手仕事まとめ

【手仕事の領域広げます】レザークラフト始めます!|兼業クリエイター

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こんにちは、マツです。おそらくお久しぶりです。こちらで投稿するのは久しぶりな気がします。

今回は私が休日や仕事終わりの時間帯に、ハンドメイドの作業量領域を広げるべくレザークラフトを始めようと思います。

知っている方がどれくらいいるのかわかりませんが、今現在はハンドメイドのジッパータブを製作・販売している状況で、ジッパーダブ自体も本業ではなく兼業で空き時間で作業するという活動をしているところです。

まず私が手仕事として始めたのがアクセサリー作りだったと記憶しています。まぁアクセサリーを普段からつける習慣がなかった私には、どうにも製作物のイメージができずに、途中で断念した過去があります。その後、絵心がない自分でもクリエイティブな創作ができるかもということでアルコールインクアートに興味を持ち、一時期Instagramにも作成した作品を投稿していた時期もありました。

アルコールインクアートに関しては、こちらもアクセサリー作りと同様にどうにも自分の中に製作するためのアイディアやイメージの種が少なく、こちらも世の中に提供できる状態でない状況で頓挫しました。

あれやこれやと試行錯誤した結果、休日や空き時間を活用してあまり負担がなく続けられているのが今現在も継続しているジッパータブ製作です。ですがジッパータブだけでなく、もう少し活動領域を広げることにしました。

色々挑戦する前からずっと興味があったレザークラフトなんですが、今回何かやりたいと思い立ったタイミングと人生の中で少し手持ち無沙汰で何したらいいか悩む時期が重なって、どうせならと空き時間があればできるレザークラフトを始めることに思いいたりました。

前置きが長くなりましたが、本題に入っていきましょう。

レザークラフトを始めるきっかけは、やることが見失ったから

今現在もいろいろとやったり、やめたり休んだりと多方面に頭や足を突っ込んでいる私ですが、レザークラフトを始めようと思ったきっかけは「今何をやったらいいかわからなくなったから」です。

まぁやることを見失ったというのが表現としては適当な気もします。

きっかけはなににしろ自分が興味あるものと、販売した先にお客様がいるアイテムは他者との繋がりがあったり、感謝される行いだったりと自己肯定感が高い活動だったりします。

ジッパータブも今は販売の大半がメルカリで売れているんですが、結構いろんな方から感謝されたり喜ばれたりしているのを感じると、自分の空き時間を活用した手仕事が巡り巡って誰かの役に立つんだなと実感します。

どこかに書いたりしてると思うんですが、私の本業は塗装屋さんです。建物の塗装全般を行なっているいわゆる職人ってやつです。これもまた私の手仕事の結果としてお客様が喜んでくれたり、建物の寿命を伸ばしたり、外観が良くなったりと仕事の結果誰かが喜んでくれる活動だったりします。

私はこのブログ以外にもYouTubeで発信してみたり、noteで記事を投稿したりと、動画や文章などいろんな媒体で発信するようにしています。なんだかんだと他者との繋がりを求めた結果こんな活動にいたっているんだろうか?と最近考えるようになりました。

私の性格的にも細かいとこにはとことん細かく突き詰める性格で、まぁ大雑把な部分もありますが、特に仕事になるとどうにも荒仕事というのが正直納得いかない部分が多いです。

その点ジッパータブや塗装の仕事、レザークラフトもそうですが、自分一人で製作するものに関しては可能な限りこだわりが出せる部分でもあるので、自分の中で妥協がない仕事が追求できるのが楽しかったりします。

脱線した話になりますが、私の家系は他人の話を聞くのができないというそんな家系になってます。どんな時にも自分の考えが最優先で、たとえ間違っていることでも自分が間違っていると判断できるまでは、自分からは絶対に曲がらないという何とも面倒臭い性格です。そんな性格を引き継いだ私も他人の話は鵜呑みにせず、一度自分で噛み砕いてみて結果を確認したものだけを信じるようにしています。

私の性格が良いか悪いかはさておいて、手仕事に関しては妥協がない仕事は結構良いものができるものです。

こんな過程がありつつで、レザークラフトを始めてみようと思います。先に書いたと思いますが、元々レザークラフトってなんか良いな!って思っていたこともあり、正直今回はきっとちょうど良いタイミングで活動できるきっかけだったのではないかと思います。

私自身がレザー製品が好きだったり、長年使い込んで自分なりの味が出てくるのも気に入っていたりと、私が作ったものがおいおい誰かと同じ気持ちを共有できるきっかけになればさらに嬉しいなと思います。

レザークラフトを始めるにあたっての道具探し

そもそもレザークラフトを始めるにあたって、まず必要になるのが品物を作るための道具探しです。

もちろんやり方や使う革だったり、作りたいものによっていろいろ変わってくるところはありますが、そもそも作るための道具がなければレザークラフトは作れません。

レザークラフトの道具も調べてみると多岐にわたっており、正直個人のやりたいことや今後目指す先によって徐々に分岐していく気配があるというふうに感じました。

私がレザークラフトを始めるにあたって道具を準備するのであれば、初心者セットのようなレザークラフトを作るために必要な道具が最低限揃ったセットをまとめ買いした方が効率が良いと感じました。

そもそもセット商品を買ってみないと、レザークラフトの道具の種類が多すぎて、自分に何が必要かわからないというのがあります。その点セット販売されているものは多少不要なものが入っていたとしても、ある程度作り始めれるセットが準備されているのが利点です。(まぁ初めから使うものだけ買えたらいいんですけどね)

やっぱりモノづくりは実際に手を動かして体験してみて、初めて自分がどうしたいのか見えてきたり、どうやった方が効率がいいとか道具はこれが欲しいみたいなところが見えてきます。私も塗装の職人を10年以上やっていますが、使いやすい道具にたどり着くにはどうしてもいろんなものに触れてみて、さらに使い込んでみて良し悪しが見えてくると体感しています。

そんな感じでレザークラフトやってみたいけど、どうやって始めていいかわからないって人は、ひとまず初心者セットをまとめ買いしてみるのがいいでしょう。ただし1点注意があって、私はなんちゃってでAliExpressで中華製の初心者セットを買ってみました。なんとなくやってみたいくらいであれば、そんな安物でいいと思うんですが、私のように後々お客様に販売したいというクオリティも大切って人は、やはり国産のメーカー品で揃えた方が無難です。

道具を買い集めるのって結構お金がかかるので「なんかまだ始める段階なのにこんなにお金かけていいのかな?」とか考えたりしますが、レザークラフトの道具って大方1回購入してしまえば、かなり長期間使えるものが多いので下手したら一生物だったりします。そう考えると多少初期投資がかさもうが、中華品よりも国産品の方が高くても初めから良いものを買っておくことで、無駄な買い直しを減らすことができるので結果的にコスパがよかったりします。

職人仕事の例えで塗装の仕事においても、我が社の社長はなんだかんだとセール品や安物が好きでしかもまとめて大量に買ってくるんです。そんなセール品や安物ってやはりB級品や劣化品が多く、仕事していて仕事の効率が著しく低下します。目先の出費に目がいって、実際の作業効率を疎かにする例の典型だと思っていますが、正直人間よりも道具の方が素直に仕事してくれます。そんな道具をケチっているようだと作業効率は著しく落ちるし、結果的に人件費が徐々に膨らむ結果につながります。

なんだかんだと仕事の費用対効果を決定づけるポイントの大半が、案外人件費だったりするものです。道具代や材料費というのはぶっちゃけ固定です。コストを決定づける変動費に当たるのが人件費。人件費が増えればその分コストが増えていきます。逆に言えば、いかに人件費を削れるかでコストダウンを狙えるわけです。

若干話が発展しすぎていますが、正直ものづくりや手仕事はいかに人の仕事を減らして効率化できるかにかかっていたりします。レザークラフトに関しては手縫いが良いという人もいるでしょうし、手縫いの味わいがいいという人もいるでしょう。正直ものづくりは作り手の好みと買い手の好みが合えばそれでOKというものですが、一定のクオリティで数量を生産したいという場合にはどうしても機械化が避けられないというのが実情です。

まぁ機械化や自動化の部分に関しては今回の投稿とはかけ離れた話なので、別記事で話していきたいですが、私のレザークラフトを始める目的は「製作物の販売」と「販売した収益」が目標にあるので、どうしても自動化の方に意識が向いてしまいます。

地元にある卸屋さんを探すのも必要

話がぐいっと変わりますが、レザークラフトを始めるにあたって、今時はネット通販という選択肢も結構現実的にありますよね。

私もコストの面からもネット通販を多用する人間なので、どうしてもネットで道具や材料を仕入れようと考えがちです。ただものづくりという点においては、地元に店舗を構える問屋さんのような道具屋さんを探すのが結構重要な気がします。

調べてみるとわかるんですが、案外レザークラフトを取り扱うショップって多くないんですよね。レザー製品を販売しているショップさん自体はそこそこあるんですが、そのレザー製品になる前の材料などを卸している問屋さんやお店屋さんとなると、ぐっと数が減ってしまいます。

私の本業は塗装屋さんという話をどこかでしましたが、塗装屋さん自体は本当に星くずのようにたくさん存在するんです。ですが、その塗装屋さんが扱う塗料や道具の問屋さんとなると極端に数が少なくなります。私がよく知っている問屋さんは2店舗でしょうか。(他にもあるみたいですけどね)

取り扱うメーカーが違うことで、正直メーカーに対応して1社というくらいに数が少なくなってきます。レザークラフトに関してはしっかりわかっていなくてまだ調べきれていませんが、あまり大々的にレザークラフトの問屋さんと見た記憶がないので、きっとこれまた数が少ないと思います。

やっぱり人口の数に比例して店舗さんも増えてきたり、メーカーが増えたりすると思うので、どうしても田舎で始めようと思うと今時のネット通販が便利がいいというのがありますよね。

私も地元で実際の店舗で道具を仕入れてみたいなということで昨晩せっせと調べまくってたんですよ。そしたら、店舗自体は結構近場で2店舗存在していたんですよね。ないよりはある方が助かるということで、おいおい店舗に足を運んでみようと思ってます。

私が学生時代に毎日学校に通っていた近所にある店舗もあったんですが、私の記憶が正しければ私の学生時代には存在していない店舗だと思うんですよね。(きっと若い方?がやってるはず)もう1店舗は本当に昔から存在する店舗で、いわゆる手芸屋さんというやつですね。私の祖母あたりが多用していた店舗だと記憶していて、本当に小さい時(小学生とか幼稚園)に実際に1度か2度店舗に行ってみたことがあったと思います。

逆に歴史がある店舗でレザークラフトが扱っているのは考え深いものがありますが、逆に歴史がある店舗さんともなると店舗を運営している人が高齢だったりで、お店自体がなくなったりしないか心配になったりしますけどね。

まぁひとまず地元にありそうな店舗探しは、メーカーさんが取扱店と名前を連ねているものを探すのが手っ取り早いです。私もメーカーのサイトから見つけたので、地図検索やキーワード検索よりも正直メーカーのサイトをチェックした方が答え合わせがすぐです。

私はよくわかっていませんが、国内のレザークラフトの大手メーカーは「クラフト社さん」と「協進エルさん」というところが有名どころみたいです。この他にネット通販での有名どころもあるみたいですが、とりあえずこの2社のメーカーの道具をいかに仕入れるかに今は勝負がかかっていると考えています。

まずは準備できたら作るもの

レザークラフトをやってみたい!と思った直後は、作ってすぐに製品販売したいなって思ってたんですよね。最近は道具探しをしている最中に少し考えが変わってきて、まず初めに作るものは自分が真っ先につかうものではないかと思いました。

やっぱり他人に使ってもらうためには、ひとまず自分で使ってみてある程度満足がいくレベルまで仕上げる必要があるんですよね。

私は昔から小さいものですがいくつかレザー製品を使っています。個人で販売しているハンドメイド品も使っていて結構味が出まくりで、そろそろ買い替えてもいいのでは?と思うくらいには使い込んでいるものがちらほらとあるんです。

なので今までの使用感もありつつも、新しく自分が作ったものの使用感との差も見極めつつ、自分の中である程度納得がいくものづくりを始めるべきだなと思いました。

やっぱりせっかくものづくりしているのに、その商品を自分が1度も使ったことがないっていうのは完全に説得力ないと思うんですよね。「いやぁ〜自分で作ってるものが一番使い心地いいですよ!」っていう人から大切ものは買いたいなと思うんですよね。

何にしても私が今使用しているレザー製品もなんだかんだと数年は軽く使ってて、下手したら10年近いものもあるのでは?というものもあるので、やっぱり長く使えるものは良いものに限りますからね。

そんな感じでは「初めてのものづくり」の「初めのお客さん」は「まずは自分から」と思います。なんだかんだと続けているジッパータブの販売も、まずは初めて自分が試作品を使ってみて試行錯誤しましたからね。(家族にもたまに譲って様子見してますが、たまに使い心地のダメ出しを貰います)

まぁ実際に販売してみると売れ行きの違いなどから多少軌道修正や方針転換しているところがありますが、それでもやっぱり使い込むことで見えてくることがありますからね。

最後に

今回はひとまず私がレザークラフト始めるよ!っていう宣言みたいな記事だと思って書き始めたので、ひとまずはこれくらいにして今回の内容は終わりにしようかなと思います。

私がレザークラフト始めるにあたって、調べてつまづいた点の改善点やら実際の店舗探しの効率化などの要点も少しだけまとめて書いたので、もし私よりももっと初期状態でレザークラフトを始めてみたい人は参考にしてみてください。

1点補足しておくと、なんか店舗さんによってはワークショップということで、実際にものづくりを習いながら体験できるイベントもやっているみたいです。まぁ店舗さんのワークショップはお客様作りと固定の収益という2本柱が実際のところですが、それにしても他人に習ってものづくりができる経験は結構貴重なので、レザークラフトの初期の疑問なんかはバシバシぶつけて、脱初心者するためにワークショップを活用するのもいいかもしれません。

脱線が長くなりましたが、少しでも参考になる内容が書かれていればよかったです。

いちを軽く今回の内容をまとめておくと、レザークラフト初心者がまず道具探しをするのであれば、ひとまず国産メーカーの初めてセットみたいなものを買ってしまいましょう。初めてセットで実際に作ってみると、色々見えてくるはずなので、それから必要なものを買いそろえる方が効率がいいです。また並行して地元にある実店舗の情報と、実際に足を運んで店舗の方と知り合いになっておきましょう。なんだかんだと自分が知らない情報は店舗の方は深く知っていますからね。

今回はこんなところで終わりにしましょう。ここまで読んでいただきありがとうございました。