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【e-Taxは使わない】今年も確定申告(所得税申告)をしてきました|2023年度分

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確定申告しましたか?

私は今年2024年も2023年度分の確定申告を無事してきました。年1回の一大イベントでもある確定申告ですが、毎年のことながら億劫なイベントでもあります。

おそらくブログで触れるのは初めてですが、2023年の確定申告の話と今回トラブルがあったのでその報告。さらには私が確定申告で意識していることをまとめて報告したいと思います。

ひとまず今までの確定申告の実績を紹介します。

私マツの確定申告の実績

ご紹介が遅れましたが、この記事を書いている私はマツと申します。青森県に住んでいる季節労働者+アルバイターという1年間に複数の職業を経由して稼いでいる人になります。また、労働収入以外にも株式投資やら投資信託(NISAやらiDecoやら)をやりながら不労所得も一部あったりなかったりする人でもあります。

確定申告自体は24歳の時に実家の青森に戻ってから、現在36歳で12年確定申告(12回)してきました。始めのうちは労働収入だけだったので、会社の「源泉徴収票」と「社会保険料(生命保険、国民年金)」を転記して、確定申告するという一番簡単な申告内容でした。

2023年現在の申告項目

確定申告を始めてから12年経過して、さまざま申告の内容が変更になりました。今現在は次の内容を申告するようになりました。

  • 源泉徴収票が2社分(本業+アルバイト分)
  • 株式の譲渡益
  • 株式配当金
  • 国民年金

以上の4つの項目を確定申告でまとめて報告して所得税を申告しています。

個人的にいまだに面倒なのが、株式関連の投資関連の申告です。金額が膨大になるうえに、記載項目が非常に多いのが投資関連の申告の特徴です。それ以外の項目はサラリーマンやアルバイターと大差ない内容かなと思います。

12年申告を続ける間に記載しなくなったもの

12年確定申告を続けるうちに、私の生活から確定申告に記載しないものが出てきたので報告しておきます。

  • 生命保険の支払い
  • 国民年金基金の支払い

支払いの金額的にも大きく、控除の金額的にも大きいのがこの2つです。どちらも今の私の人生設計上不要な項目になってしまったので支払いもやめた結果、確定申告の項目からも消えてしまいました。

生命保険をやめた話

私は2022年から生命保険を完全に辞めてしまいました。結果的には貯蓄である程度のまかないができると判断したからです。私は今まで次のような病気やケガをしてきました。

  • アキレス腱断裂
  • 盲腸
  • 逆流性食道炎

これらは入院や手術を伴うもので、これを患ったおかげで生命保険が活躍した項目でもあります。ただ保険金の支払いもあった内容ではあったものの、結果的には月々支払いしていた金額よりも、保険金の支払いの方が少なかったので割に合わないと判断しました。

生命保険自体は20歳から35歳くらいまで15年も加入していました。元々不安が大きいタイプで不安にはなんとしても備えておきたいというタイプでした。保険の営業マンがビックリするくらいの充実の保険内容を契約していました。

保険の営業マンからすると上客に分類されるくらいの保険内容でしたが、結局保険内容が充実して支払う保険料が高くなっても、充実した保険が活躍する機会が非常に少ないと体感しました。

また私が経験した病気やケガによって、保険金の支払いを受けたものの結局月々の支払いの方がはるかに金額が大きく、それであれば始めから備えて貯金しておいた方が無難ではないかという理由で解約に至った感じです。

国民年金基金をやめた理由

国民年金基金って知っていますか?

サラリーマンでなくなったアルバイターやパートタイマーなんかは、厚生年金から除外されるので国民年金に実費加入する必要があります。厚生年金に関しては、支払いが大きいとブツブツ文句を言いたくなる項目ではありますが、そもそも会社と本人と金額を折半して入っているのが厚生年金です。加入者は金額の半分の支払いだけで入れるお得な保証です。

私も昔は20歳から24歳までサラリーマンをしていたこともあって、厚生年金に4年間だけ加入していました。それが会社を退職したことで厚生年金から国民年金にランクダウンしました。

国民年金は厚生年金から比べると格段に保証レベルが下がるもので、国民年金だけでは老後は生活できないと口々に言われる保障内容です。そんな焼け石に水みたいな国民年金を多少なりとも充実させようというものが、「国民年金基金」です。これは国民年金加入者だけが入ることができる年金の金額をさらに追加する仕組みです。

年金を追加する仕組みとはいうものの、内容としては自分が積み立てた総額を決められた契約の満期を迎えたタイミングから徐々に切り崩して、年金として追加支給するという内容です。

少しでもお得にする方法としては1年前納という仕組みを活用すると、12カ月分の内容を11.何カ月という金額で入ることができるという仕組みがあります。もちろん微々たる金額のお得さですが多少なりともお得になる点と、支払う費用の全額が社会保険料控除ということで所得税の控除対象になっているものです。

国民年金基金の仕組みの話を少ししましたが、結局辞めた理由としては積立貯金とほぼ大差がないということです。

結局毎月せっせと貯めたお金を60歳なり65歳なりになったら、年金として受け取れるという仕組みなんですが、利息が付くわけでもなく、ただただお金を寝かせるだけという仕組み。これでは生命保険と同じで自分で備えればいいではないかという感じです。

もちろん生命保険と同様に、国民年金基金も社会保険料控除という所得税を控除してくれる仕組みがあるものの、ただの積立貯金と大差ない内容です。積立貯金くらいは自分でできるタイプなので結局どちらも辞めてしまいました。

社会保険料控除の項目を減らしたもの

確定申告において「生命保険」と「国民年金基金」という、金額的に社会保険料控除の控除対象として大きな金額の項目を2つとも失う結果を選択しました。

この両方の項目を失った代わりに私は2つの項目を新たに開始しました。

  • 積み立てNISA
  • iDeco

2024年おそらく大注目?の2つの項目だと思います。結局のところ不慮のイベントに備えてお金を準備するという意味で「生命保険」と「国民年金基金」を準備していましたが、どうせなら運用益が期待できる「NISA」と「iDeco」を活用することにしました。

NISAもiDecoも活用を開始したのはかなり後発組だったと思います。それでも20歳くらいから投資に興味を持って、少しずつ参加してきた成果が生かせると思うと、今後に期待といった感じです。

投資に関する薄い自信

なんとなくやれる!と自分で投資に自信がある根拠として、サラリーマン時代の退職金が401kという現在のiDecoで運用されていたことがあります。

401k時代には投資の右も左もわからなくて、株はリスクもあってリターンがある。債権はリスクが少なめでリターンも少なめ。くらいの情報しかわからず何が良くて何が悪いのかも分からない状況でした。

そんな投資に関して右も左もわからない状態で10年以上経過して、当時頂いていた退職金の金額が401kで運用した結果、今現在2倍以上の金額まで膨らんだ実績があります。

サラリーマンになった時から16年以上経過して、ある程度投資に関しての基礎知識と、多少なりともの経験を積んできたことで、多少のリスク管理ができるという少ないですが自信がついた印象があります。

確定申告と投資の関連について

確定申告と投資に関連する話をしていきたいと思います。

ひとまず投資する場合には「利益が出ても」「損が出ても」必ず確定申告をした方が良いです。その理由は「損益通算」という仕組みがあるからです。

損益通算ってどんな仕組み

損益通算は簡単に説明すると「損が出た年」があれば確定申告しておくことで、翌年以降3年分の利益と相殺することができる仕組みです。損益通算がなければ、利益が出た年には有無を言わさず所得税が取られるので、損益通算を使わない手はありません。

基本的には投資をする以上は利益を出したいものですが、確定申告は利益が出た時だけ申告するものではありません。私は損があって稼ぎがありませんよ!という報告もしっかりした方がいいです。

2023年分の私の申告もこれが適用されます。2023年の申告書上は投資の損益はマイナス70万くらいになっています。これも今回しっかりマイナスで計上しています。

今回初めて分かったことですが、この投資の損失を計上することで計上した年の所得税の金額もいくらか減額されるみたいです。確定申告の詳しい仕組み自体は私は理解できていない人ですが、私はこの損失の計上のおかげで所得税の還付を受けることになりました。

過去にあった大損失の話

私は過去にも大きな損失を計上した年がありました。おそらく2023年の損失と同等以上の損失だったと記憶しています。その時はサラリーマンだったこともあって、確定申告する習慣が全くありませんでした。

今となってはあの時確定申告しておけば、多少なりとも所得税の還付があったかもしれないと悔やまれる経験だったりします。

そんな経験をしないためにも、投資で損失が出たときも確定申告して、少しでも納付済みの所得税があれば還付してもらえるように対策しましょう。

今年の確定申告のトラブルの話

今年の確定申告で発生したトラブルの話をまだしていませんでした。トラブルの原因については、会社から発行されている源泉徴収票の記載ミスです。

何が問題だったかというと、月々発行される給料明細には所得税が給料から天引きされる記載がありました。それが通算の明細になる源泉徴収票には所得税天引きの記載が1円たりともなく、まるで所得税の天引きがないような表記でした。

正直この手の給料関連の表記ミスや給料の振り込み金額不足は通算3回目になります。今回もこの確定申告書の内容を精査していてピンと来ました。

源泉徴収票の問題確認はまだできていませんが、ひとまず確定申告書の訂正はさっさとしなければということで、即日同じ確定申告の担当の方と状況を報告して書類の訂正をしていただきました。

この計算ミスが多い会社については、本社から計算して送られてくるタイプということもあって確認も訂正も時間がかかります。確定申告自体は国に(税務署)に報告されるものなので、会社の訂正よりも税務署に提出される書類の訂正を急いで対応しました。

確定申告のトラブルに関する教訓

年1回だけのイベントになる確定申告ですが、1年間の税金の支払いが決定する重要なイベントでもあります。数字もたくさんあるし、書類の項目もややこしくて理解するのが面倒くさい!とさじを投げたくなる気持ちも分かります。ですが自分の将来を決めるイベントでもあります。

非常に面倒な作業ではありますが、確定申告に提出する書類の金額や金額の意味。その他にも確定申告書に記載されている項目と金額、記載した金額の根拠は面倒でもしっかり把握して、自分で解決できる知識を身に着けた方がいいです。

今年の確定申告のトラブルも訂正金額としては1万円以下と人によっては微々たる金額かもしれません。それでも1万円稼ぐのにアルバイトなどで1日以上働かないと稼げない金額だったりします。1円を笑うものは1円に泣くなんていう言葉もあるとおり、目の前の小さな金額と馬鹿にしても積もり積もれば大きな金額になる可能性があります。

会社に源泉徴収票がミスがあるのではないかと報告に行ったときに、会社の担当ではない社員にたいしたことない金額でしょ?と言われましたが、お金に関する人の印象は人それぞれです。また会社でのミスということは私1人だけではなく、全社員・アルバイトまで波及する大問題になる可能性があります。

少ない金額だと馬鹿にせずに確定申告書に関する金額は、くまなく目を通して把握するように努めた方が無難です。

今後の確定申告について

今現在は申告相談窓口を利用して10年以上申告してきました。ですが、今後は日程調整や申告時間の確保、相談窓口の担当者のレベルの差異などを考えて、自分で申告できるようになった方がいいと考えています。

この記事もパソコンを利用して作成していますが、確定申告をネットで完結させるためにもパソコンの活用が必須だと思います。

最近のe-Taxの確定申告では「マイナンバーカード」の利用が推奨されています。簡単にe-Taxで行うは今のところマイナナンバー+スマホの利用が必要なようです。とはいえせっかくパソコンで入力しやすくしているのに、いちいちスマホも併用して使う必要があるというのはなんだか煩わしく感じます。

そんな面倒なスマホ+マイナンバーカード+パソコンというe-Taxの利用を改善するために、必要になるのが「ICカードリーダー」です。e-Tax運用当初にはICカードリーダーの購入費用を控除して支給するような活動もあったんですが、今では完全に自費での準備が必要になっています。やはり後押しがある時にさっさと切り替えるのが一番お得ではあるものの、確定申告というかなり重要な一大イベントであるので、簡単に切り替えれないというのも人の運命だったりします。

最近は証券会社でもマイナンバーカードと連携できるようにマイナポータルなるものに、証券口座の取引データの連動がやりやすくなる取り組みもあるようです。

この証券口座とマイナポータルの連携も一概にほらきた!と切り替えづらいのもなんなんでしょうかね。

でも今後は徐々に対人や紙ベースの申告や役所手続きなども、徐々に簡略化されてデジタル移行が進むと思います。可能な限り早め早めに切り替えて、デジタル移行の恩恵を受けたいところでもあります。

最後に

今回は2023年度分の確定申告をしてきたので、これまでの確定申告の話と2023年度分の確定申告のトラブルの話などさせていただきました。

少しでも参考になる情報が提供できていれば幸いです。

長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。