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【スキー】今まで使わなかったのが間違いだった|パワーライド

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パワーライドって知っていますか?

パワーライドはスキーブーツやスノーボードブーツのシェルとインナーの間に入れて使う補助アイテムです。

そんな滑りを助ける補助アイテムであるパワーライドなんですが、もっと早くに知っておけば。さっさと使っておけばよかったと思ったので、今回はそんなパワーライドの驚くべき効果と逆にデメリットをまとめて紹介できればと思います。

話の本題に入る前にこの記事を書いている私マツについて少しだけ紹介させてください。

今年スキー場のパトロール隊2年目の新平パトロールです。スキー以外にスノーボードもやっていて、スノーボード歴はスキー場に携わりだした12年以上前から乗って現在12年目。スキーは幼少期から暇があって、親が連れて行ってくれさえすればスキーを乗っていました。

出身高校が工業高校だったり、元IT関係のエンジニアだったりと、技術面を調べるのが結構得意なタイプだったりします。

そんな前置きはさせておいて、ひとまず使った時の効果を知りたいと思いますので、そこから紹介していきたいと思います。

パワーライドを使ったときに体感できる効果

早速この記事を読んでいるあなたが知りたいであろう、パワーライドを使った時の体感できる効果を実体験ベースで紹介します。

  • 頭で動こうと思った瞬間にスキーブーツが反応してくれる
  • スキーの左右の反応が早くなるので、切り替えでもたつくことがなくなる
  • スキー板のトップの捉えが非常に良くなり、高速滑走時のトップのあばれが激減する
  • スキーブーツと足の一体感が異常なほど良くなり、スキー板と足が一体化している感覚がある

私が体験した経験を上手く文章で伝えられている自信がないですが、パワーライドをスキーブーツに入れるようになっただけで、格段にスキーが上手くなったように感じます。

パワーライドを使う前は、スキーブーツの調整やスキーのエッジ調整、スキー板を乗り換えるなどいろんなことを試してみました。正直そんなことに労力使う前に、さっさとパワーライドを導入しておけばよかったと思いました。

私が購入して実際に使用したのが「パワーライド17 ミドルフレックス」というタイプです。パワーライドは形状も様々準備されていますし、フレックス(曲げ強度)も複数準備されています。私は形状・フレックスをどちら方向にでも振れるようにと、一番中間に位置するモデルの「パワーライド17 ミドルフレックス」を購入しました。

私は初めに話した通りスキー以外にもスノーボードもやるので、両方パワーライドを使えるように2つ準備したいとも思いました。とはいえ私が購入した「パワーライド17 ミドルフレックス」ですが、少しこれから紹介するデメリット部分の影響で、早速違うタイプのパワーライドも購入することにしました。

ではひとまずパワーライドを使った時のデメリットを紹介します。

パワーライドを使った時のデメリット

パワーライドはべた褒めしたいほど滑りが良くなるアイテムで、褒めるだけで話を終わりたいのですが、実際使ってみて初めて分かったデメリットもあるので合わせて紹介していきますね。

  • ブーツ内の締め付け感が格段に増す
  • ブーツの前側に入れるアイテムなので若干後傾に感じる傾向が
  • ブーツのアッパーカットは効果が0(ゼロ)に

もっとたくさんデメリットがあったように感じましたが、私が言いたいところはこの3点でした。おそらく一番影響が大きいのが、ブーツ内の締め付け感の強さだと思います。パワーライドを使ってから、スキーブーツの下側にあたるロアシェルは、ほぼゆるゆるにバックルを固定しています。もちろん外れない程度の締め付け具合で固定してます。

ブーツ内の締め付け感が格段に増す

スキーブーツの締め付けが強めになるってことね!と感じるかもしれませんが、少し言葉をオブラートに包んで紹介しました。ぶっちゃけ締め付け強すぎ!しびれるわ!といった感じの締め付け強度具合です。

アルペン選手の方なんかは滑るまではブーツのバックルを締めない傾向が強いですが、そんな感じで締めたままで過ごせないというくらいの変化がありました。私はもともと仕事中のお昼休み以外はバックル締めっぱなしで問題ないタイプだったんですが、さすがにパワーライドを入れてからは、バックルを適度に緩めないと足が死ぬかもしれん!と思うくらいの変化です。

ブーツの前側に入れるアイテムなので若干後傾に感じる傾向が

パワーライドを入れたときに滑った直後に感じた違和感2つ目が、パワーライド入れると後傾になってる気がする!です。

スキーでは後傾で滑ってはダメですよ!重心は必ず前方向にポジショニングしてください!なんていわれますが、パワーライドを入れると強制後傾セッティングになるような感じになります。

私は今年スキーブーツのインナーの後ろ側に入れるリアスポイラーという、前傾を強めるアイテムを取り外して滑るようになりました。リアスポイラーを外した理由は、前傾が強すぎてスキー板のテールが滑りすぎてグリップ感が減ると感じたからです。リアスポイラーを外してからは、前傾が強すぎる傾向がなくなり、適度にセンターポジションをとれるようになったと感じるようになりました。

それがパワーライドを入れたことで、前方側に一枚パットを入れた状態になるので、重心位置が後方にセットされるという感じでした。パワーライドはリアスポイラーの逆バージョンといった効果があります。結局のところパワーライドを入れると後傾が強めになるし、リアスポイラーを入れると前傾が強くなるということで、ちょうど中間のセンターポジションをキープするために、パワーライドを入れるときにはリアスポイラーを入れてセンターポジションをキープするように対策しました。

ブーツのアッパーカットは効果が0(ゼロ)に

ここの項目は該当者がほとんどいない話題ではないかと思います。アッパーカットはスキーブーツの前方のアッパーシェルの上部をカット・研磨することを指します。

正直アッパーカットはプロの職人さんに任せるのが普通だと思います。ですが私自身なんでも自分でやってみたいタイプなのと、人任せにするくらいなら自分で覚えて自分でやった方がお金もかからず、技術も上がって一石二鳥ということで大半を自分でやるようにしています。

ちなみに私は次の内容をすべて自分で調整しています。

  • スキー板のホットワキシング
  • スキー板のエッジ調整
  • スキーブーツのカント調整
  • スキーブーツの前傾・後傾調整
  • スキーブーツのアッパーカット
  • スキーブーツ内のシェル研磨調整

おそらくはたから見ればあいつ頭おかしいんじゃね?というくらいの調整具合です。とはいえ私から言わせると、自分が使っている道具のことも大して理解せずに使いこなしている気分でいる方がどうかしていると感じます。

私の雑談はさておいて、アッパーカットの効果が0(ゼロ)になる話に戻りましょう。

アッパーカットはスキーブーツに荷重したときに、荷重した力が均等にスキーブーツ・スキー板に伝わるようにほぼ我流で調整しています。パワーライドを使う前は、スキーブーツに荷重したときに、脛の1点で力を伝えている感覚がありました。アッパーカットをしてからは脛全体で加重できているように変化したので、非常に良い効果だと体感していました。

パワーライドを使うと、せっかく調整したアッパーシェルの効果が0(ゼロ)になりました。効果が0(ゼロ)になる理由としては、パワーライドをインナーとシェルの間に入れることになるので、スキーブーツに荷重したときに荷重した力がインナーとパワーライドを通じて力が伝達されます。本来はインナーとシェルを通じて力が伝達されるところを、パワーライドが先に干渉するので、アッパーカットして微調整した部分なほぼ関係なく、荷重が伝達されるという仕組みです。

パワーライドを使って見た結果

私は上で書いた通りパワーライドを使って見た結果、パワーライドによってスキーやブーツが扱いやすくなる効果を体感した上で、さらにデメリットである締め付けの強すぎ問題が気になった結果。数日「パワーライド17 ミドルフレックス」を使った結果から、さっそく「パワーライド フィット」というソフトタイプのパラーライドを新たに購入することにしました。

新しく購入した「パワーライド フィット」は、価格が半値ほどになるうえに締め付け強度が低下するのでデメリットを打ち消した結果、パラーライド本来の使いやすさの強度を跳ね上げてくれると期待しています。

こちらの「パワーライド フィット」については、今シーズン中に到着しないことが確定してしまっているので、おそらく来シーズンにこの話題の記事を準備しようと思っています。

とはいえパワーライド自体はネットの前評判の通りに非常によいアイテムであることは、私自身もしっかり体験した結果絶大な信頼を持てるアイテムだと思いました。

最後に

今回はスキーやスノーボードの乗り味が格段に向上するパワーライドに関して、1つ記事にまとめさせていただきました。この記事ではメーカーへの忖度も一切なく、自分が体感したことをそのまま記事にまとめて報告させていただいています。

パワーライドはへたったスキーブーツやスノーボードのブーツの強度改善にも有効活用できるアイテムです。パワーライドのフレックスもハードからミドル、ソフトと準備されており、その上形状もノーマルから羽根つきのウイングまでと様々バリエーションが多いです。

形状の違いも重要なポイントになると思いますが、それよりもまずはパワーライドの好みのフレックスを見つけるのが最適だと思います。

私個人的な見解ですが、私は中間のミドルフレックスから選んで購入しましたが、パワーライドに関してはソフトタイプから選んでさらに強度などが欲しければステップアップして購入するのでも十分だと思います。

今回は私のお気に入りになったパワーライドについて紹介させていただきました。最後に一言言わせてもらうと、パワーライドを使うとスキー操作が簡単になりすぎて、逆にスキーがつまらなくなるかもしれませんよ!笑

といった感じで、今後もスキーやスノーボード関連の情報をちょろちょろっとアップしていきますので、良ければブックマークして暇なときに見に来ていただけると嬉しいです。

少し長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。

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