家の手入れ

【知らないことがいっぱい】人生初の草刈りやってみた|草刈り機械

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こんにちは、マツと申します。

今回は人生初草刈り機械を使って、畑の草刈りをやってみたので、その報告を兼ねて情報をまとめていきたいと思います。

私は塗装の職人として日々仕事している関係で、エンジンを使用している機械は多少使う機会が一般の方よりも多いです。そんな中、畑の草刈り機械はいまだに使った経験がなかったので、家に草刈り機械があったので使ってみることにしました。

草刈り機械を使うことになった理由

そもそも草刈りなんて、やらなくていいならやらない方がいいですよね?

私も今37歳という年齢になりましたが、37年間草刈りなんかやったことがありませんでした。今回草刈りをするきっかけになったのが、私の祖母が介護施設にお世話になることになったのがきっかけです。

今までは畑やら庭の手入れなんかが祖母1人でやっていました。祖母の足腰が徐々に弱ってくるにしたがって父親が草刈りをしたり、畑に手を出したりという感じの生活で今まで来ました。

そんな全ての手入れをしていた祖母が、施設のお世話になるまで弱ってしまったことが理由で、畑や庭の手入れをする人がいなくなったというのが事の始まりです。

別の記事で書いたことになるんですが、私が2週間ほど造園屋さんのアルバイトをしていたことがきっかけで、畑に無造作に育っていた木の手入れをするのにハマったのが今年の出来事です。

庭木の手入れといっても、庭や畑の一部分を管理しているにすぎない状態で、その周りには手つかずの畑や庭がそのまま放置されているという状況だったりします。仕事で使っている小屋が畑に隣接していることもあって、無造作に伸びまくった雑草に足を踏み入れるのも嫌になるような無法地帯でした。

一度父親が手入れした後にはなりますが、自分なりにネットで調べて勉強して、草刈りもしてみることにしました。

草刈りって案外楽しい

草刈りってやったことがなかったですが、やってみると案外楽しいものなんです。

何が楽しいのか?

楽しい理由としては、無法地帯に伸びまくって足も踏み入れたくなかった場所を、草刈り機械を使うことで自分で切り開いていく開拓者になった気分になれます。そのうえ実際に草刈りした場所は、草がしっかり刈り払われて見た目にもすっきりした感じになるので、気分もスッキリします。

トイレ掃除を頻繁にする人は心がキレイなんていう話があったりしますが、草刈りにもそれに通じるものがあるのではないかと思います。

草刈りが終わると、このエリアを刈り上げたという達成感があるし、そこから次の草が伸びるまではスッキリした見た目の綺麗な環境が出来上がります。また多少運動みたいなものだったりもするので、運動不足の解消にもなって、一石二鳥や三鳥にもなる気がします。

草刈り機械は難しくない

草刈り機械自体は大して難しくありません。ひとまずエンジンをかけれることが大前提になります。基本的にはエンジンをかけるには、次の手順でかけることができます。ただし、多少メーカーや機械ごとに違いがあるので応用は必要ですけどね

  1. 草刈り機械に燃料を補充する(基本的にはガソリンとオイルの混合ガソリンを使用)
  2. エンジン始動のスイッチを入れる
  3. チョークを閉じる(エンジン内部に空気の取り込みをしないようにする)
  4. ガソリン取り込み用のポンプを何度か押して燃料を取り込む
  5. エンジン始動のヒモを引く(エンジンがかかりそうなことを確認するまで何度か引く)
  6. チョークを開放する(エンジン内部に空気の取り込みを行う)
  7. エンジン始動のヒモを引く(おそらくエンジンがこのタイミングで始動します)

いろいろと書きましたが、エンジンを始動する方法に慣れると、誰でもエンジン付きの機械の始動が使いこなせるようになると思います。

草刈り機械は左右に振り回して使用しない

草刈り機械を使うと考えると、なんだか左右にブンブン振り回して草を薙ぎ払っている印象がありませんか?

私も以前はそう思っていたし、始めのうちは草刈り機械の使い方がわからずに、当初のイメージ通りにブンブン振り回して草を刈り倒していました。

正しい草刈りの方法は、草刈り機械を左右に振り回す方法ではないんです。

正しい草刈りの使い方は次の通りです。

  • 身体の前方から左側に草刈り機械を振って草を切り倒します

イメージ的には身体の正面に草刈り機械の刃を持ってきて、身体の左側に向かって草刈り機械を振ります。感覚としては90度だけ草刈り機械を振ります。また次の草を刈るために草刈機械を体の正面までそのまま戻します。草刈り機械を体の正面に戻すときには、草刈り機械で草は切り倒さずに空戻りします。

  1. 身体の正面から左側に向かって90度草を刈ります
  2. 草刈り機械を空戻りさせて身体の正面に戻します
  3. 一歩前進して次の草刈りする場所まで進みます
  4. 始めと同じように90度分だけ草を刈ります

こんな風にして、身体から左側までの90度分だけ草を刈るというのを繰り返して進んでいきます。

草刈り機械は時計でいうところの、9時から12時の部分で草を刈るのが正しい使い方だそうです。使い方がわからない人からすると、左側に振る時には6時~12時を使って、右側に振る時には12時~6時の部分を使って草を刈るイメージでしたよね?

こんな草刈り機械の使い方では体が疲れてしまうそうです。そのうえ草刈り機械本来の使い方ではないので、機械にも負担がかかるし間違って使い方になるので、草刈り機械を使っている方や周りにいる方にも危険が及ぶみたいです。

草刈り機械ではキックバックという現象がある

草刈り機械ではキックバックという現象があるそうです。どういった状態かというと、草刈り機械で切り倒せなかった、例えば太い木や石なんかがあった時に、草刈り機械が右側方向に振り飛ばされる現象を言います。

これは先ほど話した草刈り機械の刃の9~12時方向を使わずに、12~3時方向で刈り倒したときに起こる現象です。

一番草刈り機械の力を発揮できるのが、9~12時方向で刈り倒した時だそうです。逆に12~3時方向で刈り倒した時というのは、一番力が弱くて刈り倒す対象に力負けしやすい状況ともいえます。

なので草刈り機械を使うときには、正しい使い方として草刈りの刃の9~12時方向だけ使って刈り倒すようにして作業しましょう。

草刈り機械の替え刃って種類が多い

昔ながらの草刈り機械の刃って、回転する大型の手裏剣みたいな刃物の印象が多くないですか?

最近草刈り機械を使っている人をよーく見ると、なんだかナイロンヒモみたいな2本のヒモがついていて、刃物が付いていないものもあったりするんですよね。

鉄製の刃物にナイロンコード少なくとも2種類の替え刃が存在しますが、ぶっちゃけそれぞれについてもいろんな種類が存在して、さらに複雑になっているんです。

こうなると何が何だかよく分からないし、何を選べばいいのかよくわからないですよね。私もぜーんぜん良くわからなくて、たくさん迷って、いろいろ調べて、実際に両方使い比べて実体験をもとに勉強しました。

私の体験をもとに、どうやって替え刃を選べばいいか紹介しますね。

替え刃に迷うなら、ひとまず鉄製の替え刃からスタートしよう

草刈り機械の替え刃は、いろいろ種類がありすぎて何を選んだらいいかわからない!たしかにこんな風に思う人多いですよね。

では最低限失敗が少ない選び方を紹介します。次の条件を目安に替え刃を選んでみましょう。

  • 鉄製の替え刃を準備する
  • 草刈り機械で決められたサイズの替え刃を選択する(235mmか255mm)
  • できるだけ安物の替え刃を買わないようにする

最低限失敗がなく、はずれの替え刃を買う回数を減らす方法を紹介しました。

ひとまず鉄製の替え刃からスタートしましょう。ナイロンコードも選択肢としては存在しますが、ひとまず草刈り機械の基本を覚えるためにも鉄製の替え刃をしっかり使いこなせるようになる必要があります。

替え刃にはサイズというものが存在します。基本的には草刈り機械に定められたサイズがあると思います。よく分からない人は今現在付いている草刈りの替え刃があれば、そのサイズを測りましょう。替え刃の一番広い部分を外側部分で測れば、替え刃のサイズを調べることができます。よく分からなければ小さいサイズの235㎜を買っておけば無難です。

235mmと255mmはそもそも替え刃のサイズが違いますが、この違いによって作業性が向上するという違いがあります。作業性という点から考えると、255㎜の方が刈れる範囲が大きくなるので効率的です。ただし、効率が上がる代わりに替え刃のサイズが上がるということで、機械に対する負担もそれだけ大きくなります。大きな替え刃に高速で遠心力が働くので、その分だけ草刈り機械に負担がかかるという具合です。なのでエンジンが大きいことが分かっている場合や、そもそも255㎜を使っているなど詳しくわからないうちは、機械を故障させるリスクを減らすためにも235㎜を選択するのが無難です。

安物の替え刃を選ばない理由は、そもそも作業効率が落ちる点や耐久性の問題です。正直形状だけでいえば大差ないような気がしますが、値段の違いがある分だけ材質や形状、耐久度にその分だけの違いがあります。

安物買いの銭失いはここでしっかり出る部分になるので、安いからと言って安物の替え刃に飛びつくんではなく、良いものを長く使う意識をもって替え刃を選択してください。

ナイロンコードはどうなのか?

鉄製の替え刃を紹介していましたが、そもそもナイロンコードってどんなものか興味が沸いたんではないでしょうか?

今後のためにもナイロンコードを紹介しておきます。ひとまずナイロンコードのメリットを紹介します。

  • 鉄製の替え刃で刈り残したような草もナイロンコードでは刈り取ることができる
  • 刃がナイロンなので、際部分に生えている雑草や鉄製の替え刃では危ない部分もしっかり除去できる
  • 鉄製の替え刃と比較して、コスパが良い

ナイロンコードのメリットはざっとこんな感じでしょうか。

鉄製の替え刃では、刃が鉄である分太めの枝なんかも切り倒すことができるんですが、連日晴れが続いて草刈りなんかをした時に、草が乾きすぎて鉄製の替え刃では刈り残すということがあります。その点ナイロンコードでは乾いた草であっても関係なく根こそぎ刈り倒すことができます。ちなみにナイロンコードは刈るというよりは、叩きちぎるイメージに近いかもしれません。

二つ目の特徴が、例えば塀の際生えている雑草やアスファルトやコンクリートの隙間から生えている草を刈る時です。そんな場所を刈る時は、鉄製の替え刃ではむやみやたらに作業することができません。その点ナイロンコードの場合には、刈る側がナイロンなので、周りに対する影響が限りなく少なくなります。ただしたとえナイロンコードといえども、草刈り機械で何度も叩きつけることになるので、対象物に傷をつける可能性はあるので、周りに壊しそうなものなどがある時には、事前に作業するところから寄せてから作業するようにしてくださいね。

ナイロンコードのデメリットを紹介

ナイロンコードのメリットだけを見ると、ナイロンコードの方がいいじゃん!と感じるかもしれません。ただし、実際に1度使ってみるとわかるんですが、ナイロンコードは結構クセが強いアイテムだったりします。

ナイロンコードのデメリットは次の通りです。

  • 刈り倒した草の飛び散り、鉄製の替え刃と比較してとんでもない量の飛散量になる

他にもデメリットがあるのかもしれませんが、私がナイロンコードに関して感じた特大なデメリットは、草刈り時の飛散量の多さです。

鉄製の替え刃を使っているときは、草の飛散量なんかを意識することもなく作業していました。鉄製の替え刃で意識していたのは、周囲に石がないかと、刈り取るはずの草が刈れているかの2点でした。

ナイロンコード使用中に意識していたことは、周囲に飛散しても迷惑になるものがないか、自分は草の飛散に耐えうる恰好をしているのかという2点です。

同じ草を刈るという作業になるんですが、替え刃を鉄製かナイロンコードにするかという選択の違いだけでかなり大きな違いがあります。

一番初めに薦めた通り、草刈り初心者は鉄製の替え刃を使った方が非常に作業がしやすいです。ナイロンコードを使うだけで、草を刈っている自分が草まみれになって、ナイロンコードを使うのが嫌になる可能性があります。私はナイロンコードを1度使ってみて、自分の準備不足を痛感しました。

ナイロンコードを使うなら準備した方がいいもの

ナイロンコードを使用したいという方がいれば、事前に準備してから作業した方がいいです。メーカーなどはバラバラになりましたが、私はすぐに次の道具を準備しました。

ナイロンコードを使って草刈りを行うと、自分が刈り倒した雑草まみれになってしまいます。なので顔に飛んでくる草から顔を守るためにフェイスガードを準備する必要があります。そして草刈りに近い位置にあたる上半身~下半身にかけては、草刈り用にエプロンを準備しました。

勝手に私はエプロンと呼んでいますが、草刈り用エプロンでも商品が見つかりますが、正式名称はサロペットというみたいです。

作業靴は多少エプロンで隠れず汚れてしますので、可能であれば長靴なんかをはくのが一番いいと思います。少なくともフェイスガードとエプロンがあれば、ナイロンコードを使っても気にせず作業できるようになります。

草刈り作業をするなら他にも必要なものがある

今まで草刈り機械の使い方や替え刃の種類や必要なものなんかを紹介してきました。記事の中では今まで1度も触れていないものがあります。

草刈り作業をするのであれば、この他に次の物も準備して行うようにしましょう。

  • 水分補給用の飲み物
  • 保護手袋
  • 日差し防止の帽子

なんとなくさらっと刈り終われるイメージがあるかもしれませんが、思っている以上に時間がかかったり、身体への負担が大きかったりします。そんな時に最低でも水分補給用の飲み物は持っていくようにしましょう。

また基本中の基本ではありますが、保護手袋も着用して作業するようにしましょう。保護手袋に関しては、メッシュ付きのゴム手袋で十分だと思います。回転している時に機械のメンテナンスをするなんていうことはないとは思いますが、回転系の機械は巻き込み事故も多いので、できれば軍手での作業はしない方が無難です。

また屋外作業でもあるので、そこそこ強い日差しの中に長時間いることになります。少しでも体への負担を減らすためにも、日差し防止のために帽子もかぶって作業するようにしましょう。

最後に

今回は人生初の草刈り作業をしたので、草刈り作業を通して覚えたことをまとめてシェアさせていただきました。

いちを作業の中で大事なポイントも紹介していますので、まったく草刈りについて知らなかったという方には参考になる情報が少しはあると思います。

少し長めになってしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。