお湯を沸かすということをしていました。コンロがIHに切り替わったあたりからなのか、家ではヤカンを見かけなくなりました。その代わりに登場したのがIH対応のステンレス鍋です。
ステンレス鍋といっても大型タイプではなくて、ちょうど湯沸かしにちょうどいいようなサイズで、500mlもお湯が沸かせるかどうかの軽量タイプ。そんな鍋で沸かすお湯も使うタイミングが家族全員バラバラなのが影響して、頻繁に湯沸かしするという煩雑さでした。
今回はそんな面倒だった湯沸かしを、少しでも快適にするべく電気ケトルを導入することにしたのでその話をしていきたいと思います。それでは本題に入っていきましょう。
あっという間にお湯の準備が完了!
ひとまず話の主役になる電気ケトルの話をしていきましょう。私が購入したのは象印製の電気ケトルを購入しました。型番的には「CK-ZA08」というタイプ。ネットで検索するとほぼ同じ形状と仕様になるのが型番で「CK-DB08」ということになるかと思います。
湯沸かしの話をすると、マジであっという間にお湯が沸きます。沸かせるお湯の量は800mlくらいなので、コップで4杯分くらいだと思います。私の家では母がコップ1杯、私が水筒で1杯、父が1杯くらいでだいたいお湯がなくなる分量です。水筒が約400mlくらいなのでコップ換算で4杯かなという感じ。
お湯が沸くまでの時間でいうと、IH対応の鍋で沸かす体感時間と比較して1/4くらいになっている印象。用事1つでも片付けている間には間違いなくお湯が沸き切っています。
親の印象では電気ポットを買っていたと思っていたらしい
私が購入してきたのは電気ケトルで、お湯を沸かすのに特化した商品です。私の親に使い方などをレクチャーしていて質問されたのが保温性の話です。
私の親としては電気ポットを買ってきた印象があったみたいで、沸かしたお湯はお湯がなくなるまで保温されているそんなイメージがあったんでしょう。私としては朝の時間に何度も沸かされるお湯が非常に面倒だと思って電気ケトルを購入したのですが、親はさらに先をいく商品が欲しかったような。
電気ケトルと電気ポットでは価格差がえぐいことに
親が望んでいた電気ポットですが、電気ポットでは次のような機能が追加されています。
- 温度設定機能
- 保温機能
少なくとも電気ポットは、電気ケトルと比較して上の2つの機能が追加されています。これに追加して再沸騰機能やら節電機能などもある上位機種もあったりします。基本的には電気ポットのメイン機能としては、沸かすお湯の温度を設定できることと、保温機能になるでしょう。
電気ケトルと比較した大きな違いは、保温機能があるかないかだと思います。私の場合にはお湯沸かしのわずらわしさを解消すべく電気ケトルを購入したんですが、やはり求めるべきは最上位の電気ポットになるのかというところ。
電気ケトルと電気ポットの大きな違いは保温機能の有無ということになるんですが、そこの欲望を満たすための価格への反映が非常に大きな違いになっていることも要注意。いちを体感値ベースでいうと、電気ケトルと電気ポットではざっと価格差が2倍以上になっていることが標準です。
もちろんメーカーを選ばなかったり、機能を選ばないという選択をすることによって、だいぶ価格を抑えることに成功するケースもあります。私はこの手の商品で安物買いの銭失いにはなりたくないので、ある程度有名なメーカーで価格もそこそこするものを選ぶようにしています。
まぁコスパの面と利用目的から考えると、電気ケトルで十分利用目的を果たしてくれると思っているので、電気ポットは正直眼中にないんですが、何か不満点があれば電気ポットも検討してみようと思う。
価格の面で見ると案外安価なメーカーもそこそこある
電気ケトル単体で見ても価格差が結構あるような印象がある。デザインの違いや機能の違いなどさまざまあるもののお湯が沸けばいいという点だったり、デザインとかどうでもいいなんていう方も多いように思う。
機能最優先+価格はそこそこを希望なんていう条件の方には、次のメーカーも選択肢に入ってくるように思う。
- ピーコック
- アイリスオーヤマ
このメーカーはどちらも、店頭で商品を見ていて価格の安さが目に付くものが多い。電気ケトルを調べていると、正直メーカーごとに仕様の大差がないように感じられた。もちろんお湯を沸かしてお湯を注げるという機能に絞られているだけあって、商品の差別化が難しいんだと思う。商品の価格差がどこに反映されているのかというと、完全にデザイン面に全振りされていると言わざるを得ない。
値段が安い商品はどこが違うんだろうか?と目を光らせてみると、結果的にデザインの違いが一番よく目につく。まさに安いものはデザインがシンプルで、お湯を沸かす・お湯を注ぐに全神経を注ぎ込まれていて、それ以外にはあまり神経をすり減らしていないように感じられる。
高価格帯の商品はどう違うのかも少し気になるところ
安いものを見てみると、次は高いものがどう違うのか気になるのが人情だろう。
高価格帯の商品を見ていて思うのは、ひとまずデザイン面が洗練され始める。所有欲を満たしてくれるようなデザインだったり、カラーバリエーションが豊富だったりと、選ぶ喜びを提供してくれる感じを価格に反映されているんだろうと思われる。
その他の違いはというと、電気ケトル使用時のスイッチの場所だったり、内容量の違いが目につく。正直デザイン面の違いを除けば、電気ケトルでは内容量の違いくらいしか差がつかないのではないかと感じる。
電気ケトルくらいの商品であれば、好きなものを買うのが正解かも
電気ケトルに限った話かもしれないが、機能が絞られている点もあり、メーカー間の差別化も結構難しい商品に分類されるらしい。価格も多少の開きはあるものの、バカみたいに高額な商品もなければ、ずば抜けて安いという商品も見当たらない。
正直電気ケトルに限っていうと、好きなものを選んで買えばいいというのが結論に至るような気がする。
なぜ象印の電気ケトルを買ったのか
好きなのを買えばいいと結論づけておきながら、どうして象印の電気ケトルを買ったのか多少気になる人もいるだろうか。
正直価格の面を除いて電気ケトルを見比べた時に、どうにも象印1択しか選択肢に入らなかったので、その点を報告しておこうと思う。
象印の電気ケトルが最有力候補に上がった理由は2つ。
- 注ぎ口を守るための上蓋がついている(他のメーカーにはない)
- 国産メーカーで信頼度が高い
まず1番大きな理由の1つが注ぎ口の形状にある。大体の電気ケトルが同じ形状で、三角の口でお湯を注ぐようになっている。大半の電気ケトルは、一度お湯を沸かすとそのまま放置されることが多いと思われる。常時保温中の電気ポットの注ぎ口はというと、基本的に下向きについていて電気ケトルとは仕様がそもそも違う。
注ぎ口が上向きというのは、ゴミやほこりを受け止めやすい形状になっていて、正直口に入れるものを準備するものとしては若干不衛生感を感じなくはないと思った。その点象印の電気ケトルはその点も考慮されており、お湯を注ぐその時まで注ぎ口に上蓋がされてほこりやゴミの入り込みを防止する仕様になっている。この点については、商品をみてこれ以外の気配りは存在しない!と思って感動したくらいだ。
決め手になったもう1つの理由は、有名国産メーカーであること。電気ケトルと言わずとも魔法瓶や水筒のようなものの有名なメーカーといえば「象印」か「タイガー」といったところだろう。どちらも有名で信頼度も高いメーカーだ。電気ケトルに限っては、さらに有料候補として「T-fal」もラインナップに追加されるだろう。ネットの評価を見ていても「T-fal」の評価数の多いこと。この点も人気の表れている証だろう。
ただ水筒系のアイテムに限って言えば、私の経験談をもとに言わせてもらうと「象印」「タイガー」「サーモス」「YETI」に軍配が上がると思う。サーモスとYETIに関しては、電気ケトルのラインナップがないことからも消去法で「象印」と「タイガー」の2択に分類されるというところだろう。
私自身も使用しているメーカーで信用度もあるものというと「タイガー」ということになるんだが、どうにも周りの電気ポットなどで実際に使用しているのを見かけるとなると「象印」1択になっている印象が拭えない。(タイガーの電気ポットは自分は見た記憶がない)
結果的に上の条件2つを考慮して、さらに実店舗の格安セールも相まって、今回購入した「象印」の電気ケトルに辿り着いたというわけだ。
最後に
今回この記事を準備している現時点では、購入した電気ケトルは朝に1度使用しただけという状況なので、もっといろいろ使い込んでから書いた方がメリット・デメリットがわかっていいように思う。とはいえ、電気ケトルを購入した経緯を記事にまとめたくて書き始めたので今回はこの内容で許してもらいたいと思う。
最後に実際に使ってみて、少しだけ気になったところがあるので紹介して終わりにしようと思う。使い勝手に関しては、デザインをはじめお湯の沸く速度など申し分がないといえる。ただ1点初使用の印象で気になったことがある。若干のデメリットになるように感じるが、お湯を注ぐスピード感が少しマイルドな印象がある。
マイルドというと柔らかい表現すぎるだろうか、少し直球で表現すると「遅くね?」と思ったことを正直に伝えておこう。とはいえコーヒーをドリップする時にはお湯をゆっくり注ぎたかったりするし、コーヒーや紅茶をコップ1杯注ぐとするとそこまで遅くは感じないという点からいうと、結局気分の問題かもしれないと言わざるを得ない。
もう1点補足しておくと、お湯を注ぐときに本体が重く感じるかという点も気になるだろう。正直800mlは人によっては重く感じるし、男勢であればなんともなく感じてほしい部類だ。私の体感値になるが本体の重量バランスが絶妙で、全然重みを感じずお湯を注ぐことができる。ただしこの点は私の場合はという注釈をつけておきたいと思う。
まぁ何事も正直に書くことを売りにしているので、今回も思ったことを包み隠さず正直に話したつもりだ。結果的にはIH対応の鍋で何度も湯沸かしをしなくなった点は非常に快適でありがたかった。
今回はこんなところで終わりにしようと思う。ここまで読んでいただきありがとうございました。