こんにちは、マツです。
今回はどうにも気になる秋冬の寒さ対策として、結局のところ寒さ対策の王道「天然繊維」と「化学繊維」どっちが良いの?問題に対して、私なりの最適解に辿り着いたのでその話をしていきたいと思います。
こんな記事を書いている私マツは、基本的に年がら年中屋外作業がメインの仕事をしている人間で、秋冬でも屋外作業で正直過酷な労働条件で働いています。(夏場は塗装屋さん、秋は適当に肉体労働のアルバイト、冬はとあるスキー場のパトロール隊員をしています。春も適当に肉体労働のアルバイトです)
そんな私の経験とノウハウを集積させた記事になっていますので引き続きご覧ください。
秋冬の寒さ対策どうしてる?
そもそもの話として、寒さ対策はどうやって対策してますか?
- 重ね着タイプ
- 極厚ダウンタイプ
- 最強の防寒装備タイプ
などなど色々と寒さ対策している方も多いかと思います。私マツの場合には、屋外作業が生活のメインということもあって、行動がしやすい軽装タイプ。軽装とは言え、寒さに強くない体ということもあって、軽快ながらもしっかりした保温性と通気のバランスが欲しいという欲張りタイプです。
そんな私が仕事や屋外での活動で一番良い最適解は、次の答えなのではないかと思います。
屋外で活動するなら、最適解は化学繊維かもしれん
屋外作業をするとなると、風の影響もあり、天候によっては雨や雪という状況もあったりします。風だけ凌ぐという意味であればウインドブレーカーでも羽織っておけば対策としては良いように思いますが、雨や雪まで対策しようと思うと少し対策を考える必要があります。
雨や雪の対策を考えると、天然繊維ではデメリットが目立つ
着ているアウターが雨や雪に対してしっかり機能するかどうか、考えたことはありますか?
私は今現在37歳という年齢でありながら、天然繊維と化学繊維について深く考えてこずに生きてきてしまった人間です。そんな私が繊維の特徴別の使い勝手を考えたところ、高価格・高効率を提供している天然繊維は、正直保温対策としてはイマイチなのではないかという結論に辿り着きつつあります。
天然繊維と何度も連呼していますが、私が想定している天然繊維は大きく次の2つに分類しています。
- ダウン・フェザー
- ウール
秋冬の寒さ対策の定番とも言える「ダウン」と「ウール」ですが、これら天然繊維の欠点に繋がるのが、雨や雪の影響です。
どんな影響なのかというと、そもそもどちらも濡れに弱いという特徴があります。保温能力が高く、着た直後から暖かさを実感できる両方の繊維ですが、どちらも濡れてしまうと極端に保温性能が低下してしまいます。
低下してしまうと書くと、まだまだ使えるように感じるかもしれませんが、私個人の見解としては保温機能が機能しないと表現した方が適切だと感じます。
天然繊維と比較して、化学繊維は濡れに強い
天然繊維のデメリットである濡れに弱いという対抗策として、最近ではダウンにはダウン自体に撥水加工されているものが準備されたり、ダウンを覆うシェル自体に撥水処理しているものがあったりと濡れない工夫がされるようになってきました。
そうはいっても、なにかしらで1度濡れてしまうと極端に保温性能が低下するのが天然繊維(ダウンやウール)。それと比較して化学繊維はというと、濡れにビクともしない特徴があります。
基本的に化学繊維自体はそもそもが濡れに強い特徴があります。濡れに強い例としては、濡れても乾燥が早いというのも理由の一つです。
先ほどから話に上がっている天然繊維は、どれも1度濡れてしまうと乾燥まで時間がかかる特徴があります。それと比較して化学繊維は行動中に多少の濡れであれば乾いてしまうくらいの効果があります。
そして化学繊維のもう1つの特徴が、濡れても保温性能が低下しにくいというのがあります。
先ほどの天然繊維では保温性能が低下すると書きましたが、個人的には化学繊維は濡れていたとしても保温性能はそのままであると体感レベルで感じます。なので表面自体が多少濡れてしまったとしても、そしてすこし内部に濡れが入り込んだとしても保温性能は機能するし、さらに行動している最中に勝手に濡れた表面や内部までも乾燥してしまうという最強機能があると考えています。
天然繊維の濡れ対策として、化学繊維との混紡タイプもあるが正直…
最近は天然繊維のデメリットである濡れに対する保温性能の低下と乾燥の鈍さを解決するために、繊維自体に混紡ということで化学繊維と混ぜて、両方のメリットを享受しましょう!ってタイプも各メーカーで発表されています。
この混紡タイプ私もいくつかの商品を購入して実際に使っているんですが、もちろん天然繊維単独に比べると幾分か対策されているように感じます。ですが私個人の意見としては、やはり天然繊維はオーバーヒート気味の滝汗状態では、正直繊維に化学繊維を混ぜようが結局化学繊維単体に太刀打ちできないというの私の見解です。
最近お気に入りのコスパ最強のモンベルさんでも化学繊維が気になる年頃
ここ1,2年やたらに気合い入れてアウトドアブランドの商品を買い漁っていますが、結局コスパ最強はモンベルではないかと私自身は思っています。
そんなお気に入りのモンベルではあるんですが、商品ラインナップも非常に豊富です。ちなみにモンベルの宣伝をしたいわけではないので、引き続き話にお付き合いください。
モンベルの商品ラインナップを調べてみると、「ダウン」などの天然繊維と化学繊維を別ラインナップでカテゴリー分けしてくれています。個人的にはこういう商品選びを入り口から分けてくれるのは面倒が減って非常に助かります。
そんな私が最近仕事に導入しようと購入したのが、モンベルの化学繊維のアウターです。
アウトドア系のYouTuberとかの情報を調べてみると、大体のYouTuberがダウンの商品を勧めていることが多いです。もちろん化学繊維の商品を勧めている人もいますが、着た瞬間に暖かさが違うという表現が多いのは、やはりダウンを使った天然繊維だなと思うんです。
ですがやはり屋外作業や雨風、雪という濡れを意識した行動用のアウターとなると、辿り着くのは化学繊維になると思います。
秋冬の保温性能の低下は、正直マジで死活問題です。低体温症や風邪などの体調不良など、体を暖かく保てないことでいろんな不調につながります。
寒さ対策にはダウンでしょ!って勘違いしていた時期
やっぱり寒さ対策にはダウン1択だよね!って信じ込んでいた時期がありました。時期があったというか、人生の大半がそう思って過ごしてしまいました。正直ただの勘違いだったんですけどね。
ダウンなどの天然繊維の真骨頂はどんな時なのかと考えてみると、基本的に行動量が少ない停滞時と言えると思います。ダウンを使った停滞時の代表商品がダウンの寝袋だと思います。ダウンという暖かさをキープしてくれる機能と停滞時でも暖かく過ごせるというこういった状況に天然繊維のダウンやウールは効果が絶大だと思います。
ダウンやウールを着て活動すると、私個人的にはそもそもがオーバースペック感がある。ダウンやウールなどの天然繊維って保温性能が高いおかげで、暖かく過ごせると思います。ですが一度行動するとなると、すぐにオーバーヒートしてしまうカテゴリーな印象があります。
それと比較すると化学繊維は、適度な保温性能がありながらも適度な抜け感が実現されている。行動中にちょうど良いアイテムだと思うんです。
どうしても行動中は熱くなりやすい傾向にあります。行動中は薄着でいいという人も多いと思うんです。それくらい行動中は、体の熱をいかに外に逃がせるのかというのが非常に重要だと思うんです。
その点化学繊維は体の熱の放出加減が絶妙です。もちろん生地厚が厚いものになってしまうと厚さに比例して放熱がしづらくオーバーヒートしてしまう可能性がありますが、その点を注意できるのであれば保温性をキープしつつ、さらにオーバーヒートを防ぐという一石二鳥に効果てきめんだと思うんです。
アクティブインサレーションについても忘れられない!
先ほどまで天然繊維と化学繊維について話してきましたが、行動中の保温着としてはアクティブインサレーションの存在は忘れられません!
そもそもの話としてアクティブインサレーション自体は化学繊維でできているので、天然繊維の話ではありません。私が先ほどから話している行動中は化学繊維に限るという話からもアクティブインサレーションは化学繊維の可能性の話だと言えます。
アクティブインサレーションは行動中に着ることを想定した保温着になっていて、メーカーによって生地の構成や使用している繊維が違うのが特徴です。正直どれがいいというのは私がいうのは適切ではないと思うので、自分の最適解を探してもらいたいとは思います。
とはいえまったく案内がないというのも失礼な話だと思うので、私が気に入っているアクティブインサレーションについて紹介させてもらうと、ポーラテックのアルファダイレクトが私の好みです。
ポーラテックのアルファダイレクトは種類が多い
私の好みがポーラテックのアルファダイレクトとは言ったものの、アルファダイレクト自体には恐ろしいほど生地の種類があるそうです。なのでアルファダイレクトだから間違いない!とは言えない点が注意が必要ですが、それでもアルファダイレクトは非常に使い心地と快適性が高いと私自身は思います。
使い心地と快適性が高い理由としては、アルファダイレクトに近い生地としてフリースが対象に上がる気がします。ですがフリースは、アルファダイレクトと比較すると生地の密集率が高く、先ほど話していた行動中の体の熱の放出感が少ないのが欠点です。これの影響でオーバーヒートしたり、熱がこもっている印象があったりと「行動中にフリースかぁ」となるのがその原因かなと思います。
その点アクティブインサレーションに関しては、生地自体の密集性が低く、ぱっと見メッシュのような生地になっています。逆に言えばこんなので保温性あるの?という感じの見た目の印象ではありますが、これがなんとも絶妙な保温性と通気のバランスを醸し出してくれるんです。
基本的に冷え性で、行動中はオーバーヒートしやすい人はおすすめ
私自身が基本的には停滞中は体を冷やす傾向が強く、行動中は逆にオーバーヒートしやすい傾向がある人間です。そんな人にはアクティブインサレーションは一考の価値が間違いなくあります。
アウトドアブランドの商品は基本的に街着から比べて、結構高価な商品が多いとは思います。ですが高い値段には理由があると思えば、お金を出す価値は十分にあるのかなと思います。
お財布的には厳しいなとは思っていますが、買った後の満足感はやはりアウトドアブランドのものって長く使える信頼度が格段に違うよなって思うんですよね。
最後に
今回は寒さ対策の最適解として、比較対象にあがりやすい天然繊維(ダウンとウール)、そして化学繊維の話をさせていただきました。
昔の私と同じく天然繊維と化学繊維について深く考えたことがなかった人の参考になる話ができていれば幸いです。
少し長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。