こんにちは、マツと申します。
今回は実家で所有している畑に、昔から育っている栗の木の剪定を行ったのでその話と、2シーズン目になったので前回の反省を活かしたポイントなんかを話していければと思います。
では早速本題に移っていきましょう。
2シーズン目の剪定改善ポイントを紹介
ひとまず1シーズン目の経験を活かして、2シーズン目に改善した剪定のポイントを話していきたいと思います。
- 剪定用の鋸を天寿からゴムボーイの荒目に変更した
- 伸びてほしくない枝については極力根元付近からバッサリ切り落とした
- 下向きの枝は極力選定した
- 下枝があるのに日陰を作りやすい枝は極力剪定した
- 腕よりも太めの枝に関しては初めからチェンソーを使うようにした
- あまり多くの枝を残さないように、1シーズン目よりスカスカに剪定した
1シーズン目の経験を活かして、結構いろいろと改善してきました。それぞれ詳しく話していきましょう。
剪定に使う道具の変更点(のこぎり編)
剪定に使用する道具の点からいうと、のこぎりの刃が薄めの天寿から太めの曲がりにくいゴムボーイで、かつ刃の目が荒目になっているものに変更しました。
ひとまず天寿ののこぎりについては、刃の作りが薄めで、大がかりな剪定に関しては正直適正な使いやすい道具とは言えません。というのも、うちの畑で育っている栗の木は無剪定の伸びたい放題になっていた木になります。昨年結構大掛かりに素人剪定を行いましたが、それでもまだまだ太めの枝がバリバリに育っています。
そんな太い枝の剪定に対して、刃が薄い天寿で作業していると、のこぎりの刃がすぐにぐにゃぐにゃと曲がってしまいます。もちろんのこぎりの使い方が下手な点もあると思いますが、下手をカバーするためにも刃が厚手のものを使用する方が楽です。
天寿ののこぎりに関しては、1シーズン目の剪定途中でのこぎりの刃が折れるというトラブルもあり替刃も購入しましたが、結局剪定作業では天寿ではなくゴムボーイを使用することにしました。
ゴムボーイの刃に関しては荒目を使用していると話しましたが、一般的にはいろんなものが切れる万能目が一般的に販売されています。荒目を使用している理由が、荒目の方がよく切れるからです。万能目は荒目と比べていろんなものに対応するためにどちらかというと、刃の目が細かくなっています。正直剪定のようにバッサリ切っていくものであれば、荒目の方が切れ味も良いし、作業していても楽なので荒目を個人的にはお勧めします。
もともとゴムボーイの荒目を購入したのは、私がキャンプで使用するために購入したものを流用しています。いろんなものを切ることを想定して、少し長めの240mmを購入しました。剪定していて思うのは、210mmも販売されているのでそちらで事足りると思います。もちろん長くても作業は問題ありませんが、必要以上の長さだと感じますし、長さに合わせて価格も上がるのでわざわざ必要がないところに出費する必要もないというのが私の判断です。
まっゴムボーイの刃は天寿と比較して、格段に耐久性が高く曲がりにも強いので、天寿のように替え刃を常備しておくという心配も特にありません。
剪定に使う道具の変更点(チェンソー編)
剪定に使う道具にチェンソーがあります。チェンソーはのこぎりで切り落とすには骨が折れるような太めの枝に対して使用します。チェンソーはのこぎりよりもよく切れるのがメリットでありながら、切り口が荒く仕上がってしまうことがデメリットです。
剪定する木に関しては、今後も何年も頑張って生き続けてほしいものになります。剪定のやり方次第によっては、枝や木を枯らしてしまう原因にもなるので、多少気を使って剪定したいポイントでもあります。
私の目安としては、腕よりも太そうか腕くらいの太さの枝はチェンソーで切った方がいいと思います。のこぎりでももちろん切れるのですが、体への負担が非常に大きいです。私は剪定翌日にこの投稿を書き進めていますが、昨日の夜の段階ですでに体が悲鳴をあげていましたし、翌日少しだけ回復していましたが非常に体の節々が痛くなっています。
やればやっただけ目に見えて結果が出る剪定ではありますが、あまり体に負担がかかりすぎる剪定作業はおすすめしません。なので楽できるところはチェンソーなんかを活用して楽することがおすすめです。
剪定道具を選ぶときの注意点
いちを剪定道具を選ぶときの私なりの注意点をまとめてみたいと思います。
- あまり大きい道具を準備しない
- 剪定の道具は非常に長く使えるのでケチって安物を買わない
とりあえずこの2点が道具選びに重要だと思います。ひとまず大は小を兼ねるなんて言葉もありますが、剪定に関しては極力大きいものよりも小さいものを選ぶようにしましょう。
小さい道具を選ぶ理由としては、そもそも作業しにくい場所で作業することが多い剪定において、大きい道具を使用するのは体への負担に直結します。極力小さい道具で装備を固めて、道具の負担が大きい場合には、さらに効率がよい道具に切り替えるのが理想的です。少し例を出して説明しますね。
私が剪定で使う道具は次の4つです。
- 脚立
- 剪定鋏(180mm)
- のこぎり(できれば210mmあれば十分)
- チェンソー(短いもので十分)
脚立に関しては背が高い木を剪定するには必須でしょう。私は実家が塗装屋ということで4脚の伸縮脚立がたくさんありますが、本当は安定度が高い3点脚立を使いたいところです。私の理想サイズとしては、3尺の脚立で作業できる程度のおそらく全長3mくらいの木のサイズに収めるのが理想的だと思っています。今現在は6尺の脚立ですらも届かないくらいのサイズで、少し手余ししている状態です。
剪定鋏に関してはコスパ最強の噂がある岡恒の剪定鋏がいいと思います。私の場合にはたまたま実家に剪定鋏(200mm)サイズがあるので活用していますが、正直はさみのサイズが大きく手が疲れるとよく感じます。正直次買い換えるなら岡恒の剪定鋏180mmを買い足します。
のこぎりに関しては先ほども話した通り、刃が太めでかつ刃の目が荒目のゴムボーイを使用しています。サイズに関しては240mmを使用していますが先ほども話した通り、コスパと必要十分なサイズということで、私は210mmのものがベストだと考えています。
チェンソーに関してはあまり詳しくないですが、本職の林業の方が使用しているような非常に大型のサイズのチェンソーは剪定作業では必要ないと思います。私も父親が知人から購入した小型のチェンソーを使用していますが、それで十分作業できているので大型のチェンソーは必要ないと思います。
栗の木の剪定のやり方
ここからは実際に栗の木の剪定の話をしていきたいと思います。先ほど話していた栗の木の剪定のやり方については次のようなものが話題に上がっていました。
- 伸びてほしくない枝については極力根元付近からバッサリ切り落とした
- 下向きの枝は極力選定した
- 下枝があるのに日陰を作りやすい枝は極力剪定した
- あまり多くの枝を残さないように、1シーズン目よりスカスカに剪定した
1シーズン目の剪定の結果を反映して大きく変更した点は、極力スカスカになるように剪定したことです。1シーズン目でもかなり大掛かりに剪定した記憶がありますが、結果的に栗が実ったボリュームから考えて、さらに規模感を縮小しても問題ないと判断しました。
また栗の木自体が極力スカスカに剪定しないと、やたらに虫が集まると理解しました。今年はたまたま虫が多かった可能性もありますが、私が調べた剪定後の木の様子よりもかなり多めに枝を残していたので、まだまだ剪定不足だった可能性があります。
元々栗の木が植えられていた場所の問題もありますが、栗の木の成長過程において大きくなりすぎて、こっち方向に伸びてほしくないという場合もあります。今回の剪定ではその点も配慮して、伸びてほしくない枝に関しては極力根元からバッサリ切り落としてスッキリさせるようにしました。結果的に歪な形状にはなってしまいましたが、庭師でも庭園でもありませんし、結果的に邪魔にならずに木のサイズがコンパクトで、美味しい栗が食べれれば十分なので木の形状は無視しています。
栗の実が実際になってから気づいたことですが、剪定した時は基本的に栗がない時期に行います。その時では枝が基本的には軽い状態ですので、あまり下向きにぐんぐん伸びる枝というのは見つけにくいです。ですが秋になって実際に栗の実がなりだすと、栗の実の重さに負けて枝がだらーんと下に垂れ下がってきます。また基本的に木自体は上向きの枝を成長させる傾向があるので、今回下向きの枝はバッサリ剪定して落としておきました。
剪定において重要なポイントの1つが日当たりです。なんとなく知識や経験がないうちは枝がたくさんある方が栗の実がたくさんなって嬉しい!と思いがちです。先ほど話した虫の予防の観点でも、そもそもの栗の木の成長においても、植物に十分な日光が当たることは大切です。なので事前に日陰を作ってしまいそうな枝は極力事前に排除するように徹底しました。
剪定において重要なポイントをおさらい
剪定において私が重要だと思うポイントをおさらいしていきましょう。
- 体の負担が少ない道具選びを心がける
- 木のサイズは歳を増しても管理できるコンパクトなサイズを心がける
- できるだけ日当たりを意識しつつ、スカスカな枝の状態をキープする
- 他の枝と競合する枝は事前に切り落として整理しておく
ひとまず何年も管理することを考えて、極力体の普段が少ない道具選びを心がけましょう。私のおすすめは剪定鋏は180mmタイプでコスパから岡恒。のこぎりは刃が厚めで刃の形状が荒目、サイズは210mmタイプ。チェンソーはコンパクトなタイプを選んで無理に大型なものを使用しない。
木のサイズ感に関しては、歳を増しても管理できるように3尺の脚立で管理できるくらいのコンパクトな状態をキープする。
植物の成長を第一に考えて、日当たりが取れるように枝は整理して、できればスカスカな枝の状態をキープする。また下枝は成長過程で地面についたり、実がなるとだらんと下がってしまうので極力剪定して整理しておく。
最後の4つ目は書いていませんでしたが、一番重要なポイントでもあります。他の枝と競合するぶつかる枝に関しては、枝自体が傷だらけになったり、せっかくの実を落としてしまう原因にもなります。また虫の発生要因にもなるので、他の枝と競合するようなものは事前に剪定して整理しておきましょう。
最後に
今回は私が2シーズン目になる畑に植えてある栗の木を剪定したので、その話をさせていただきました。1シーズン目と比較して成長した点や改善したポイントなんかも合わせて紹介しましたので、昔の私と同じようにどのように剪定したらいいんだろう?という人の参考になれば嬉しいです。
少し長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。