アート制作を始めようとして、今現在アート制作用の道具準備の真っ最中です。だいぶ道具が集まってきて、準備作業が大詰めに入ってきました。
私が作ろうと思っているアートは、「アルコールインクアート」と「テクスチャーアート」の複合アートを考えています。アート制作を始めるキッカケについては、別記事にまとめていますのでそちらをご覧ください。
私マツがアート制作を始めようとしたキッカケはこちらを記事をご覧ください
この記事では道具準備にかかった費用やそれぞれの作品に必要な道具類について紹介できたらと思います。
道具準備にかかった費用
アート制作の道具準備にかかった費用は、現在集めている最中ですがざっと2万円くらいの費用がかかっています。最終的にすべての道具が集まるまでは3~4万円くらいになる目安です。これから追加になる費用の部分は、UVレジンという作品の表面を保護するコーティング剤とコーティング剤を硬化するためのUVライトを購入する費用が追加部分になります。
この費用の部分に関しては、アート制作初めてということもあり練習用の道具を100均で大量に買い集めた状態でこの金額になりました。本格的な道具を買い集めると、2倍くらいの金額になるのではないかと思います。
アルコールインクアートについて
アルコールインクアートについては、次の道具が最低限必要になります。
- アルコールインク
- エタノールもしくはIPA
- ユポ紙
- ドライヤー
- 手袋
- 防毒マスク
それぞれもう少し詳しく説明します。
アルコールインク
アルコールインクについては、メーカー品の「コピック」のインクを準備しました。それ以外にもダイソーで販売されているアルコールインク用のペンを各種準備しました。
コピックのアルコールインクは、近所のお店を走り回りましたが見つけることができませんでした。ということで、コピックのカタログを調べて気になった色をネット通販で購入しました。色の取り揃えが多いのは、楽天市場でAmazonはあまり品揃えが良くない印象です。
エタノールもしくはIPA
アルコールインクを溶かして広げるために使用するのが、エタノールもしくはIPAです。ドラックストアでも手に入るのがエタノールで、IPAは通販でしか手に入らない感じです。どちらもアルコールのため、引火性が強いので取り扱いは注意です。
ちなみにエタノールとIPAは似たような用途で使いますが、アルコールインクアートで重要なインクのラインが出しやすいのはIPAだそうです。その代わり、IPAはエタノールよりも有毒性が強いので防毒マスク・手袋・換気の対策が必要です。逆にエタノールはラインは出にくいようですが、淡い印象の作品作りに向いているらしく、どちらを選ぶかは好みといった感じです。
ユポ紙
アルコールインクアートをするには、絵を描いていくために「ユポ紙」という紙が必要になります。このユポ紙は合成紙と呼ばれる紙だそうで、インクの染み込みがしにくい紙になります。少し高級な紙になるので練習で扱うには少しもったいない金額です。
練習用ではコピー用紙などを挟むクリアファイルなどでも代用できるようなので、そちらを使って練習するのもありです。終わったらアルコールで拭き取れば何回でもやり直して練習できるそうです。
ドライヤー
アルコールインクアートといったら、ドライヤーが必須になります。YouTubeやSNSなどの動画を見ていると、皆さんくるくるドライヤーという女性の髪の毛をくるくるするために使用しているドライヤーを使われています。
私はみんなと一緒が嫌いというひねくれものなので、くるくるドライヤーは買わずに違うドライヤーとヒートガンというものを準備しました。使い勝手を見てるとくるくるドライヤーが扱いやすそうですけどね。
手袋
手袋については、インクで汚れるので使用するようです。アルコールで手が荒れたり、インクで汚れるのが嫌な方は使用するのがベストなようですね。
私の場合は本業が塗装屋ということで、基本的に汚れるのは仕方ないと感じるのであまり気になりませんが、体に影響がある材料もあるみたいなので無難に手袋はした方がいいんだと思います。ちなみに手袋はゴム製のものやナイロン製の使用が大半です。間違っても軍手などは使用しない方がいいです。選ぶものはアルコールやインクが染みこまないものです。
防毒マスク
防毒マスクについては、ドライヤーでのアルコールの揮発などで体に悪影響がないように準備するようです。アルコールインクを広げるためにエタノールやIPAといったアルコールを使用するのですが、IPAは体への影響が大きいそうなので、防毒マスクの準備は必須ですね。なので、防毒マスクと合わせて作業する室内の換気は重要です。
テクスチャーアートについて
テクスチャーアートについては、次の道具が最低限必要になります。
- アクリル絵の具(水で溶ける水性絵具)
- 重曹もしくはメディウム(アクリル絵の具の造形材)
- ペインティングナイフ
- 筆
- パレット
- キャンバスもしくは画用紙
- 筆洗いバケツ
- ティッシュもしくはキッチンペーパー
テクスチャーアートの方がアルコールインクアートと比べて、必要になる道具の種類が増えますね。
アクリル絵の具
アクリル絵の具は100均やらメーカー品やらがあるので、この辺は書きたい作品の好みに合わせて準備が必要だと思います。私の場合はまずは練習なので100均で準備しました。
重曹もしくはメディウム
重曹もしくはメディウムは、アクリル絵の具にボリュームを持たせるために使用します。安上りに済ませるなら重曹(表面がザラザラする質感になる)。本格的にやるならメディウム(種類があるので表面の質感はものによって違う)。
私は両方準備しましたが、最終的にはメディウム1本になると思います。やはり最終的にお客さんに販売することを目的に使用するので、使う道具が安上がりはどうかと感じます。
混ぜ方は重曹の場合はカップに絵具と重曹を入れてまぜまぜという感じです。メディウムの場合はパレットなどの上でまぜまぜできるので、カップを準備しなくてもいい分作業が簡単かなとも感じます。
ペインティングナイフ
テクスチャーアートは絵具をモリモリしながら作りこんでいくアートなので、それをするためにペインティングナイフを使用します。安上がりに済ませるなら100均のバターナイフなどを使用するようなんですが、最終的に本格的に作っていくので、私は始めからペインティングナイフをメルカリの中古ですが本格的なものを準備しました。
ペインティングナイフはサイズやらナイフの形状やらといろんな種類があります。ナイフ自体の柔軟性もたくさんあるので、やはり本格的にやるならバリエーションが多いペインティングナイフが良いと思います。
筆
筆は絵具と重曹・メディウムでモリモリに作った形に色付けしたり、形を作りこむときに使用します。これもいろんな用途で使用するのが想定されるので、細いものから太いものまでいろんな種類を準備しました。
これも使う人によって好みが分かれると思いますが、私の場合には細いものが数種類と太いものが数種類あれば作品作りに事足りると思います。
パレット
パレットは人によって使う絵具の種類や使う量が違うと思うので、どれがいいとは言えないですが、何事も道具は小さいよりも大きい方が使いやすいと思うのでこれもケチらず大き目のものが良いかなと思います。
キャンバスや画用紙
キャンバスや画用紙などについても、人によって作りたい作品のサイズや種類が違うのでどれがいいとは言えないですね。私はいろんなものを適当に練習しようと考えたので、大き目のサイズの画用紙を準備していろんなことをまとめて書き込めるようにしました。
練習は大きく広々適当に。販売する作品は小さいものからと考えているので、それに合わせて書くものは選んでいきますね。
筆洗いバケツ
筆洗いバケツもいろんなものが販売されていますが、私個人的には筆はしっかり・キレイに洗った方が次書く時の影響が少なくなるので、しっかり洗える大き目のものが良いと思います。といいながら、大き目のものを見つけられずに100均で小さいものを購入しましたが、書く前から小さいなと感じるのでここはケチらず大き目を準備しましょう。
ティッシュもしくはキッチンペーパー
ティッシュもしくはキッチンペーパーは汚れた筆や水で濡れた筆の水分を取るために使用します。この辺は自宅にあるものなどで代用できるので改めて準備する必要はないかなと思います。
UVレジン
UVレジンについてまだ道具の準備ができていませんが、必要になる道具は次のものです。
- UVレジン液
- UVライト(日光でも代用可能)
- ドライヤー
- UVレジン液を伸ばすもの
UVレジン液
UVレジン液は、コーティング剤として必要になります。メーカーや種類なども多いですが、基本的にはどのUVレジン液でも大丈夫です。若干レジン内に気泡が入りやすいものなどがあるそうですが、あとで紹介するドライヤーで気泡は取り除くことができます。
UVライト(日光でも代用可能)
UVレジン液を硬化させるのにUVライトを使用します。特に急がない場合や最終作業の場合には、日光で代用することもできます。UVライトもライトの光の強さ、サイズ感で金額が変わってきます。私の場合には最終的に大き目な作品を作る予定なので、大きいサイズのUVライトを準備するつもりです。この辺は自分が作る作品をイメージして準備する必要がありますね。
ドライヤー
ドライヤーはUVレジン液の中にできた気泡を取り除くために使用するそうです。個人的にはその気泡も生かして作品を作ってみたいものですが、作品を作られている方の大半が気泡を嫌う傾向にありますね。これはアルコールインクアートをやる方や女性であれば、そもそもドライヤーがあると思うので改めて準備する必要がないものかもしれないです。
UVレジン液を伸ばすもの
UVレジン液を垂らしてコーティングするものの細かいところまで、UVレジン液が伸びなかったりします。それを道具を使って伸ばす必要があります。これは人によってはつまようじやら竹串やらプラスチックのヘラなどいろんなものを使われていて、正直なんでもいいのかな?と思います。
最後に
今回はアート制作の道具準備が大詰めに入ったので、必要になる道具や状況などを報告させていただきました。
次の記事くらいからはやっとアート制作開始の報告ができるかなと思います。