水冷ベストって気になりますよね?
私マツは塗装屋なこともあり、真夏の仕事の大半が灼熱のトタン屋根の塗装作業が多いです。なのでもう少しヒンヤリした感覚で仕事したいということで、最近水冷ベストが気になっていました。
今現在の現場の真夏対策は、空調服(バートルの初期型)を約3年ほど使用して、気温が35度台の中で毎日作業を耐え抜いてきました。
今年はモノは試しと、水冷ベストの「アイスマンベストPRO」をさっさと購入して灼熱の現場検証をした結果を記事で報告したいと思います。
水冷ベストで購入した商品
購入した商品は上で書いた通り「アイスマンベストPRO」です。「PRO(プロ)」って書かれてるということは、プロじゃないモノもあるわけで、違いは単純にバッテリー容量です。
気温が30度越えしている現場で使用した状況だと、「アイスマンベストPRO」しか使用していませんが、バッテリー容量の問題は気になりませんでした。なのでもしかすると、「PRO」じゃないとバッテリー切れの問題が出るかもしれないです。という感じです。
水冷ベストを使ってみて気になること
まず実際水冷ベスト使ってみてどうなの?というところが気になると思うので、そこを先に紹介します。
- 使い慣れると水冷ベストはヒンヤリして気持ちいい!
- ぶっちゃけ水冷ベストは重い
- 1日作業で水冷ベストはもつのか?と言われると、いくつか対策が必要
- 水冷ベストは買いなのか?と聞かれると、お金に余裕があるなら買っちゃおう!
実際現場で水冷ベストを使って分かったことは、単純に水冷ベストの「アイスマンベストPRO」を買ったからといって大満足とはいかないことがわかりました。いくつか改善点やら工夫するところが必要なので紹介します。
使い慣れると水冷ベストはヒンヤリして気持ちいい!
水冷ベストはベストの装着方法とバッテリーの設定を正しく選択すると、ヒンヤリして炎天下でも気持ちよく作業できます。
ベストの装着方法の工夫
ベストの装着方法の工夫としては、購入直後の状態で水冷ベストを使用すると冷却部分が身体正面の胸元を冷やす状態になっています。私おすすめの着用方法は、身体の脇部分に密着するようにベストを装着するのがおすすめです。ベストの着用方法の調整は、水冷ベスト付属のベルトを4か所調整することで、正面か脇側か選べるので調整しましょう。
ベルトの調整方法は商品付属の説明書に詳しく書かれているので、そちらを参考にして調整しましょう。
おすすめのバッテリーの設定
ひんやり感を感じつつ、少しでも冷却効果を長持ちするバッテリーの設定は「設定2の20秒稼働45秒停止」を選ぶことです。
「設定1の連続稼働」は、ひんやり感を一番感じます。ですがベストを循環する水を冷却する保冷材や凍らせたペットボトルの溶けが早いです。1番水冷ベストが長持ちする「設定3の20秒稼働1分30秒停止」については、ヒンヤリ感よりも暑い!と感じる作業時間が増えるので、「設定2の20秒稼働45秒停止」が一番コスパが良いのでおすすめです。
ベストの装着方法とバッテリー設定をしっかり行うことで、水冷ベストのヒンヤリ感をしっかり満喫して作業することができるので、ぜひおすすめの設定で使用してみてください。
ぶっちゃけ水冷ベストは重い
水冷ベストを着用してすぐ気づいたことは、水冷ベストは重い!ということです。普段空調服しか装着していない状態で作業しているので、水冷ベストはかなり重く感じます。
水冷ベスト自体も小さめのリュックくらいのサイズや重さがありますし、それに「バッテリーの重さ」+「冷却用の水150ml程度」+「保冷用のペットボトル650ml」が追加になって、ざっと1kg程度を常時背中に背負って作業することになります。
水冷ベストの重さのデメリットを毛嫌いするか、水冷ベストのヒンヤリ感をとるかで少し悩ましいところではあります。ですが私マツ的には炎天下の作業は辛いので、少しでもヒンヤリできる水冷ベストはありだと思います。
1日作業で水冷ベストはもつのか?と言われると、いくつか対策が必要
私マツが気温30度越えのトタン屋根の塗装作業で使用している条件では、水冷ベストは体感で3時間程度しかもちませんでした。そこまでしかもたない原因は、保冷用のペットボトルが3時間程度でカチカチの氷状態から水に戻ってしまうからです。この状態ではバッテリーが先に切れることはないので「アイスマンベストPRO」を購入した場合にはバッテリー問題はありません。
1日作業で水冷ベストをもたせる時は、次の対策が必要になります。
- 保冷用のカチカチペットボトルを2~3本用意する
- バッテリー替え用に追加バッテリーをもう1つ購入する
この2つの対策ができれば1日水冷ベストを使い倒せると思います。まず保冷用のペットボトルについては、カチカチ状態から3時間程度で水に戻ってしまったので、朝から作業終了まで使うならペットボトルは3本。暑さに耐えられない時間帯だけ使用するならペットボトルは2本必要になります。
バッテリーについては「アイスマンベストPRO」の場合で、私マツおすすめの「設定2」を使用した状態で、バッテリーの仕様上「3時間半」でバッテリー切れになるそうです。なので、1日使用を想定するなら追加の替えバッテリーが必要になります。
水冷ベストは買いなのか?と聞かれると、お金に余裕があるなら買っちゃおう!
結局水冷ベストは買いなのか?現場で数日使用した上でこの記事準備しましたが、お金に余裕があるなら「アイスマンベストPRO」の水冷ベスト買っちゃいましょう!おすすめです。
水冷ベストの現場での使用例
水冷ベストの使用状況を熱中症にならずに作業できるという条件で、少し使い方を工夫していますので紹介します。
- 朝1~10時までは空調服のみで作業
- 小休憩
- 10時~12時までの作業は空調服+水冷ベストで作業
- 昼休憩
- 13時~15時までの作業も空調服+水冷ベストで作業(保冷機能の限界)
- 小休憩
- 15時~17時までは空調服のみで作業
水冷ベストは「保冷用に650mlのペットボトルに水を入れてキンキン状態」で使用しています。水冷ベストのバッテリーの設定は「設定2(20秒稼働45秒停止)」
今まで大して触れてきませんでしたが、空調服はバートルの初期型でバッテリーのMAXが13Vタイプを使用しています。空調服のバッテリーの設定は下から2番目をメイン使用して作業しています。
最後に
今回は炎天下の灼熱トタン屋根の塗装作業で水冷ベストがどれくらい使えるのか?実際に使って検証した結果を記事にまとめさせていただきました。
少し前の私と同じく水冷ベストに興味があるけど、実際どうなんだろう?という興味のある方に参考になる情報が届けられれば幸いです。
お金に余裕がある方には水冷ベストの「アイスマンベストPRO」がおすすめですので、ぜひ検討してみてください。ちなみに空調服も同じように使用してないんだけど、どうなの?という人にもバートルの空調服はおすすめなので、こちらも合わせて検討してみましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございました。