現場のケレン作業でプライムグリッドを使っていますか?
この記事では会社でプライムグリッドの使用総数が1000個を超えて、プライムグリッドの使用実績がある現役塗装屋のマツが、ケレン作業の作業効率が爆上がりするプライムグリッドの番手(砥粒)を紹介します。
↑※こちらは番手(砥粒)が「#60」になりますのでご注意ください。「#36」は問屋さんへの直接注文でご購入ください
ケレン効率が上がるプライムグリッドの番手(砥粒)は?
早速この記事本題であるプライムグリッドを使用したときの作業効率が跳ね上がる番手(砥粒)は「#36」です。
プライムグリッドを製造販売している株式会社錦では、プライムグリッドの番手(砥粒)として「#36」「#46」「#60」が販売されています。一般的に買おうと思うと「#60」が主流でそれ以外は注文以外で購入するのが難しい状況です。
私マツが所属する会社でも使用総数1000個の大半が「#60」を使用していました。#の後の数字が小さいものほど削った跡が粗いことを表します。「#60」はサラサラと削る印象がある番手(砥粒)で、今回勧める「#36」はガリガリと削る感じの違いがあります。
実際現場で使用してみると「#60」と「#36」を比較して、体感レベルで半分くらいの作業時間で同じ量を削るイメージです。なのでそもそも1個当たりの単価が高価なプライムグリッドの節約にもなるうえに、作業効率も跳ね上がるという一石二鳥という結果につながります。
プライムグリッドのメイン番手(砥粒)#60
私マツも塗装屋歴が12年を超えましたが、入社直後からプライムグリッド「#60」を使用してきました。これ以前はカップワイヤーブラシを使用していたそうで、たまにカップワイヤーブラシを使用すると、ケレン作業中にちぎれるワイヤーが体のいたるところに刺さってチクチクして痛いです。
それがプライムグリッドを使用するとたまにワイヤー部分がちぎれる時がありますが、プライムグリッドはワイヤーと違いナイロン素材で出来ているので、体に刺さって痛いということがありません。作業中の安全面でもプライムグリッドが良いです。
↑※こちらは番手(砥粒)が「#60」になりますのでご注意ください。「#36」は問屋さんへの直接注文でご購入ください
そもそもプライムグリッドの番手(砥粒)がなぜ「#60」なのか?
会社でメイン使用していたプライムグリッドの番手(砥粒)は今まで10年以上も「#60」のみでした。この番手を変えなかったのが、材料問屋さんの担当者が「#60」で十分という話を鵜呑みにした結果でした。
とはいえ実際の現場のケレン作業ではいまいち削れが悪くて、作業効率が悪いよね?というのが職人同士での話でした。そんな作業効率を上げるためにまず最初に対策したのがディスクグラインダー自体のパワーアップです。
元々日立工機(現在ハイコーキに社名変更)のディスクグラインダーを使用していて、そちらのパワーが960Wの低速高トルクタイプというモノを使用していました。ディスクグラインダーのラインナップを調べたところ、出力がさらに上の物があることがわかり、1160Wタイプを購入しました。今現在は最高出力1260Wのディスクグラインダーをメイン機として使用しています。1260Wタイプは砥石のサイズが100mm用の最高出力になっていて、現行最強機です。
この1260Wのディスクグラインダーに変えたことで、同じプライムグリッドの「#60」を使用しても、作業効率が960Wと比べて倍以上作業効率が向上しました。ただそれでも削りに時間がかかるよね?という職人同士の話し合いの結果、プライムグリッドの番手(砥粒)を見直すことになりました。
この記事をまとめている時点では会社のメインはプライムグリッドの「#60」で在庫の消費待ちという状況ですが、次回購入以降は「#36」をメインに切り替える方針です。
現在会社ではハイコーキ製のディスクグラインダー1260Wとプライムグリッド#36をメインにするように切り替えの真っ最中ですが、今まで使用していた960Wのディスクグラインダーとプライムグリッド「#60」と比較すると作業効率が4倍近く跳ね上がる見込みです。
最後に
この記事では私マツが実際に現場で使用した結果から、価値のあるものを記事として情報提供させていただいています。もしよければこの情報を参考にケレン作業の作業効率を改善してもらえればと思います。
ケレン作業の作業効率を改善するポイントは次の2つです。
- ディスクグラインダーの出力向上
- 砥石にあたる使用カップの選択
この記事で私マツのおすすめは次の2つです。
- ディスクグラインダーはハイコーキ製1260Wタイプ
- 使用カップはプライムグリッド#36
現場によってはこれ以外の組み合わせが最適な場合もありますので、私たちの会社と同じくお試しのうえ切り替えるのが良いと思います。
↑※こちらは番手(砥粒)が「#60」になりますのでご注意ください。「#36」は問屋さんへの直接注文でご購入ください